中小企業診断士の視点:価値連鎖(バリューチェーン)とは何か?

価値連鎖(バリューチェーン)とは何か?

経営関連の本や雑誌を読んでいると、価値連鎖(バリューチェーン)という言葉が時々でてきます。

もともと価値連鎖(バリューチェーン)という言葉は、「競争優位の源泉」でも有名なマイケル・ポーターが提唱した言葉です。

ということで、今回は価値連鎖(バリューチェーン)について書きます。

この記事を読むと、価値連鎖(バリューチェーン)についてわかるようになります。

 

価値連鎖(バリューチェーン)とは何か?

本記事の内容

  • 価値連鎖(バリューチェーン)とは
  • 価値連鎖はで段階で表現される
  • この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
  1. KAZUTOYOは家電量販店店員(サラリーマン)として10年以上の経験があります。
  2. 中小企業診断士としての活動歴は10年以上です。

 

価値連鎖(バリューチェーン)とは

  • 流通段階で価値が付加されること

まず、商品の価値とは売り手が提供するものに対して、買い手が進んで支払う総額のことです。

価値連鎖(バリューチェーン)とは、商品を消費者に提供するにあたって、各流通段階で価値が付加されることを言います。

この言葉は「競争優位の源泉」を提唱したマイケル・ポーターが生み出しました。

 

価値連鎖(バリューチェーン)の説明を聞くと、なるほど言われてみればそのとおりだな、と思います。

 

商品が原材料調達から始まって製造、卸、小売業と流れていく各段階を客観的に分析すると、そのようなことが言えるわけです。

 

凡人は、何か当たり前のような気がして、なかなか気が付かないものです。(KAZUTOYOのことです)

 

価値連鎖は段階で表現される

  • 段階で分析

価値は段階ごとに付加されていきます。

段階は、原材料の調達⇒製品の製造⇒販売と物流⇒販売後のサービスというように分けることができます。

 

マイケル・ポーターの価値連鎖(バリューチェーン)

支配活動 売り手の交渉力 自社の価値連鎖 チャネルの価値連鎖 買い手の価値連鎖 マージン
全般管理
人材管理
技術開発
調達
  購買 製造 出荷 物流 マーケティング サービス
主活動  

 

戦略に活用

  • 差別化戦略

付加された価値を分析して、価値連鎖(バリューチェーン)のどの部分が競争相手と比較して強いのか、もしくはどの部分が弱いのかを分析して、差別化戦略を策定します。

 

まとめ

  • 価値連鎖(バリューチェーン)とは

商品の価値とは売り手が提供するものに対して、買い手が進んで支払う総額のことです。価値連鎖(バリューチェーン)とは流通段階で価値が付加されることです。

  • 価値連鎖は段階で表現される

価値は段階ごとに付加されていきます。段階は、原材料の調達⇒製品の製造⇒販売と物流⇒販売後のサービスというように分けることができます。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。