中小企業診断士として、独立する前にすることは何?

中小企業診断士、独立する前の準備は?

『中小企業診断士に合格できた。でも今は会社員で、近い将来中小企業診断士として独立することを計画している。』

今のうちにしておくことはないかと考えている方もいるかと思います。

そんな方の悩みにお答えします。

 

この記事を読むと、中小企業診断士として独立する前にしておくことのヒントが得られると思います。

 

中小企業診断士として、独立する前にすることは何?

記事の内容

  • 人との関係性を作る(3つあります) 
  • 自分をアピールする(3つあります)

 

 この記事は実際に私が見たり体験したことを元に書いています。

 

人との関係性を作る

独立に備え、人と人との関係性をつくるために以下のことをやっていきます。

 ①各県にある中小企業診断士支部に入会

 ②支部のイベントに積極的に参加

 ③研究会に参加

 

①各県にある中小企業診断士支部に入会

中小企業診断士は各県に中小企業診断士支部があるのが普通です。まずはその支部協会に入会し、会員になります。年会費4万円程度はかかりますが、将来への投資だと思って、会員になるようにします。

会員になると、各支部の情報がメールなどで流れてくるようになります。

私の県の場合、新年度の総会が行われるのですが、その際に新入会員紹介の場を設けています。

名刺交換もできると思います。

1回だけだと覚えてもらえないかもしれないですが、このような機会を有効にしていくようにします。

 

②支部のイベントに積極的に参加

各県の中小企業診断士協会の支部に入会すると、協会の主催するイベントなどの情報が流れてくることになります。

そのようなイベントには運営側の支部の理事などが参加していることが多く、イベントに参加することで、支部の理事などと会話をする機会にもなり、顔を覚えもらえるチャンスになります。積極的に参加すると良いと思います。

私も理事だったことがありますが、支部の協会の中では支部のイベントなどに積極的に参加してきたかということも、仕事を回す上での評価ポイントになっていました。

 

イベントなどでよく会う人は、顔も覚えてくるし、話もするようになり、人となりもだいたいわかるようになってきます。

あの人だったら大丈夫だろう、ということにもなるのです。

 

③研究会に参加

各県の中小企業診断士協会支部には様々な研究会や勉強会があり、1ヵ月に1回程度開催しています。せっかく会員になったのですから、このような会にも積極的に参加するようにします。

 

県によって異なると思いますが、私の県の場合、一つの研究会に参加する人は大体10名程度でした。人数が多くはないので、覚えてもらいやすくなります。人間性もわかってきます。

 

支部主催のイベントでは参加しない会員でも、勉強会や研究会には参加するという人も多くいます。

 

私の知っている中小企業診断士で、当初はサラリーマンでしたが、こうした活動を2年程度続け、独立した方がいました。

先輩の中小企業診断士から、独立したらこのような仕事を回すということがあったので独立したのです。

もっとも安全な退職・独立の仕方です。

独立を考えているのでしたら、研究会や勉強会に参加することをお勧めします。

 

自分をアピールする

 ①研究会・勉強会で発表する

 ②自分の棚卸をする

 ③情報発信する。

 

①研究会・勉強会で発表する

協会の研究会・勉強会に参加しているうちに、発表の機会がきます。というか、発表の順番が回ってきます。そこで自分の会社のことでも、自分の行っている業務、自分が興味を持っていることなど、なんでも良いので発表します。

少人数ですし、そのころには他の参加者と親しくなってきているので、そんなに緊張しないと思います。中小企業診断士として独立すると、セミナーなどで発表することにもなるので練習だと思って取り組めば良いのです。


自己の強みや得意分野を理解してもらい、自己アピールをする良い機会となります。積極的に取り組みたいところです。

 

②自分の棚卸をする

独立に備えて、自分の棚卸をします。中小企業診断士の仕事の範囲は大きく、経営に関わることならなんでも良いのですが、ある程度絞っていく必要があります。

自分の棚卸をして、自分の強みや弱みを把握しておきます。

独立し、人にどんな分野が得意ですか、と言われたときに、全部得意です、といのは全部中途半端ということになります。

ではなくて、何でも努力しますが、得意分野は〇〇というように答えられるのがよいのです。

自分のセールスポイントをちゃんと決めておいて、人に問われたときには一口で答えられるように準備しおくようにします。

そのために自分の棚卸をするのです。

 

③情報発信する。

情報発信は中小企業診断士にとっても重要です。せっかく独立してもそのことを誰も知らないのでは、仕事の依頼がくるわけはありません。

SNSなどを使って独立前から情報発信をしていくと良いと思います。

支部のイベントや勉強会・研究会への参加によって、リアルな世界で人との関わり合いを作っていくのと同時にインターネットの世界で情報発信により、人との関わり合いを作っていくようすると良いと思います。

 

情報発信は自己アピールと同時に、人との関係性を築く有効な方法です。

 

まとめ

中小企業診断士として、独立する前にすることは何?

  • 人との関係性を作る

 ①各県にある中小企業診断士支部に入会

 ②支部のイベントに積極的に参加

 ③研究会に参加

  • 自分をアピールする

 ①研究会・勉強会で発表する

 ②自分の棚卸をする

 ③SNSで情報発信する。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。