ヤマハが農業用自動飛行ドローン発売
ヤマハ発動機が、自動飛行で作業が効率化できるドローンを発売しました。
今回は、ヤマハの自動飛行ドローン発売の話です。
農業でも人手が足りていません。
でも、このようなドローンによって省力化が可能になり、農業自体の生産性も高まるものと期待できます。
ヤマハ発動機は従来から農業用のエンジンで飛ぶヘリを販売していたのですが、だんだんとドローンに形を変えていくのでしょうか。こちらのドローンは電動で静か、しかも自動運転で使いやすい気がします。
以前テレビドラマ「下町ロケット」で自動運転のトラクターの開発をテーマした番組が放送され、KAZUTOYOも見ていました。
この記事を読むと、自動運転トラクターの件といい、農業の分野でもIT技術の進化とともに自動化が着々と進んでいることがわかります。
ヤマハが農業用自動飛行ドローン発売
記事の内容
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この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
ヤマハ発動機が農業用自動運転ドローン発売
写真出所:https://www.yamaha-motor.co.jp/ums/multi/ 写真は前機種のYMR-08
- 薬剤自動散布で省力化ができます
ヤマハ発動機は、自動飛行で薬剤散布の作業効率化につながるバッテリー駆動の農業用ドローン「YMR-08AP」を発売しました。動力源はエンジンではなくバッテリーなので従来のエンジンヘリより音は静かです。
ヤマハ発動機では同機種の年間販売数を50台と計画しています。
利用方法
- あらかじめ専用機器で散布エリアを測量し、登録しておきます。
- その後、専用ソフトでエリアの散布ルートを作成することで自動飛行により薬剤の散布ができるようになります。
購入当初は、測量などでちょっと面倒かもしれませんが、データを登録しておけば何度も使えるので二回目以降は面倒な作業は少なくなります。
ただし、離発着は手動だそうです。
性能・価格など
- 散布速度は時速20キロ、価格は206万円
薬剤の散布幅は従来機より1メートル増やした5メートル、散布速度は時速20㎞と5㎞速くなりました。
1ヘクタール当たりの散布時間は「ほ場:ほじょう」(農産物を育てる場所のこと)によって異なりますが、従来機と比較して約4分短縮できるとのことです。
液体薬剤だけでなく粒剤散布装置の取り付けも可能となっています。
前機種のYMR-08から進化した点は
- 高精度な測位が可能となるRTK方式を採用
- 専用ソフト「agFMS」で簡単ルート作成
- GPS制御不可時の位置保持機能(ホバリング)
などです。
また、バッテリーのレンタルサービスも用意されています。
希望小売価格は機体と送信機などで約206万円です。
まとめ
ヤマハが農業用自動飛行ドローン発売
薬剤自動散布で省力化ができます
散布速度は時速20キロ、価格は206万円 |