インターネットで遠隔合奏をヤマハが実現

インターネットで遠隔合奏をヤマハが実現

ヤマハは6月29日にオンライン遠隔合奏サービス「SYNCROOM」(シンクルーム)の無料公開を開始しました。

無料なので、誰でも利用することができます。

今回はヤマハが公開した「SYNCROOM」(シンクルーム)についての話です。

この記事を読むと、遠隔合奏サービス「SYNCROOM」について知ることができます。

 

インターネットで遠隔合奏をヤマハが実現

本記事の内容

  • 「SYNCROOM」(シンクルーム)とはどんなサービスか
  • 「SYNCROOM」(シンクルーム)の利用方法
  • 以前のバージョンの利用状況
  • この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
  1. KAZUTOYOは家電量販店店員(サラリーマン)として10年以上の経験があります。
  2. 中小企業診断士としての活動歴も10年以上です。

「SYNCROOM」(シンクルーム)とはどんなサービスか

  • インターネット上でつながり無料で合奏を楽しめるサービス

「SYNCROOM」(シンクルーム)は自宅など離れた場所にいる演奏愛好家がインターネット上でつながり無料で合奏・セッションを楽しめるサービスです。

最大5拠点をつなぐことができます。

登録すれば誰でも無料で利用することができます。

アンドロイドスマホでも利用できますが、5G回線での利用を想定していますので、4G・LTE環境の状態だと快適にはできないかもしれません。

 

「SYNCROOM」(シンクルーム)の利用方法

  • ソフトをパソコンやスマホにダウンロードします

ヤマハの「SYNCROOM」(シンクルーム)のページからソフトをダウンロードして、実行します。

(上の画像はソフトの操作画面です)

 

アンドロイドスマホのアプリはプレイストアで検索しても見当たりませんでした。

スマホでシンクルームで検索すると、ヤマハの該当ページがトップにきますので、そこから入っていくとダウンロードできます。

アカウントを登録すれば、家庭用の光回線などを介してオーディオデータを送受信でき、合奏が楽しめるようになります。

最大の売り

もっとも大きな特徴は、遅延が少ないことです。

遅延幅を0.02~0.03秒と極小化しました。

今までは、スカイプなどにみられるようにインターネット上でつながっての会話は可能でした。

でも音楽では信号の遅延が問題となり、楽器の合奏までは難しかったのです。

この信号の遅延が小さくなったので、楽器の合奏が可能となりました。

 

新機能

ヤマハは以前にも、「NETDUETTO(ネットデュエット)β2」というサービスを提供していましたが、今回の「SYNCROOM」(シンクルーム)はその正式版です。

新機能としては、テンポを合わせるためのメトロノーム機能や残響効果を加工できるリバーブ機能も拡充しています。

 

以前のバージョンの利用状況

  • コロナの影響でアクセスが急増

以前のバージョン「NETDUETTO(ネットデュエット)β2」は2011年に提供を始めていましたが、現在までの国内ダウンロード数は数十万件あったそうです。

最近はコロナの影響で、アクセスは30倍以上になっていたということでした。

ヤマハの担当者は「スタジオやホールに集まれない演奏家や学生ら幅広い層の役に立てればいい」と言っています。

もうちょっと早く「SYNCROOM」(シンクルーム)のサービスが始まればよかったのですが、今後は更に利用者が増加すると思われます。

次の記事も関連します。興味がある方はご覧ください。

中小企業診断士の視点:ヤマハが離れた場所でも合奏が楽しめるサービスを開発

2020年4月23日

 

まとめ

インターネットで遠隔合奏をヤマハが実現

  • 「SYNCROOM」(シンクルーム)とはどんなサービスか

インターネット上でつながり無料で合奏を楽しめるサービスです。

  • 「SYNCROOM」(シンクルーム)利用方法

ソフトをパソコンやスマホにダウンロードして、登録すれば利用できます。

  • 以前のバージョンの利用状況

現在まで数十万件のダウンロードがあり、コロナの影響でアクセスが急増していました。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。