中小企業診断士の視点:中小企業診断士の成功には時間がかかる

成功するには時間がかかる

成功するには時間がかかります。すぐにうまくいく人はそうはいません

この記事を読んでいる方の中には、これから中小企業診断士を目指して、将来は独立したいと思っている人もいるでしょう。今回はそんな方に向けての話です。

中小企業診断士の仕事も一つの事業とえいます。

そして、中小企業診断士の事業に限らず、どんな事業でも成功するには一定の時間が必要です。

当たり前ですが、今日事業を始めて明日には成功しているということはないのです。

これは中小企業診断士も同じです。

今回は、そのことについて書いていきます。

中小企業診断士の視点:中小企業診断士の成功には時間がかかる

記事の内容

  • 成功するには時間がかかる
  • 中小企業診断士の助走期間は2年から3年程度
  • KAZUTOYOの失敗談

この記事は中高年の中小企業診断士KAZUTOYOが自分の経験をもとに書いています。

中小企業診断士の成功には時間がかかる

  • 一定の時間がかかることは覚悟しておきましょう

中小企業診断士の資格をとって、さあ独立しようとなります。

でも、それからすぐに問題に直面します。どうやってお客をとっていこうかということです。

まずスタートはそこからです。お客さんがいなければ仕事のしようがありません。頑張りようがありせん。

そこから、いろいろ活動するようになります。まずは顔を覚えてもうらうために、いろいろな中小企業支援機関を回ります。これは多くの人がやっていることです。また、中小企業診断士の研究会に参加し、中小企業診断士の先輩に顔を覚えてもらうようにします。こうして、仕事をもらえそうな人達との関係を作っていくのです、

また、ホームページやブログなどITを使って、情報発信をしていきます。このようなことをしていくのが普通です。

新米中小企業診断士の場合、まずは信用・信頼は0の状態です。信用、信頼が0だと中小企業診断士の場合、仕事はきません。徐々にプラスに持っていくと、そのうち仕事が来るようになります。そのことは覚えておく必要があります。

もっとも、すでに経営コンサルタントのようなことをして、箔をつけるために中小企業診断士の資格を取得する人もいるのですが、そのような人は例外です。

このような活動を継続していくと、徐々に仕事の話が舞い込むようになります。その時は謝金・料金などのことは忘れて取り組むようにします。仕事に集中するようにします。

たいしてもらえないなら、この程度で良いだろうなどと思ったらダメです。

最初の一年は、ただでも良い、実績や経験を積むためだと思って仕事に取り組むようにしましょう。

そのために、ある程度の蓄えを準備してから独立したほうが良いと思います。

中小企業診断士として活動しはじめても、既に特殊な技能や才能のある人でない限り、すぐには成功するわけではないのです。

中小企業診断士の助走期間は2年から3年程度

  • 石の上にも3年?

中小企業診断士にも助走期間が必要です。

地道に活動でしていくと自分の名前が、徐々に知られるようになっていきます。

単発でなく、長期の仕事も入ってくるようになります。やはりそこでも認められるような仕事をしていくようにします。

この期間でやっておくことはまだあります。

専門分野を決めて、その分野に詳しくなることです。

人に自分を紹介するときに、「中小企業診断士の〇〇です。この分野を得意としています。」と自信をもって言えるようにしておきます。

単に中小企業診断士だと、聞いた人はよくわからないのです。そもそも中小企業診断士って何をしているのか普通の人は知らないのです。税理士などは、仕事のイメージがわきますが、中小企業診断士は違うのです。

ですから、「中小企業診断士で、このようなことに詳しいです」と言えば、相手もその人のことを理解しやすいのです。

あと、中小企業診断士は他にもいますから、専門分野を持つことで他の中小企業診断士との差別化にもなります。

最初の2年~3年ぐらいで自分の専門分野を確立しておくようにします。

そうすると、それ以降の仕事がしやすくなるはずです。

KAZUTOYOの失敗談

  • 本を鵜呑みにして失敗

KAZUTOYOも中小企業診断士の独立当初は、暗中模索の日々でした。

そんな中、ある人の書籍で経営コンサルタントは「ただで人に会ってはいけない」、「どんなサービスでも必ず料金が発生することを相手にも明確にせよ」などいうものがありました。

安易に会ってしまうとタダで使われることになる。また、あとあとの展開も難しくなる。人の心理として、簡単に会えるとなるとありがたみがなくなる、などという理由が書いてありました。

当初は本に書いてあるように、なるべくただでは相談に乗らないようにしていました。

そのときは、それを信じていました。でも今となっては自分には合っていなかったと思っています。

もともと中小企業診断士として、人並以上の才能と専門知識がある人だったら、そのようなやり方で通用するかもしれないのですが、KAZUTOYOはそうではなかったのです。なにしろ凡人の中小企業診断士ですから。

独立した当初など何ができるわけでもないのに、そんなことを考えていたのです。中小企業診断士の有資格者ではあっても、ノースキルなのです。とんだ馬鹿野郎です。たいしたことないのに、偉そうだと思われたかもしれません。

身の程知らずでした。使いづらいやつとマイナス印象を持ったかもしれません。

でも当時の自分は信じてしまったのです。これは取り返しのつかないことです。

反省点です。

本に書いてあることを鵜呑みにするのも善し悪しです。

上にも書いたように、独立当初は経験と実績を積むためにも、ただでもどんどん仕事をするべきだと思います。

お金をもらえることはラッキー程度に考えていたほうが良いです。

始めのうちは、とにかく一生懸命やることです。これは過去の自分にも言ってやりたいと思っています。

最初は経験がないのでうまくいかないこともあります。でも一生懸命やっていれば、それは相手に伝わります。うまくいかなくても精一杯やるようにしましょう。

これを読んでいる方には、KAZUTOYOと同じような失敗をしないで欲しいと思います。

まとめ

  • 成功するには時間がかかる

一定の時間がかかることは覚悟しておきましょう

  • 中小企業診断士にも助走期間が必要です。

地道に活動でしていくと自分の名前が、徐々に知られるようになっていきます。

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。