中小企業診断士の視点:人の言うことを鵜呑み(うのみ)にしない

人の言うことを簡単に信じるのは危険です

人の言うことを簡単に信じると、結果的にうまくいかないことがあります。

とくに、自分より年上の人や親の世代のいうことはそうです。

簡単に信じて、言う通りにしてしまうと後悔することになるかもしれません。

 

今回は「人の話を鵜呑みにしない」ことについて書いてみたいと思います。

 

この記事を読むと、人の話を鵜呑みにすると失敗することもあるとわかります。

 

中小企業診断士の視点:人の言うことを鵜呑み(うのみ)にしない

記事の内容

  • 時代や環境によって、考え方や価値観が異なる
  • 「一所懸命やっていればなんとかなる」の間違い
  • 「働かざる者食うべからず」の間違い

この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。

 

時代や環境によって、考え方や価値観が異なる

  • 時代が違えば、価値観や考え方は変化します。

生まれてきた時代、育った環境が違えば価値観や考え方は変化します。昔正しいと考えられていたことが、実は大きな間違いであったことも多くあります。

例えば、昔は「うさぎ跳び」は、足腰を丈夫にするということで、体育などでやらされた経験がありますが、1980年代頃から医学的見地から身体に与える有害性が指摘され、禁止の呼び掛けが行われています。

また、運動系の部活動では夏の暑い日でも、水は飲むな、ということはよくあった話です。現在は、水分補給をするのが通常の指導となっていると思います。苦しみに耐えることが大切という、昔は根性論がまかり通っていた時代だったのです。

 

また、社会人になったら、一つの会社に定年になるまでずっと勤めるというのも、多くの人の共通の価値観であったと思います。

だから、入社する会社を吟味の上、一番よさそうな会社に入ろうとしていたのです。いったん入社(就社)したら、よほどのへまをしない限り、会社は自分のことをずっと守ってくれるように考えていたのです。

だから、会社の理不尽な指示や命令にも従ってきたのです。

 

そのような時代だったのです。

 

ですが、そのような価値観は完全に時代にそぐわなくなっています。

 

どんな大会社であっても、いつ潰れるかわからないし、いつリストラされするわからないのです。もはや、会社は自分を守ってくれる存在ではないのです。そのように考えて働いていくのがこれからの生き方ではないでしょうか。

 

だから、会社が守ってくれるというような価値観が共通にあった、上の世代の人の考え方は、現在では通用しません。むしろ間違っているのです。

 

「会社が守ってくれる」という価値観の話をしましたが、それはほんの一例です。もっとあると考えます。

上の世代の人の考え方は、現在では通用せず、むしろ間違っている可能性が多いことを念頭に、自分で考えて、自分の人生を生きてゆくのが、若い世代では大切だと思います。

(とはいっても、KAZUTOYOも十分に古い世代です)

 

「一所懸命やっていればなんとかなる」の間違い

  • ビジネスは頭を使え

ビジネスは頭をつかうのが大切です。ビジネス系のいろいろな本を読むと、いいアイデアが書かれています。

なるほどと思うようなことがよくあります。うまく行っているビジネスはちゃんと良い仕組みを作っています。その仕組みは勉強しないとできないことも多いのです。

やはり勉強は大切なのです。

 

勉強しないで、ずっと同じやり方をしている会社の例をだします。

仕事をしていると、営業電話が良くかかってきます。KAZUTOYOは営業電話を最も嫌います。相手の都合などいっさい考えず、一方的に電話をしてきて、自分のしゃべりたいことをしゃべるからです。営業電話は自己中心的なやり方です。

 

まだ、こんなやり方をしている会社があるのだと、感心する部分もあります。

 

電話をかけている人もたぶん好きでやっているわけではなく、会社の仕事だからやっているのだと思います。やりたくて営業電話をかけているのではないはずです。

 

嫌な思いも数多くしていると想像します。こんなことを続けていると営業電話をかけるほうも精神的に参ってくるはずです。電話をかけてくる方のことが心配になってしまいます。

 

別の方法でやれば良いのにと思います。

 

「働かざる者食うべからず」の間違い

  • 働いていなくても食べている人は多くいます

中学生のころ、「勤労の義務」ついて勉強した記憶があります。日本人は大人になったら働かなくてはいけませんよ、ということを教えられたと思います。

また、「働かざる者食うべからず」ということわざも日本にあります。

 

ですが、現実を見るとどうでしょう。勤労していなくても食べている人は多くいます。金持ちの資産家というのは実際にいるのです。

普通に「勤労」していて、あのような生活ができるかといったら、できないことは明白です。

 

つまり、資産家や金持ちというのは、実際に存在し、働かなくても何らかの方法で金を稼いでいるのです。

「働かざるもの食うべからず」というのは、現実にそぐわず間違っているのです。また、「働かざるもの食うべからず」というのは、働かなくても裕福に暮らしている人達へのやっかみとか、ひがみの気持ちが含まれているような気がします。

 

それが、行き過ぎると「金持ちや資産家はずるい」、「ずるい人から奪おう、それは当然の権利だ」などとなっていくような気がします。

奪うというのは、間違った考えかたです。

 

だから、もともと「働かざる者食うべからず」の考えかた自体が間違っているのでは、と変な中小企業診断士のKAZUTOYOは思っています。

 

まとめ

中小企業診断士の視点:人の言うことを鵜呑み(うのみ)にしない

  • 時代や環境によって、考え方や価値観が異なる

時代が違えば、価値観や考え方は変化します。

  • 「一所懸命やっていればなんとかなる」の間違い

ビジネスは頭を使って行うことが大切です

  • 「働かざる者食うべからず」の間違い

働いていなくても食べている人は多くいます

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。