中小企業診断士の視点:中小企業診断士が商工会議所・商工会の会員になる理由

中小企業診断士が商工会議所・商工会の会員になる理由

独立している中小企業診断士の多くは、商工会・商工会議所の会員になっています。

KAZUTOYOも複数の商工会・商工会議所の会員になっています。

今回は、中小企業診断士がなぜ商工会・商工会議所の会員になっているのかその理由を書くことにします。

また、商工会・商工会議所の会員になることのメリットについても書くことにします。

中小企業診断士が商工会議所・商工会の会員になる理由

記事の内容

  • 仕事を獲得するため
  • 勉強するため
  • マーケティングの為

この記事は、中小企業診断士のKAZUTOYOが自らの体験を元に書いています。

 

仕事を獲得するため

  • 会員になることが、仕事獲得の一種の条件

新米中小企業診断士がまずやることは中小企業支援機関に挨拶にいくことです。まあ、目的は仕事にありつくためです。

KAZUTOYOもやりました。

まず、地元の商工会・商工会議所から始めるのが普通です。

行くと、だいたい商工会・商工会議所の会員になることを勧められます。相手は会員の数を増やしたいと考えているからです。

まだ実績も何もない新米中小企業診断士は立場が弱く、事情もよくわからないため勧められるまま会員になるのです。

自分1人で活動している状態だと、大体年会費は1万円前後となります。

ただ会員になり1回だけでもセミナーなり、研修なりの仕事がもらえれば、十分採算はとれます。(報酬は一回2万円~3万円前後です。地域によって異なる可能性もあります。)

KAZUTOYOは複数の商工会・商工会議所の会員になっています。

ダブって入っていても全く問題はありません。

会員になって、時々商工会・商工会議所に顔をだして、職員さんと親しくなると仕事がもらえるようになります。

まずは、ちょくちょく顔を出して信用されるようになることが重要です。

初期には自分の商売だけが目的(申し訳ありません)でしたが、次第に人に役に立たないとだめだな、と思うようになっていきました。今更ですが。

 

勉強するため

  • セミナーや研修に参加できる

商工会・商工会議所ではセミナーや研修を開催しています。

会員には、定期的に会報が送付されてきて、セミナーや研修の情報を入手できます。

参加無料のものも多くあります。

中小企業診断士になっても学ばなければならないことはたくさんあります。自分に足りない知識や勉強したい内容の研修やセミナーがあったら、参加して学ぶことができます。

内容もさることながら、講師がどんなふうに話を進めていくのか、また資料の作成方法などについても勉強することができます。

自分が講師となることも想定して受講すると勉強にもなるのです。

 

動画セミナーをサービスしている会議所もある

  • 動画でも学べる

全ての商工会議所が対応しているわけではありませんが、商工会議所によってはプロの講師による動画セミナー・研修を受講できるサービスを提供していることがあります。

KAZUTOYOが会員になっている会議所の一つが、そのサービスを提供してくれています。多くの動画が無料で見られるようになっています。

会員にならないと受講できません。中小企業診断士でも知らないことは多くあるので、勉強したいことがあったら、パソコンなどで動画を視聴することができます。

 

新型コロナウイルスへの対応方法や、最近使う事業所が多くなっているWEB会議システムZoomの導入・使い方などについての動画もあります。このようにタイムリーな動画も多く提供されているのです。

商工会議所が提供している動画セミナー(一部です)

これらの動画を見てから、事前準備の上客先に言って話を進めていくなどの利用もできます。

 

マーケティングの為

  • 会報にチラシを入れることがでます(チラシ同封サービス)

商工会議所や商工会は会報を定期的に送付していますが、会員は会報に自分の事業所のチラシを有料で入れてもらうことができます。

中小企業診断士等の士業の場合、ターゲットは自分でビジネス・商売をやっている人に限定されることがほとんどです。エリアもある程度は限定されています。

その場合、新聞の折り込みチラシなどを利用するより、会報にチラシを同封してもらうほうがはるかに効果的です。新聞の折り込みチラシだと、ターゲットではない層にも配布されてしまい、無駄が多いことになります。

また、自力でやろうとすると、あらかじめ顧客リストがあることが条件となり、顧客リストを作っておかないといけません。また、既存客以外への案内は難しくなります。

更に封筒による送付だとチラシ代抜きにしても数量×100円程度はどうしてもかかります。

一方、商工会議所や商工会のサービスなら、顧客リストがなくてもOKですし、ターゲット層も会員は多くは何らかのビジネスをやっている事業者なので適合します。

会報にいっしょに入れてもらうので一送付あたりの料金も格安となります。

自力で全てやるよりははるかに楽です。完成したチラシを持ち込んでお願いするだけです。

受け取った側も会議所の会報に同封されているチラシなので、ある程度の信頼性もあるのです。

 

開封率も高い

普通DMだと、開封されることなくゴミ箱行き多いですが、商工会・商工会議所の会報は開封されることなく捨てられることは少ないはずです。

ということは、読んでもらえる可能性も高いということです。

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まとめ

中小企業診断士が商工会議所・商工会の会員になる理由

  • 仕事を獲得するため

会員になることが、仕事獲得の一種の条件

  • 勉強するため

セミナーや研修に参加できます

  • マーケティングの為

会報にチラシを入れることがでます。(チラシ同封サービス)

効果的でお得です。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。