中小企業診断士ってどうやって仕事を取っているのかな?
中小企業診断士がどのように仕事をとっているか、気になる方もいるかと思います。
当ブログ「中小企業診断士の取り方」で書ききれなった仕事の取り方について、今回は書きたいと思います。
今回は、DM手法での仕事の取り方をお伝えします。
この記事を読むことでDM手法の概要がわかるようになります。昔からある手法ですが、今でも使える方法ではないかと考えています。
Contents
中小企業診断士の仕事の取り方Ⅱ
記事の内容
DMとは DM手法の特徴と手法(3つあります) DM手法の結果(3つあります) |
この記事は実際に以前、私が実施した経験を踏まえて書いています。いまだに使える方法ではないかと考えています。参考にしていただければ幸いです。
DMとは
DMとはダイレクトメールの略です。ターゲットとする会社・企業に手紙を送付し、相手からこちらに自らの意志でアクションを起こしてもらう方法です。
DM手法の特徴
①ターゲットを絞り込むことができる ②効果を測定できる ③費用をそれほど必要としない |
①ターゲットを絞り込むことができる
- 対象とするターゲットを定めて、特定のターゲットだけに手紙を送るのが特徴
DM手法はターゲットを絞りこむのが特徴です。関係ない企業・会社には送ることはないので、無駄が省けます。私がやったときも、特定の業界のみにターゲットを絞り込んでやってみました。
やり方は簡単です。まず、ターゲットとする業界を絞り込みます。業界を絞り込んだ上で、対象地域も決めます。私は、あまり遠くまで行きたくないので、近隣地域に設定しました。ここまでくれば後は作業です。
次にインターネットのiタウンページを使って、DMを送る企業をリスト化していきます。このようなことがネットにつながったパソコン1台でできるようになるとは、便利な世の中になったものです。
リスト化したデータは、タックシールで宛名も印刷できるようにエクセルやワードなどで加工しておきます。
私は、その時は200件程度やってみることにしました。
②効果を測定できる
- DMの効果を測定できるのも特徴です
DMには、手紙を入れ、返事はFAXでもらうように、返信用FAXの書式を作って一緒にいれておきました。手紙で内容に興味があるのでしたら、こちらのFAX書式に希望の訪問日時を書いてFAXで送信してください、として相手からの返事を待つ、というやり方です。
反応はダイレクトにわかるようになっています。やった結果はすぐにわかります。
と、偉そうに書いていますが、やり方は当時かなり売れていた神田昌典氏の「あなたの会社が90日で儲かる!」という本の一部の内容を実践しただけで、考え方はほとんどこの本からのものです。
手紙を読んだ相手の感情を動かすことが重要です。
私のアイデアは、インターネットのiタウンページを使って、ターゲットをリスト化したことです。ただ、中に入れる手紙については、十分に考えられたものであることが必要です。
③費用をそれほど必要としない
- 費用がそれほどかからないこともDM手法の良いところです
定めたターゲットにしか、DMを送らいなので費用はそれほどかかりません。私の場合は200通だったので20,000円もかかっていないことになります。
200通だと少ないと思われますが、まず試しにやってみるということで200通にしたのです。
これが、新聞の折り込み広告だったりすると一挙にその10倍以上にはなります。
DM手法の結果
①200通送付して、反応があったのは3件 ②1件訪問し、好感触 ③自信が必要 |
①200通送付して、反応があったのは3件
- 1.5%の反応率
200通送付して、反応があったのは3通、1.5%という結果でした。200通だと0かもしれないと思っていたので、意外とよかったと思います。
やはり、中にいれる手紙の内容次第ということでしょうか。
相手の気持ちになって手紙を書くことが重要だと思います。また、当時、私の住んでいる地域ではこうした手法を実践している人がいなかったことも反応があった理由だと思っています。
②1件訪問し、好感触
- 1件訪問しました
反応があった3件に訪問したような気がしますが、定かではありません。昔の話なのでよく覚えていません。当時使っていたパソコンももう処分してしまったので、データの確認もできません。
ただ1件は、確実に覚えています。向こうから話を聞きたいというFAXが流れてきたので、訪問することになったのです。覚えている理由は、訪問した際、私が「やりましょうか」と言えば、ほぼ契約がとれそうな感じだったからです。
私が、自ら降りたのですが、降りたことを後悔し、しばらく引きずっていたので覚えているのです。
③自信が必要
- 自信がないと、最後で決めきれません。
当時、自信がなく、積極的にいけなかったのが敗因です。自分が「やりましょう」と言えば、ほぼ決まる感触があったのですが、当時は独立したてで、自分に全く自信がありませんでした。
「おまかせくだい」と自信を持って言えなかったのです。
当時、中小企業診断士の資格をとれば、自信もつくと思っていたのですが、資格を取ったものの別に自分の能力も向上しているわけでもないと思っていて、相変わらず自分に自信がなかったのです。
今では、多少自信がつきましたので、あの当時の自分でもなんとかなったな、と思いますが、当時は100%結果に自信が持てないなら、やらないほうが良いなどど考えてしまっていて、踏み切ることができず、自ら降りてしまいました。
まあ、中小企業診断士の資格はあるけど、プロではなくアマチュアだったのです。
ただ、神田昌典氏のやり方自体は、正解だったと考えています。
ようするに、手紙を出し、向こうから「話を聞きたいので、来てください」ということで、訪問までしたのですから。そこまではうまくいっていたのです。
そこまで、おぜん立てしてもらったのだから、あとは自分でなんとかしないといけないのです。話を聞きたいということは、相手からすれば、会ってみて人物を確認し、納得できればほぼやって欲しいという気持ちが強かったはずです。
自分に自信をつける方法などについては、当ブログの以下の記事が参考になると思いますので、よろしかったらご覧ください。
中小企業診断士の仕事の取り方Ⅱ、のまとめ
DM手法の特徴
対象とするターゲットを定めて、特定のターゲットだけに手紙を送るのが特徴
DMの効果を測定できるのも特徴です。
費用がそれほどかからないこともDM手法の良いところです
DM手法の結果
1.5%の反応率
1件訪問しました
自信がないと、最後で決めきれません。 |