中小企業診断士で独立って無謀?
中小企業診断士には、明確な独占業務はありません。つまり定型的な業務はないのです。公官庁などに提出する書類で中小企業診断士の印が必要とするものはないのです。(一部例外もありますが)
ですから、独立するのには勇気と覚悟がいります。
頭が良く賢い人は、いろいろ考えてから自分の行動を決めていきます。
ですが、中小企業診断士に合格しても基本馬鹿は思い切った行動をとるものです。それが私です。今回は中小企業診断士に合格はしたものの基本馬鹿な人(私)の強みと弱みについて書いていきたいと思います。
万が一私に似通った人がいたら、参考にしてください。
Contents
中小企業診断士として独立した基本馬鹿の強み・弱み
記事の内容
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本記事は、私の実体験に基づくものです。
基本馬鹿の強み
①リスクに気付かない ②こだわりがない ③チャレンジできる |
①リスクに気付かない
- 馬鹿はリスクに気付かないので行動できるのです
何のビジネスでもそうですが、開業するのにはリスクが伴います。あたりまえですが、中小企業診断士として独立開業するのにもリスクは伴うのです。
賢い中小企業診断士はリスクを洗い出し、その対応策を考えて行動しますが、バカはリスクに気付きません。
中小企業診断士ですから、SWOT分析などの手法は知っています。自分以外の企業の分析はできます。ですがそれを自分に当てはめて、自分のことを客観的に分析するのは馬鹿は苦手なのです。
これは誰でもそうだと思いますが、自分以外のことは客観的に把握できますが、自分のことを客観的に眺めるのはなかなかできないのです。
中小企業診断士といえでも、それは同じです。自分のことを客観的に分析するのはなかなかできるものではありません。特に馬鹿な中小企業診断士の場合は。
基本、自分自身を客観的に(第三者的に)見る事がうまくできません。ですから、自分を取り巻くリスクにも気が付かないということになります。
リスクに気がつかない、ということは頭の中ではリスクは存在しないことになります。リスクがないので行動する、とりあえずやってみる、ということになります。
②こだわりがない
- こだわりがないことは強みです
馬鹿な中小企業診断士は物事に対して強いこだわりがありません。確固とした考えを持ち、明確な信念を持つ中小企業診断士も多いのですが、馬鹿な中小企業診断士はそうではありません。
例えば、本を読むとほとんどが「なるほど、素晴らしい考え方」だとなってしまいます。相反する考え方であっても、どっちも良いことを言っている、と思ってしまいます。両方参考にしよう、となります。
良い言い方をすると、特に強いこだわりがないのです。
こだわりがないので、いろいろなやり方をやってみるということに関して、抵抗感がありません。
何が何でもこのやり方で押し通すということではないので、方向転換も別に苦になりません。
③チャレンジできる
- あまり深く考えないのでチャレンジも平気
上の「リスクに気付かない」の部分にも共通しますが、あまり深く考えないのでチャレンジもできます。そのおかげで大変な目にあうこともあるのですが、それも一つの経験だと思っています。
例えば、昔ある出版社から本の執筆の依頼がありました。(中小企業診断士とはまったく関係のない分野ですが)
その依頼を私はリスクを考えず、ほいほいと受けてしまいました。「すげー、本を出版できるなんて。やったー!」と気軽に受けました。気軽に受けたものの、本を執筆するのというのは大変です。
修正箇所も細かく指摘されるし、余裕のあるスケジュールではなかったので、後で苦労することになりました。あの期間は結構きつかったのを覚えています。
でも、今では経験できてよかったと思っています。
冷静に考えれば、他の仕事を抱えているのに執筆にチャレンジしたのは無謀だったのかもしれません。でも馬鹿は後先考えず、受けてしまうのですね。
基本馬鹿の弱み
①継続できない ②あきらめが早い ③流されやすい |
①継続できない
- 根気がなく、一つのことを継続できない
根気がなく忍耐力がないため、一つのことを継続することでできません。これが弱みの一つです。興味がなくなってしまうと続けることが苦痛になってしまうのです。
例えば、かつてはSNSをやっていたのですが、最初にちょっとやっただけですぐにやめてしまいました。知り合いの中小企業診断士のなかにはずっと継続してやっている人がいるので、そんな人をみると尊敬してしまいます。
まあ、もともと流行に乗ってやり始めたのでそれほど自分が好きで始めたわけではない、というのもあります。でも誰にも強制されて始めたわけではないので、やはり継続できない原因は自分にあります。
このブログをやり始めたのも、継続できない性格を直そうという目的も多少あります。
そこそこ継続できていますが、でも継続できる理由はもともと何か書くのが嫌いというわけではなかったのが大きいと思っています。
もともと嫌いなものは、多分継続できないと思います。
②あきらめが早い
- あきらめが早いのはビジネス上では欠点です
あきらめが早いというのは、負けず嫌いとは正反対という性格にも原因があります。
負けず嫌いの人は人に負けるのが嫌なので、それをエネルギーにして頑張るという面があると思いますが、私にはまったくそのような感情はありません。むしろ早く負けて、その戦線を離脱して楽になりたいと思うほうです。
ですからちょっとやってみて「これはだめそうだな」と思ったら、すぐあきらめてしまうのです。ただ、ビジネスはあとちょっと粘ればうまく行くというケースもよくあります。あきらめが早いのはビジネスでは欠点です。
私は中小企業診断士2次試験で2回失敗していますが、中小企業診断士の場合は、中小企業診断士にどうしてもなりたいという執念があきらめの気持ちより勝ったので、3回挑戦してなんとか合格できたのだと思っています。
2回失敗してあきらめなかった過去の私を褒めてあげたいと思います。
③流されやすい
- 流されやすいと、結局どれも中途半端になってしまいます
流されやすいことは、強みにあげていた「こだわりがない」の裏の面です。こだわりがないため、何か新しい考え方が現われると、それに影響されてしまうのです。
それが、悪いわけはないと思いますが、結局どれも中途半端になって、一つのことを探求していくことができないわけです。
ですが、成功している人というのは、何か一つのことを探求しています。
ドラッカーを研究して、ドラッカーに関する本を出版して有名になっている方もいます。そのように、一つのことを探求することも中小企業診断士にとっては必要なことです。それが専門性につながると考えます。
それができた上で、ほかにも手を出すというのならいいのですが、ただいろいろ手を広げてみるというのはあまり得策でないような気がします。ただ取っ散らかっているという感じになってしまいます。
まとめ
基本馬鹿の強み
リスクがないのであれば、行動する、とりあえずやってみる、ということになります
こだわりがないので、いろいろなやり方をやってみるということに関して、抵抗感がありません。
あまり深く考えないのでチャレンジもできます。
基本馬鹿の弱み
根気がなく忍耐力がないため、一つのことを継続することができません。
ただ、ビジネスはあとちょっと粘ればうまく行くというケースもよくあります。あきらめが早いのはビジネスでは欠点です。
流されやすいと、結局どれも中途半端になってしまいます
私の考え 弱点の克服よりも強みを伸ばすことが重要だと考えています。 これは他のビジネスでも同様です。弱点は克服しなくても、他の人にやってもらうという方法もあるからです。 その方が効率的で楽だと考えます。 |