中小企業診断士の視点:あのシャープが巻き取れるディスプレイを開発

シャープが巻き取れるディスプレイを開発

ジャ―プは、対角30インチ(約76センチ)の巻き取れるフレキシブルディスプレイをNHKと共同で開発したと発表しました。

巻き取れるディスプレイは韓国LGでも作られていたようですが、いまさら感があります。

 

でも、家電量販店で働いていたKAZUTOYOはシャープにはなじみがあり、頑張って欲しいと思っています。

そこで、このニュースをとりあげました。

この記事を読むと、シャープが開発した巻き取れるディスプレイについて知ることができます。

関連記事「中小企業診断士の視点:シャープが白物家電国内生産を終了

 

中小企業診断士の視点:あのシャープが巻き取れるディスプレイを開発

記事の内容

  • 巻き取れるフレキシブルディスプレイとはどんなものか?

この記事は、家電量販店勤務経験もある中小企業診断士KAZUTOYOが書いています。

巻き取れるフレキシブルディスプレイとはどんなものか?

  • 有機ELを採用したディスプレイです

百聞は一見にしかずです。

シャープ提供の動画を見てもらうのが早いと思います。

 

今回シャープが発表したディスプレイは対角30インチ(約76センチ)、解像度3,840×2,160ドット(4K)、フレームレートは60fpsとなっています。

ディスプレイ部の重さは約100g、厚みは約0.5mmです。

以前LGが発表した製品は樹脂部品による“裏打ち”がある作りである程度の厚みがあります。そのため置いて利用することを想定していましたが、今回シャープが発表した製品はプロジェクター用のスクリーンなどと同様、上からつり下げるタイプで、できるだけ軽量性を重視した製品となっています。

上から吊り下げている画像

写真出所:https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/06391/?SS=imgview&FD=1422774646

 

巻き取ると半径2センチの筒状になるため、コンパクトに収納できるようになっています。

発売時期は未定とのことですが、企業向き用、家庭向き用を想定して実用化を図りたいとのことです。

 

シャープは今年4月に折り畳み式の有機ELディスプレイを公開しています。

次世代用仕様の製品開発を進めているところです。

頑張って欲しいものです。

 

有機ELとは

有機ELはOrganic Electro Luminescenceの略です。

有機ELの特徴は従来の液晶ディスプレイや、プラズマディスプレイに比べて異なり、以下のようなメリットがります。

  1. 自ら発光するのが従来の液晶と大きく異なる点です。有機ELは自ら発光するので、自ら発行しない従来の液晶と異なりバックライトが不要で、映像を鮮明に表示できます。
  2. 安価なガラスや曲げることが可能なプラスチックなどを基盤として使用でき、極薄で折り曲げも可能です。
  3. 低電力消費で長寿命です。

 

有機ELディスプレイは最近、ハイエンドのスマホにも採用されるようになっています。

 

まとめ

  • シャープが巻き取れるディスプレイを開発

有機ELディスプレイで鮮明かつ軽量、吊り下げて使うことも可能です。

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。