- 中小企業診断士の仕事について知りたい方いませんか?
中小企業診断士の資格を取得して独立開業したい方もいるでしょう。でもどんなことをしているのかイメージしにくいと思います。
今日はそんな方のために中小企業診断士の仕事について、ほんの一部分について紹介します。
しばらく前に、隣町の税理士の方から、電話がありました。顧問先の産廃診断をして欲しいので事務所に来て欲しいとのことです。
それで、先日伺ってきました。この税理士の方には懇意にしていただいていて、何回も事務所に伺ったことがあります。
産廃診断は正確に言うと、「産業廃棄物収集運搬業の新規取得や更新に際して、診断書や経営改善計画書を作成」することです。
中小企業診断士の唯一の独占業務と言えます。
詳しくは、当ブログの『中小企業診断士の独占業務』のページをご覧ください。今回は、ある税理士からこの仕事の依頼を受けたので、どのような経緯で仕事が発生するのかについて書いていきます。
Contents
中小企業診断士の産廃診断の仕事について
記事の内容
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本記事は、私の実際の経験に基づいて書いています。
どこから仕事の依頼が来るのか
①税理士から ②行政書士から ③診断希望の会社から直接 |
①税理士から
- 税理士から仕事の依頼があります
税理士は多くの顧問先を持っています。産廃診断は建設業者が業務の許可・更新の申請をする時に必要になる場合があり、その際にまず業者は顧問の税理士に相談することになります。
行政書士とは5年ごとの更新時にしか会いませんが、税理士は顧問契約を結んでいて、よく顔を合わせているので相談しやすいのです。
そしてその相談を受けた税理士が、知っている中小企業診断士に連絡をするようになるのです。
②行政書士から
- 行政書士から仕事の依頼があります
建設業の許可・更新関連の書類は行政書士が作成しています。5年ごとの更新時に、建設業者の経営成績によっては、中小企業診断士の書類の作成が必要となります。
行政書士が建設業者から依頼を受けて許可申請の書類を作成し、役所に出した際に、役所の人から、この業績だと中小企業診断士の書類が必要です、と言われます。その際に、行政書士から中小企業診断士に書類作成の依頼が来るのです。
③診断希望の会社から直接
- 建設業の会社から直接依頼がきます
建設業の会社から直接依頼が来る場合もあります。税理士や行政書士に知り合いの中小企業診断士がいない場合は、建設業会社の担当者が近隣の中小企業診断士を調べ、直接中小企業診断士に書類作成を依頼してくることもあります。
また、中小企業診断士が過去に携わった業者が直接連絡してくる場合もあります。
きっかけ作りが重要
①ホームページを作っておくこと ②検索にかかること ③実績を書いておくこと |
①ホームページを作っておくこと
- 知ってもらうにはホームページで情報発信をすること
税理士、行政書士、建設業の方が、中小企業診断士の書類が必要になった時は、知り合いに中小企業診断士がいない場合は、パソコンやスマホで検索して探します。
その際に、こちらの事務所名が表示されなければ、依頼はきません。
まずは、ホームページをつくって、提供サービスを明示しておく必要があります。
②検索にかかること
- 検索にかからないと依頼はこない
ホームページを作ってもパソコンやスマホで検索して表示されなかったらないのと同じです。検索したら検索結果に表示されるようにしておきます。
できれば、1ページ目の上位にあると良いです。
「中小企業診断士」だけだと、検索結果に表示されるのは困難です。「地域名 中小企業診断士」のキーワードで表示されるようになっていると良いでしょう。
実績を書いておくこと
- 実績も重要です
中小企業診断士を探すために、「地域名 中小企業診断士」のキーワードで検索した際、複数の中小企業診断士のホームページが表示されたとします。
そして、どこも「産業廃棄物収集運搬業の新規取得や更新に際して、診断書や経営改善計画書を作成」の業務をやっているとすると、実績があれば書いておくと有利です。
実績があったほうが依頼者も安心ですから、実績表示がある方に連絡するはずです。
中小企業診断士の産廃診断の仕事について、のまとめ
どこから仕事の依頼が来るのか
きっかけ作りが重要
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