コロナの影響で中小企業診断士養成課程はどうなった?

今回はそんな疑問に応えます。
中小企業診断士になるには1次試験と2次試験に合格後、実務補習を受けて中小企業診断士になる方法と1次試験合格後、2次試験を受けず(あるいは合格しなくても)に養成課程を受講して中小企業診断士になる方法の2つの道があります。
中小企業診断士養成課程は東京の中小企業大学校と各地の登録養成機関で例年開講されています。
現在、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、3密(密閉、密集、密接)を回避することが最優先事項のため、人が集まることはことごとく中止になっています。
中小企業診断士養成課程も人が集まって行うことになります。
影響を受けているのではないかと、気になって調べてみました。
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コロナの影響で中小企業診断士養成課程はどうなった?
本記事の内容
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本記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
- 中小企業診断士としての活動歴は10年以上になります。
- 多くの中小企業の支援経験があります。
中小企業大学校(東京校)の中小企業診断士養成課程の場合
- 2020年3月開講のコースは中止
中小企業大学校で3月23日から開講予定であった、「中小企業診断士養成課程第33期(東京校開催)」は中止となっています。
本コースは半年間にわたって平日に開講されるコースです。
受講を予定していた方は、あらかじめ計画を立てて十分な準備をしていたことと推察します。
中止になり、計画がとん挫した方がいたはずです。
お気の毒に思います。
ただし、救済措置もあります。
中小企業大学校のホームページによると、
『※第34期・第35期については、中止となった第33期中小企業診断士養成課程の受講者を受入れます。』と記載されています。
ある大学院での中小企業診断士養成課程の場合
- 予定通り開催
ネットで調べたら、大学名は不明ですが大学院での2年コースの中小企業診断士養成課程は無事開催されているようです。
実際の受講者が「ノート」で報告しています。
講義はオンラインで実施されているようですが、無事開催されているようです。
そのほかの登録養成機関については、3つ4つネットで調べてみましたが、中止になったという記載はなかったので、開催されているものとみられます。
新型コロナウイルスの影響を踏まえた例外的な措置で救済
- 養成課程の受講が必要な方は、有効期間を1年間延長
中小企業庁では「令和2年3月31日までの間に養成課程の受講が必要な方は、有効期間を1年間延長」という措置で該当する方を救済するとのことです。
新型コロナウイルスの影響を踏まえた措置について(中小企業庁のページより)

まとめ
コロナの影響で中小企業診断士養成課程はどうなった?
今年3月開講のコースは中止となりました。
予定通り開講されています。
養成課程の受講が必要な方は、有効期間を1年間延長するという救済措置をとっています。 |