ITパスポートの次にお勧めのIT(情報系)資格は?
ITパスポートという入門向けの情報系国家資格があります。
既にITパスポートを取得しているという人もいるでしょう。
そんな方が、IT関連の資格で次に取得するのは何がよいのでしょう。
今回は、そんな疑問にお答えします。
この記事を読むと、ITパスポートを既に取得済みの方が次に挑戦すると良い資格についてわかるようになります。(あくまで中小企業診断士KAZUTOYOの意見です)
Contents
ITパスポートの次にお勧めのIT(情報系)資格は?
本記事の内容
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- この記事は、中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
- 中小企業診断士としての活動歴は10年以上になります。
情報セキュリティマネジメント試験がお勧めです
- ITリスクが高まっていて、ニーズがあるからです。
ITパスポートの次に狙うのは国家資格の情報セキュリティマネジメントが良いと考えます。
現在は中小企業でもITを利用して仕事をしています。ITなしでは仕事が回っていかない段階になっています。
パソコンはインターネットにつながり、いつもリスクにさらされていることになります。
その状況は今後も変わりませんし、リスクは更に高まることが予想されます。
そんな世の中ですから、情報セキュリティに関する知識は個人個人が身につけておく必要があるのです。
情報セキュリティの知識を身に付けるのに、まず「情報セキュリティマネジメント」を学ぶことは、情報セキュリティの基本を身に付けることになり、初心者にはお勧めです。
社会的な背景
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①個人がリスクにさらされている
- フィッシング詐欺は日常的にあります
当ブログでも何度かアマゾンを装ったフィッシング詐欺のことは書いています。インターネットに接続しているパソコンでメールも利用しているなら、誰しもこのようなリスクには常に直面しているのです。
また、怪しげなサイトに接続するとウイルスに感染することもあります。自分が被害を受けるだけならまだ自業自得といえるかもしれませんが、自分のパソコンが踏み台にされて他の人に迷惑をかける場合もあります。
Windows10にはでそうしたリスクから守ってくれる機能が備わっていますが、完璧ではないし、悪さをしようと思っている人たちは手を替え品を替え、せめてくるのです。
昔からイタチごっこを続けているのです。
このような背景があるので、個人個人が情報セキュリティについての基礎知識を学んでおく必要があるのです。
②会社がリスクにさらされている
- 情報漏洩は会社の信用をなくします
一個人がフィッシング詐欺などの被害にあっても、それは単に個人が被害を受けるだけです。
ですが、会社や組織がIT関連の被害に遭った場合は、話はもっと深刻になります。会社の機密情報が盗まれたり、顧客の情報が漏洩することもあります。
ことは会社や組織の信用問題になります。また、大企業では国際問題にも発展することもあります。
今年も、日本の軍関連の機器を製造している大会社がサイバー攻撃にあっています。
これは、新聞にも何回も取り上げられた事実の話なのです。
当ブログでも何度かとり上げています。
多くの人が会社や企業の組織内で働いています。それぞれが情報セキュリティに関する知識を身につけて会社や組織が被害を受けないように心掛ける必要があります。
そんな時代になってしまっているのです。
情報セキュリティマネジメント試験お勧めの理由
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①情報セキュリティの基本を学ぶことができる
- 全体像を広く浅く学べます
情報セキュリティマネジメント試験は情報セキュリティの基本を広く浅く学ぶのに適しています。
実は昔、情報セキュリティアドミストレータという資格試験(国家試験)がありました。
KAZUTOYOはその試験にチャレンジして失敗した経験があります。当時この試験は難易度が割と高かったのです。
最近、情報セキュリティマネジメント試験の存在を知り、もういちど挑戦してみようかな、と思っています。
KAZUTOYOにはその気はないですが、その後もっと情報セキュリティについて深く専門的に勉強したい方は「情報処理安全確保支援士試験」にチャレンジすると良いでしょう。
いずれにしても、ITパスポートを取得している方には情報セキュリティの基本を学ぶことができる情報セキュリティマネジメント試験は、次のステップとして最適ではないかと考えます。
中小企業診断士としても、ほとんどの中小企業はIT機器を利用している現状があり、情報セキュリティに関して最低限の知識は持ち合わせていることが必要と考えます。
でないと、情報セキュリティに関して的確なアドバイスはできません。
②国家試験なので信用がある
- 履歴書にも書ける国家資格です
実は情報セキュリティの資格試験は情報セキュリティマネジメントだけではありません。民間試験にも似たようなものはあるのです。
ですが、どうせ取得するならまずは国家資格の情報セキュリティマネジメント試験に挑戦するのが良いのではないでしょうか。国家資格なら認知度が高いため履歴書にも書くことができます。
情報セキュリティマネジメントに合格した上で、他の民間資格にチャレンジするのが良いでしょう。
情報セキュリティ関連の資格ではないですが、KAZUTOYOは昔、民間資格の「パソコン財務会計主任者試験2級」に合格しました。ただほとんど知る人がいないようなので、保有する資格として何かに書いたことはありません。
国家資格だったら堂々と書けますが、知名度の低い民間資格は書くのにちゅうちょしてしまいます。
やはりとるなら国家資格が良いと思います。
③今のところ難易度は高くはない
- 合格率は50%前後
情報セキュリティマネジメント試験は平成28年に始まった試験です。
比較的新しい試験のためか、合格率は50%前後でそれほど難しくないようです。
まじめに勉強すれば、合格できるのではないかと思います。
資格試験に合格するという目的は、勉強をするうえで大きなモチベーションになります。特に目標もなく、ただ単に情報セキュリティについて知識を得るため勉強するというのは、なかなか厳しいものです。
でも、「合格」という「飴」があれば、何とか頑張れるものです。
しかも、合格率が50%前後であれば、まじめに勉強すれば合格できそうな気もします。
難易度が高くならない今のうちに資格を取っておくのが良いと思います。
まとめ
ITパスポートの次にお勧めのIT(情報系)資格は?
ITリスクが高まっていて、ニーズがあるからです。 社会的な背景
フィッシング詐欺は日常的にあります
情報漏洩は会社の信用をなくします。
情報セキュリティマネジメント試験お勧めの理由
情報セキュリティの基本と全体像を広く浅く学ぶことができます
履歴書にも書ける国家資格です
合格率は50%前後です。 |