自分にもPDCAサイクルを当てはめよう
中小企業診断士の勉強をしていると、PDCAサイクルを学びます。
計画を立てたら実施するだけでなく、フィードバックして改善していくと事が大切で、そのためにPDCAサイクルを回すのです。
これは個人についてもあてはまります。
個人にも個人目標とか計画があるかと思います。それを実現するためには自分自身にもPDCAサイクルを当てはめていく必要あるのではないかと考えています。
今回は、そのことについて書くことにします。
Contents
中小企業診断士の視点:自分にもPDCAサイクルを当てはめよう
記事の内容
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この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
1.PDCAとは何?
- 計画、実行、評価、改善のことです。
中小企業診断士を勉強している方は既に知っていると思いますが、PDCAとはplan、do、check、actの頭文字をとったものです。
PDCAサイクルという名称は、次の4段階の頭文字をつなげたものです。
仕事で使われることが多いのですが、その意味は以下のようになります。
- Plan(計画):計画の策定。
- Do(実行):計画に沿って仕事をする。
- Check(評価):実施した仕事が計画に沿っているかどうかを調べる。
- Act(改善):実施した仕事が計画に沿っていない部分があったら改善をする。
上の4つの段階を循環的に繰り返し行うことで、仕事の改善・効率化をすることができると言われています。
2.計画や目標を立てる理由
- 計画がないといきあたりばったりの人生になります
普通の人は、本人は強く意識はしていないかもしれないですが、自分の人生に対してなんとなく目標や計画を持ちながら生きいるのではないでしょうか。
高校や大学にいくのも、あとで困ることになりそうだから、というのは最低意識していると思います。
就職で悩むのも、今はどうかよくわからなくなりましたが、昔は就職する会社によって自分の人生が左右されるとなんとなくわかっていたので、より良い(と思われる)ところに就職しようとしたのです。
ようするに、危険な道は避けるということはなんとなく考えて、生きていたのではないでしょうか。
何か、大きな目標があって、それに向かって努力していた人もいるかと思いますが、多数はあまり深くは考えていたわけではないでしょう。
(KAZUTOYOもなんとなく生きてきた一人です)
でも悲惨な人生にしたくはない、ということは最低頭に描きながら生きてきたのです。特に意識していたわけではいとは思いますが、それが計画と言えば計画です。
3.PDCAを回すのが必要な個人とは
- 全員が自分にもPDCAを当てはめることが必要な時代
終身雇用や年功序列制が残っていた時代に人生の大部分を生きてきた人は、特に意識して自分の人生計画を立てなくても生きてくることがことができました。就職することによって、人が作った計画に乗せられて生きることができたからです。
ですが、今、終身雇用や年功序列制は徐々に崩壊していっています。
今後もその傾向は続くでしょう。
ということは、今後は自分の人生は自分で責任をとらなくてはいけないということです。
昔は大会社に入ったら、よほどの失敗をしない限り一生安泰という時代もあったのですが、今やそういうわけにはいきません。
どんな大会社でもいつどうなるかわからないのです。
会社に入ったらもう大丈夫というわけにはいきません。いつ辞めても良いように自分の価値を高めておく必要があります。サラリーマンといえども、収入源は今勤めている会社だけ、というのは危ない時代に突入したのです。
中小企業診断士を勉強している人は、多分そのことに気が付いている人です。だから自分に価値をつけようと勉強しているのだと考えます。
人生のリスクも考慮し、計画的に生きている人達です。
4.PDCAを回すのが必要な理由
- 計画を立てて実行までしても、その先は?
個人でも計画を立てた人は、実行に移すまでは行うことが多いのですが、チェックや改善の段階となるとそうはいきません。そこから先が肝心なのですが、おろそかになることが多いのです。
個人でも仕事と同様計画を立てて実行したら、それをチェックすることが必要です。計画実施表などを作って、日々チェックしていくようにすると良いと思います。
例えば、中小企業診断士の勉強をしている人は、進捗度合を書いていくようにします。(ほとんどの人はやっていると思います。)
中小企業診断士等、資格試験の勉強をしている人は比較的やりやすいとはずです。
日々チェックしていくようにします。
また、改善すべき点も思いついたら書いていくようにします。記録しておくことが大切です。あとで書こうと思っていると、いつの間にか忘れることもあります。
KAZUTOYOもブログのアイデアが思いついて、明日書こうなどと思って翌日になってみると忘れていることがよくあります。記録しておくことが大切です。
目標や計画を立て実行したら、必ずチェックしていようにします。そして改善点などが見つかればそれも記録しておいて、次回に生かすようにしていきます。
そのサイクルを繰り返していくことが、個人の進歩につながるものと考えます。
5.PDCAを個人に当てはめるとどのようなメリットがあるのか
- 自分を客観視できるようになります
自分のことは自分が一番わかる、というのは違うと思います。
自分のことは自分では客観的に見ることはなかなかできないのです。
KAZUTOYOは中小企業診断士ですから、例えばSWOT分析などの手法を使って企業を客観的に検討することはできます。
では自分のことはどうかというと、それはなかなか難しいのです。
自分なりに計画を立てて実行するのはやろうと思えば、できます。
でも、それをチェックして次に生かす改善を自分自身に行うのは、自分ではかなり苦手です。
これは性格的なものもあります。やったことをいちいち検証するのは苦手なのです。
例えばこのブログもそうです。ブログも実行したらPDCAを回すことが必要なのです。書きあがったら読み返して誤字脱字がないかチェックしないといけないのですが、どうもそのような作業は苦手なのです。
やりっぱなしということが多いのです。
面倒というのもありますが、読み返していると「下手くそな文章だな」と感じることが多く、気持ち的にやりたくない、という部分が大きいのです。
だから、読んでもらっている人には悪いのですが、チェック漏れで誤字脱字があるのをずっとあとで気が付くことも多々あります。
ただ続けていくうちに、自分が書いたのではなく他人が書いたものを読む、という気持ちでやると良いことがわかりました。
大げさに言えば、ある程度自分の感情をコントロールできるようになってきたのです。
これも自分にとっては進歩といえるでしょう。自分がやったことでも、ある程度落ち着いて判断できるようになってきました。自分を客観的に眺めることができるようになってきたのです。
今のところ、これが自分にPDCAサイクルを当てはめてみて、良かった点といえます。
6.まとめ
計画がないといきあたりばったりの人生になります
全員が自分にもPDCAを回す必要な時代
計画がないといきあたりばったりの人生になります
自分を客観視できるようになります |