中小企業診断士ってどうやって仕事をとっているのかな?
中小企業診断士には独占業務はほぼありません。ほぼというのは全くないこともないからです。(この点について詳しく知りたい方は当ブログの「中小企業診断士の独占業務」のページをご覧ください。)
でも、独占業務はほぼないことは間違いないので、どうやって仕事をとっているのだろう、と疑問に思っている方も多いと思います。
そんな方の疑問に答えます。
中小企業診断士の仕事の取り方がわかります。
Contents
中小企業診断士の仕事の取り方
記事の内容
仕事の受注方法 呼び込みのためのホームページの考え方 |
この記事を読むと、中小企業診断士の仕事の取り方がわかります。また呼び込み戦略としてホームページを作ることをお勧めしていますが、その考え方もわかります。
仕事の受注方法
①営業戦略 ②人脈戦略 ③呼び込み戦略 |
①営業戦略
- 営業戦略は誰しも初期にはやります。
中小企業診断士を取得して独立開業した初期には、多くの人がこの方法を試します。
私もやりました。といっても私がやったのは近隣の商工会議所や商工会など、中小企業支援機関への営業というか挨拶まわりです。中小企業診断士の資格を取りましたので、なにとぞよろしく、ということです。
たいていその場で仕事を取ることはできません。まあ、当たり前ですが。でも存在を知ってもらうだけでも、という気持ちでできれば良いと思います。
ただ、営業戦略は、気持ちが強くないと、なかなか難しい面があります。呼ばれてないのに会って話を聞いてください、といことですから相手からは良い対応をされないこともあるからです。
向こうも慣れたもので、まずは商工会や会議所の会員になることを勧められます。話はそれから、ということです。仕事が欲しいのだったら、会員になってください、ということです。
近隣の商工会・商工会議所だったら会員になっても良いと思います。向こうにもフレッシュな方の仕事も見てみたいという思いもあります。
企業・会社への営業もやっている人もいるかと思います。私も営業という形ではないのですが、やったことがあります。それは、また別の機会に書きたいと思います。
②人脈戦略
- 中小企業診断協会等の会員になって、人脈を作り、仕事につなげます。
各県ごとに中小企業診断協会がありますから、会員になって診断協会のイベントに積極的に参加し、協会の行事を手伝ったりしていると、協会の役をやっている人に顔を覚えてもらえます。
診断協会に仕事の依頼が来ることもあり、その際に仕事をしたい人を会員から公募することもあります。その時積極的に手を挙げると、「では彼に(彼女に)仕事をお願いしようか」、ということになります。
商工会議所なども、よく顔を出していると、職員の方と親しくなり仕事の話もでるようになります。
人脈を作って、次第に親しみ→信頼、という流れで仕事を確保していくということです。
③呼び込み戦略
- 呼び込み戦略はSNSやホームページを使っての情報発信が主体です
営業戦略や人脈戦略はいわば、プッシュ戦略です。呼び込み戦略はプル戦略になります。SNSやホームページを使って情報発信をし続け、相手に自分を見つけてもらって、相手から声をかけてもらうやり方です。
仕事の取り方は、情報発信したら後は待っているだけです。精神的にも楽です。また、向こうから連絡をくれるということは、こちら側のほうがどちらかと言えば、優位な立場にあると言えます。
こちらのぺースで進めていくことができるのも魅力です。
私は、この呼び込み戦略も取り入れることをお勧めします。
まずは、ホームページを作ることが基本です。ホームページで情報発信をして、お客様に見つけてもらい、連絡をもらうようにしていくと、良いでしょう。
呼び込みのためのホームページの考え方
①内容を重視する ②SEOを考える ③ブログのページも併設する |
①内容を重視する
- お客様の悩みを解決できます、という内容にする
あなたのホームページにたどり着いたのは、その人が何らかのキーワードを検索エンジンに入力した結果です。そのキーワードがお客様のニーズなのです。
ですから、あなたはお客様のニーズをくみ取り、自分のホームページに「私はそのニーズに対する解決方法を知っています。解決できますよ。」という内容にすることが必要です。
そのような内容にすることで、お客様のからの反応が返ってくるのです。ただ、その際には、こちらに連絡をとっても相手にリスクがないようにしないといけません。
とにかく、あなたに連絡を取る上で障害になることを排除していく必要があります。
初期には、無料相談でも良いと思います。会わないことには次はないですから、とにかく無料でも良いので会って話を聞くということも初期にはやってみても良いと思います。
②SEOを考える
- 見てもらわないと始まらないので、SEOを考慮する。
SEOとは、”Search Engine Optimization” の略で、検索エンジン最適化を意味する言葉です。検索結果でWebサイトがより上位表示されるために行う取組をSEO対策と言います。
せっかくホームページを作っても見られないと意味がありません。できるだけ見られるようにすることが必要です。そのためには、SEOを考慮して、ホームページを作らないといけません。
中小企業診断士であれば、「〇〇市 中小企業診断士」と検索したとき、少なくとも1ページに出てこないと、まず見られることはありません。
また士業の提供サービス名で検索してくることも考えられます。例えば、「〇〇市 経営計画作成」というようにです。
そのようなキーワードを入力した時にも、少なくとも1ページ目にあなたのホームページが表示されるようにします。2ページ以降は見られる可能性がかなり低くなります。
- ドメインについて
ドメインは独自ドメインにしてください。無料でホームページを作成できるホームページサービス提供会社もありますが、無料のホームページのドメインはそのサービス会社のドメインになります。SEO的に弱くなり、検索しても上位表示されにくくなります。
独自ドメインは1年で1,000円程度から取得できます。ホームページは独自ドメインで運営することをお勧めします。
当ブログのURLはhttps://kazutoyoblog.com ですが、kazutoyoblog.comの部分が独自ドメインであることを表しています。
③ブログのページも併設する
- ブログのページも併設し、更新頻度を高める
ホームぺージにはブログのページも併設します。ブログページの併設の理由は、ブログのページを作ると、更新頻度が向上し、それはSEOにも好影響と考えられるからです。
ただ単にホームページを作っただけだと、ホームページの更新機会というのはそれほど多くないかもしれません。
ブログのページを作れば、頻繁に更新することができますので、SEOにも良いのです。
また、ブログを頻繁に書いていると、自分のホームページを含めたドメイン全体のページ数が多くなり、これもSEO的に良いと考えられているからです。
ホームページが10ページぐらいのものと100ページのものがあった場合、1ページごとの内容の質が同程度だとしても、全部で100ページあればそれだけ価値があることになります。Googleもそう考えているようです。
ドメイン自体の価値を高めるには、分量も必要でそれにはブログページの併設が適切である、と考えられます。
中小企業診断士の仕事の取り方、のまとめ
仕事の受注方法
営業戦略は誰しも初期にはやります。
中小企業診断協会等の会員になって、人脈を作り、仕事につなげます。
呼び込み戦略はSNSやホームページを使っての情報発信が主体です。
呼び込みのためのホームページの考え方
お客様の悩みを解決できます、という内容にする
見てもらわないと始まらないので、SEOを考慮する。
ブログのページも併設し、情報発信し更新頻度を高める |