寡占とは?
寡占という言葉を知っていますか?寡占は「かせん」と読みます。
KAZUTOYOは中小企業診断士の勉強をするまで、知りませんでした。
中小企業診断士の勉強をしているとき、多分マーケティングの勉強をしているときに、「寡占」という単語を初めて知ることになったと思います。
今日は、「寡占(かせん)」についての話です。
この記事を読むと「寡占」についてわかるようになります。
中小企業診断士の視点:寡占とは?
記事の内容
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この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
寡占(かせん)とは?
- 少数の企業が市場シェアのほとんどを占めている状態のこと
寡占(かせん)とは市場における競争状態の一つで、特定業界の市場において、少数の企業が市場シェアのほとんどを占めていることです。
世の中には、いくつかの大企業が市場の大半を分け合って占めている寡占的市場がよく見られます。
寡占市場では、1つの企業の行動が他社の収益に大きな影響を与えるところに特徴があります。
日本では、自動車市場が代表的な寡占市場と言えます。
少数が1社だけである場合は独占、2社ならば複占といいます。
寡占(かせん)市場の例
- 自動車の市場が代表例
国内の市場を見ると、以下のような市場が寡占市場といえます。
- 普通自動車:トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車
- 軽自動車:ダイハツ工業、スズキ、本田技研工業、三菱自動車工業
- トラック・バス:いすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、UDトラックス
- 携帯電話キャリア:NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク
- 宅配便:ヤマト運輸(宅急便)、佐川急便(飛脚宅配便)、日本郵便(ゆうパック)
- オートバイ:ヤマハ発動機、川崎重工業、スズキ、本田技研工業
- スマホ:アップル、シャープ、ソニーモバイル、京セラ
まとめ
少数の企業で市場シェアのほとんどを占めていること
自動車の市場が代表例 |