令和2年 中小企業診断士1次試験の注意事項

令和2年 中小企業診断士1次試験での注意事項

新型コロナウイルス感染症で実施が危ぶまれた今年の中小企業診断士1次試験は、予定通り7月11日(土)・12日(日)に実施されることが決まりました。

試験日まで残り、あと2週間足らずとなっています。

中小企業診断協会から、1次試験対応についてホームページに新たな情報が掲載されていたので、今回はその話です。今年の中小企業診断士1次試験受験者向きの話となります。

この記事を読むと、新型コロナウイルス感染症という例年にはなかった特殊な環境の中、中小企業診断士1次試験を受験する上での注意事項などがわかります。

 

令和2年 中小企業診断士1次試験での注意事項

本記事の内容

  • 新型コロナウイルスに感染の疑いのある方は試験自粛して
  • 免除科目のある方には試験科目の免除期間を延長
  • 試験科目の免除期間の延長を認めるのはコロナが原因のときのみ
  • マスクを忘れない
  • この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
  1. KAZUTOYOは家電量販店店員(サラリーマン)として10年以上の経験があります。
  2. 中小企業診断士としての活動歴も10年以上です。

 

新型コロナウイルスに感染の疑いのある方は受験自粛

  • 疑いのある方は自粛を

新型コロナウイルス感染症への対応について」のページを見ると、最初から受験自粛について書かれていることにちょっと驚きを感じました。

発熱、咳等の風邪症状のある方や基礎疾患等があり受験を憂慮する方については、受験を自粛してください。新型コロナウイルスに感染している方や疑われる方、濃厚接触者の方、過去14日以内に政府から入国制限・入国後の観察期間を必要とされている国・地域等への渡航又は当該国・地域在住者と濃厚接触がある方、過去2週間以内に発熱や感冒症状で受診や服薬等をした方及び過去2週間以内に同様の症状にある人との接触歴がある方等についても、受験を自粛してください。

出典:令和2年度中小企業診断士第1次試験における「新型コロナウイルス感染症への対応について」のページから引用

上のように、体に異常が感じられる方は受験を自粛してください、と書かれています。

中小企業診断士は国家試験ですから、ここで感染者を出してしまったら問題になります。

ニュースにもなるでしょう。

感染者をださないように用心していることがわかります。

  • 今回は受験を断念される方には受験料を返却するという対応もするようです。
  • でも受験を断念された方の再試験は行いません、とも書いています。

 

免除科目のある方には試験科目の免除期間を延長

  • コロナ感染が原因の場合は期間の免除があります

去年中小企業診断士1次試験を受けて、合格できなかったものの一部の試験を免除されている方もいるでしょう。

今年受験できないとまた振り出しに戻ることになります。

でもコロナが理由で受験を自粛する場合に限り、試験科目の免除期間の延長措置が設けられました。

次はそのことについて書かれている経済産業省の告示です。

経済産業省告示

出典:https://www.chusho.meti.go.jp/shindanshi/2020/200624shindanshi.pdfより

 

試験科目の免除期間の延長を認めるのはコロナが原因のときのみ

  • 受験料の返還と試験科目の免除期間の延長は条件が異なります

ようするに体調不良の方で、受験を自粛した方については受験料を返還するということですが、

その話と試験科目の免除期間の延長とでは話が違うので注意が必要です。

試験科目の免除期間の延長が認められるのは、コロナによって試験を自粛した場合だけのようです。

経済産業省の告示を読むと、そのように理解できます。

ですので、体調に異変を感じコロナかもしれないと思って受験を自粛した場合、結果的にコロナであれば試験科目の免除期間の延長が認められますが、普通の風邪だとか、インフルエンザだった場合延長は認められない可能性が高いです。

当日このような状態に置かれている人がいるかどうかわかりませんが、試験科目の免除期間の延長が認められるのは、おそらくコロナが原因で受験を自粛した場合のみであることを頭に入れておいてください。

 

マスクを忘れない

  • マスクを忘れると受験できません

マスクを着用していない場合は、受験することはできないと書いてあるので、マスクを忘れないようにしてください。

「無地のもの」と書いてあります。

普通の白いマスクが良いでしょう。予備も含め複数のマスクを持参するようにしましょう。

その他のことは、中小企業診断協会の「令和2年度中小企業診断士第1次試験における「新型コロナウイルス感染症への対応について」のページをご覧ください。

また、6月10日に当ブログページ「中小企業診断士の視点:中小企業診断士試験は予定通り実施?」でも心構えなどについて書いています。よろしかったらご覧ください。

中小企業診断士1次試験は2日間続きます。結構疲れるものです。受験生は試験で勉強した力を全て発揮できるように、体調には気をつけてお過ごしください。

中小企業診断士の視点:中小企業診断士試験は予定通り実施?

2020年6月10日

 

まとめ

令和2年 中小企業診断士1次試験での注意事項

  • 協会では新型コロナウイルスに感染の疑いのある方は受験自粛をお願いしています
  • コロナが原因で受験を自粛する方で、試験免除科目のある方には試験科目の免除期間の延長措置をとるとのことです。(ただし、おそらく試験科目の免除期間の延長を認めるのはコロナが原因のときのみです。)
  • 当日はマスクを忘れないようにしましょう。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。