三陽商会ビル売却の新聞報道は嘘?本当?
三陽商会のビル売却の新聞報道がありましたが、本社では報道を否定する文書を出しています。
今回は、その話です。
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三陽商会ビル売却の新聞報道は嘘なのか本当なのか?
本記事の内容
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本記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
- 中小企業診断士としての活動歴は10年以上になります。
- 多くの中小企業の支援経験があります。
三陽商会が銀座主要店のビル売却報道
- 資金調達のためにビル売却
地元新聞によると、アパレル大手の三陽商会は21日に東京銀座の主要店舗が入っているビルの売却を検討していることを明らかにしたとあります。
この記事を見たとき、KAZUTOYOは「レナウンが経営破綻したように三陽商会も経営が厳しいのだろうな」と思いつつ読んでいきました。
新聞記事によると、三陽商会は新型コロナウイルス感染症拡大により、営業自粛などで販売が低迷していて、影響がさらに拡大した場合に備えて手元資金を増やす狙いがあると書いています。
ビル売却により計130億円の調達を目指すとしています。
売却を検討しているのは、主要店舗「ギンザ・タイムレス・エイト」の入る9階建てのビルで、昨年9月に改装してオープンしたのですが、コロナの影響で4月から休業しているとのことです。
かなり詳しく書いてあるので、「そうなのか、やっぱりアパレルは大変だな」と思ったのでした。
本社では自ら発表したものでないとしています
- 三陽商会のホームページをチェック
ちょっと、三陽商会のホームページを覗いてチェックしたところ、意外な事実がわかりました。
投資家情報のページで、「本日の一部の報道について」という項目が目にとまり、クリックすると
以下のような内容の文面が表れました。こちらからPDFファイルで入手できます。
本日の一部報道について
「報道内容は、三陽商会が発表したものではない」というのです。決定した事実も一切ないと言っています。
実際はどうなんでしょうか。
本社ではビル売却の検討については否定していない
- 真向から否定はしていません
三陽商会が公開した書面を読むと、報道内容を真向から否定したものではないことがわかります。
ビル売却も含めて検討しているのは事実のようです。
ただ、ビル売却が決定事項のように伝わっているのが気に食わないようです。
会社には会社の思惑があり、利害関係者もいます。準備が十分整わない中、自社の発表前に情報が先に流れてしまったことについて何か言いたかったように読み取れます。
まあ、報道内容が正しかったか否かは、そのうちわかることです。
まとめ
三陽商会ビル売却の新聞報道は嘘なのか本当なのか?
報道では、三陽商会が資金調達のため東京銀座の主要店舗が入っているビルの売却を検討していることを明らかにしたと書いています。
報道内容は、三陽商会が発表したものではないというのです。決定した事実も一切ないと言っています。
ビル売却も含めて、検討していることは事実のようです。 |