2020年度中小企業診断士二次試験合格発表

2020年度中小企業診断士二次試験合格発表

中小企業診断士二次試験(筆記)の合格発表がありました

12月11日に、中小企業診断士二次試験(筆記試験)合格の発表がありました。

さて、中小企業診断士二次試験を受験された方、結果はいかがだったでしょう。

合格された方は、まだ合格の余韻に浸っていることでしょう。

今までの道のりを振り返り、感慨にふけっていることだと思います。

今はまだ、十分に合格の喜びをかみしめてください。

あとは、口述試験を乗り切るだけです。

口述試験は当日欠席などしなれれば、ほとんど人は通過できるはずです。

今回の二次筆記試験に合格した人は中小企業診断士になることがほぼ決まったと言えます。

安心して今後のスケジュールをこなしていってください。

残念ながら不合格だった方は、いろいろ思うこともあろうかと思います。

迷いが生じている方もいるでしょう。

しばらく休息したら、また歩き出していって欲しいと思います。

KAZUTOYOは二次試験では不合格、不合格のどちらも経験し、やはり悩みそして喜んだ日々を過ごしてきました。すんなりと合格しなかったので二次試験を合格した時には、喜びも大きなものでした。

今回残念ながら不合格だった人は、合格した時にはより喜びも大きくなると信じて頑張って欲しいものです。

 

令和2年の中小企業診断士第2次試験の筆記試験の結果

  • 二次試験(筆記)合格率は18.4%

今年の中小企業診断士二次 筆記試験の結果は以下のようになりました。

6388人が受験し、1175人が合格しました。合格率は18.4%です。

申込者数 筆記試験の受験者数(A) 口述試験を受験する資格を得た方の数(B) (B)/(A)
7,082人 6,388人 1,175人 18.40%

出典https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_r02_shiken/R02_2ji_hikki_goukaku.html

ちなみに昨年は5954人が受験し、1091人が合格しました。合格率は18.3%です。今年の合格者は昨年より84人増えていることになります。

2年続けて二次試験の合格者数を増やしたのです。

 

中小企業診断士KAZUTOYOの予想を振り返る

  •  8月25日の予想

2020年の8月25日のブログ記事「2020年中小企業診断士一次試験の合格発表」では次のように予想していました。

  • 実務補習のキャパが二次試験合格率を左右

KAZUTOYOは実務補習のキャパが二次試験合格率を左右すると考えています。

実務補習のキャパから二次試験合格率を予想すると以下のようなケースが考えられます。

  1. キャパ900人(二次合格者数900人)の場合 二次試験合格率13.8%~15.0%
  2. キャパ1,000人(二次合格者数1,000人)の場合二次試験合格率15.3%~16.7%
  3. キャパ1,100人(二次合格者数1,100人)の場合二次試験合格率16.9%~18.3%
  4. キャパ1,200人(二次合格者数1,200人)の場合二次試験合格率18.5%~20.0%

昨年の二次試験の合格者数からすると、実務補習のキャパは現在1,100名程度と考えられます。

今年も同じキャパだと仮定すると、今年の二次試験合格率は16.9%~18.3%程度となると予想されます。

さて、はたしてどうなるでしょうか。

 

 令和2年の2次試験の結果

  • 合格率は18.4%、合格者数は1175人

そして今回の結果を見ると、合格率が18.4%と❸と❹のほぼ中間になっています。合格者数も1175人ですから予想の3と4の間ということです。

ただ、1175人の合格者数は意外でした。実務補習のキャパの関係でもっと少なくなると考えていたからです。

昨年も合格者数を増やしていて、今年も増やしたことになります。

このことから、実務補習のキャパに関係なくどうやら国としては、中小企業診断士の数を増やす方針だと考えられます。

 

中小企業診断士は今後どうなる

  • 中小企業診断士は増加する?

今までKAZUTOYOは二次試験の合格者数は実務補習のキャパがかなり左右すると考えていました。

ただ、2年続けて合格者数を増やしていることから、そうでもないかもしれないと思うようになりました。

国の方針として、中小企業診断士を増やしていこうとする意図を感じるからです。

そんなわけで、KAZUTOYOは来年以降も中小企業診断士合格者が増えるのではないかと思っています。

中小企業診断士になりたい方にとっては良い時代となったのかもしれません。

 

二次試験合格者の推移

中小企業診断士二次試験合格者数の推移の表を貼っておきます。

 

https://www.j-smeca.jp/attach/test/suii_moushikomisha.pdfより

平成後期頃までは、合格者を900人程度に収まるように調整していたように感じますが、令和になりその枠は取り払われたように感じます。

(平成24年と平成26年は例外だと思っていました。)

 

コロナの影響で実務補習はどうなる

  • 何か方策を考えているのか?

二次合格者を多く輩出したのは良いのですが、口述試験はなんとかなるものの実務補習はどうなるのか気になるところです。

コロナの影響で、企業の事情もあり診断実務補習を今までのようにすんなり受け入れてくれなくなるのではないでしょうか。

企業も余裕がなくなっています。飲食業などは特に経営が厳しくなっているはずです。

協会は何か策を考えているのか気になります。(実務補習を当面受けなくても資格の維持ができるなど)

 

まとめ

2020年度中小企業診断士二次試験合格発表

  • 令和2年の中小企業診断士第2次試験の筆記試験の結果

二次試験(筆記)合格率は18.4%、合格者数は1175人。昨年より84人増加となりました。

  • 中小企業診断士は今後どうなる

平成後期までは実務補習のキャパの関係で900人程度に収まるように合格者を調整していたと感じていました。

ですが、令和になり、その枠は取り払われたように感じます。

今後も中小企業診断士合格者は増加するような気がします。

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。