二次試験に二回不合格だったらあきらめる?
中小企業診断士になるには、一次試験のあと1ヵ月ちょっとで行われる二次試験で合格するストレート合格する方法、一年後に行われる二次試験に合格する方法がまずあります。
試験だけで中小企業診断士になれる方法はこれだけです。あとは一次試験からの再チャレンジしかありません。
ですが、
二次試験に二回落ちても養成課程という方法があります。
一次試験から再チャレンジしなくても良いのです。
どうしても中小企業診断士になりたい方は考えてみても良いのではないでしょうか。
今回は養成課程のことをまだよくわかっていない方もいると思うので、書いていきます。
この記事を読むと、中小企業診断士二次試験に二回落ちても養成課程という選択があることがわかります。
Contents
中小企業診断士二次試験に二回落ちたら養成課程もあり
記事の内容
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中小企業診断士養成課程のチャンスを見逃さない
①二次試験に二回落ちても大丈夫 ②養成課程のチャンスを見逃すな ③結果が出たらすぐに動きだす |
①二次試験に二回落ちても大丈夫
- 二次試験に二回落ちても養成課程で中小企業診断士になれます
普通、一次試験直後の二次試験に失敗し、一年後の二次試験に失敗すると、一次からの再スタートになります。あとは中小企業診断士になるのをあきらめるかの選択になってしまいます。
そのように思っている人が結構多いと思います。
でも二次試験に二回落ちても、それから中小企業診断士になれるチャンスがまだ一つだけ残っています。
それが、中小企業診断士養成課程です。
②養成課程のチャンスを見逃すな
- 中小企業診断士養成課程の応募条件の一つが、前年、もしくは前前年の一次試験に合格していること
中小企業診断士養成課程の応募条件に、前年、もしくは前前年の一次試験に合格していること、というのがあります。
例えば、2018年に一次試験に合格し、その年の二次試験に不合格の人は、2019年の二次試験に失敗したらそれで終わりです。試験で中小企業診断士になるには一次からの再スタートになります。
ですが、二次に二回失敗しても、養成課程に進んで中小企業診断士になるチャンスはまだ残されています。
とは言っても、養成課程で学べるチャンスは二次に二回失敗したら翌年のみで「チャンスは一回」なのです。
ご注意ください。
あらかじめ、二次に二回失敗したら、
- 一次から再スタートする
- 養成課程に進む
- 中小企業診断士になるのをあきらめる
のいずれかを決めておくのが良いと思います。
養成課程で学びたいと思っても、希望者が全員いけるわけではありません。選考があるのです。
また、大学院で実施される養成課程は、入試があり高倍率の場合もあると聞いています。
養成課程を想定している方は、あらかじめ準備しておくのが望ましいと考えます。
③結果が出たらすぐに動きだす
- 二次試験の結果がでたらすぐに動きだしましょう
二回目の二次試験がダメだったら、すぐに行動しましょう。
不運にも二回目の二次試験がダメだったとします。でもあらかじめダメだった時を想定し、養成課程で学ぶことを決めている方は、すぐに行動しましょう。
養成課程実施機関には応募書類を出すことになりますので、早めにそれらを取り寄せるようにしましょう。応募期限もあるので早め早めに対応していくのが安全です。
なぜかといえば、養成課程で学ぶチャンスは、二次に二回落ちた翌年の一回しかないからです。(平成12年以前に一次合格した人を除く)
養成課程で学ぶチャンスもそれを逃したら、今度は本当にまた一次試験からということになります。
ですから、二次試験の結果がでたらすぐ動くようにしましょう。
養成課程を利用できる諸条件
①地理的条件 ②経済的条件 ③時間的条件 |
①地理的条件
- 養成課程実施機関・登録養成実施機関を利用できる人は大都市圏在中
中小企業診断士の養成課程実施機関・登録養成実施機関は大都市圏にあります。
具体的には、北は札幌、東京、名古屋、大阪、神戸、福岡、です。これらの大都市圏付近に住む方は、養成機関の利用ができます。
ですが、それ以外に住んでいる方は、利用するのは難しいと思われます。
②経済的条件
- 最低でも230万円以上の費用がかかります。
養成課程実施機関・登録養成実施機関を利用するには入学金・受講料などで、最低でも230万円以上の費用がかかります。
通うのに交通費も別途かかることになります。多額な費用がかかることも考慮しておく必要があります。
また、学ぶ期間には半年コース、1年コース、2年コースがあります。
③時間的条件
- 半年コースは平日毎日授業があります
養成課程は時間的にある程度余裕のある方でないと難しいかもしれません。特に半年コースは平日毎日授業があります。
1年コースも夜間や土日が授業になるケースが多く、ある程度時間に余裕がある人が望ましいでしょう。
2年コースも受講期間自体が長期に及ぶということが欠点です。
養成実施機関、登録養成実施機関については授業料など一覧表にまとめた当ブログの次のページも参考になります。
よろしかったらご覧ください。
まとめ
中小企業診断士養成課程のチャンスを見逃さない
二次試験に二回落ちても養成課程で中小企業診断士になれます
中小企業診断士養成課程も応募条件の一つが、前年、もしくは前前年の一次試験に合格していること
二回目の二次試験がダメだったら、すぐに行動しましょう。
養成課程を利用できる諸条件
養成課程実施機関・登録養成実施機関を利用できる人は大都市圏在中
最低でも230万円以上の費用がかかります。
半年コースは平日毎日授業があります |