中小企業診断士の勉強にも役立つ本を速く読む速読法

本を早く読む速読法って効果あるのでしょうか?

中小企業診断士の勉強では、当然本や文章を読むことになります。

それが勉強だからです。

 

また、中小企業診断士になってからも勉強が必要で、多くの本を読むことになります。

 

そこで、問題となってくるのが本を読む速度です。

本を読むのが遅いと、勉強の速度も遅くなり、知識の吸収も遅くなります。

本は、できれば早く読めることにこしたことはありません。

 

私は、本を読むのが早いとはいえず、どうしたらもっと早く本を読めるようになるだろうかと常々思っていました

 

速読のことも、ちょっとネットで調べたこともありました。

 

速読の教室のようなものもあって、そこで学ばれている人もいるようです。

 

そんななかで、ある一冊の速読関連の本と出会い購入したことがありました。

 

神田昌典氏が監修した「あなたもいままでの10倍速く読める」という本です。

神田昌典氏は、ビジネス系の書籍を多く出版していて、世間的にもヒットしていました。私も彼の本をよく購入して読んでいました。なじみがあったわけです。

その神田氏の監修した本ということで、買って読んでみようということになったのです。

 

いわゆる速読本です。

今日は、その本の内容の紹介です。

少しでも速く本が読みたいと思っている人は、試してもよいかなと思います。

 

この記事を読むと、「あなたもいままでの10倍速く本が読める」という本の速読方法の考え方がわかります。

 

中小企業診断士の勉強にも役立つ本を早く読む速読法

記事の内容

  • 「あなたもいままでの10倍速く本が読める」(2つあります)
  • 効果があったのか。

この記事は私の体験をもとに書いています。

速読の効果も多少はあったと考えています。

 

「あなたもいままでの10倍速く本が読める」

フォトリーディングで速く読む

  • 従来の速読法とは違います

本の表紙の画像を見るとわかと思いますが、この本では「フォトリーディング」という方法を使って速読をします。

フォトリーディングというのは、本のページを画像のようにイメージで捉えて頭の中に入れていく、というやり方です。

字を読む速度を速くするという従来の速読法とは考え方が違います。

そんなことができるのかと、疑って入ると効果もないような気がします。ここはひとつ馬鹿になって、信じてやっていくことが必要です。

 

速読のステップ

  • 5段階のステップで進めていきます。

「あなたもいままでの10倍速く本が読める」では5段階のステップで速読をしていきます。

その5段階について、概略を説明していきます。

要点のみを書いていきますので、よくわからない点もあるかと思いますがご了承ください。

この本はもともと外国の方が書いていて、それを神田氏が監修して出版しています。

神田氏の本は分かりやすくて読みやすいのですが、この本はそうでもないのです。途中で飽きてしまうかもしれません。私も「飛ばし読み」で読んでいきました。

 

ステップ1:準備

まず、目的を明確にします。目的を明確にしたら、集中力を高めて「集中学習モード」に入ります。リラックスして敏感な状態にしていきます。

 

ステップ2:予習

文書をざっと見渡します。全体から部分を見ていき、目的に沿った価値があるか検討します。そして読み進めるか否かを決定します。

 

ステップ3:フォトリーディング

フォトリーディングの準備をします。

集中学習モードを更に高めた加速学習モードに入っていきます。

まずは、1.体のリラックス、2.精神のリラックス、3.モード突入という形で入っていきます。

フォトリーディングは目をカメラのようにイメージしてページの写真を撮り、脳に送り込むというような意識で進めていきます。

「常識的な読み方」ではないので、この段階では特に何も覚えていないことになります。単語の断片だけがときどき印象に残る程度です。

不安に思いますが、それでも良いのだと進めていくことになります。

 

ステップ4:復習

目を通した本を復習します。目次を見返したり、最初と最後の段落をさっと読んだり、索引を見ていきます。

ポイントは興味を惹かれたキーワードを10~15ページごとにページをめくりながら見つけていくことです。

これをトリガーワードと言っています。

そして、自分の興味や知りたい情報に関する質問を考えてみます。

 

ステップ5:活性化

生産的休息を取ります。(数分間から一晩ほどフォトリーディングした本から離れます。)

この休憩の時間に、フォトリーディングで無意識に取り込まれた情報が熟成されるていく、とのことです。

この段階でステップ4:復習の際に作成した質問を見直します。これが脳を刺激して、フォトリーディングで取り込まれた内容を脳が検索し始め、読むべき箇所をあなたに教えてくれるとのことです。

 

そして、読むべき箇所がわかったら、そこを重点的に読んでいくようにします。

 

以上のような流れです。

 

上に書いたのは本当に一部です。この本は内容が濃くて実践的なやり方も詳しく書かれています。

 

効果があったのか。

  • マスターしているとは言えないが多少効果はある

何度か、この本に書かれていることに沿って、実際に試してみました。

マスターしているとは到底いえないレベルですが、多少は効果があるような気がします。

本を読むコツというのは、なんとなくわかったような気がします。

最初から一字一句読んでいくというよりも、全体をざっと眺めてから入っていったほうがよさそうだ、ということは体験としてわかりました。

また、フォトリーディングをしていると、なんとなく印象に残るページもあります。

 

ちゃんとやり方をマスターすればもっと納得できるような結果がでるような気がします。

 

2009年に出版された本ですが、アマゾンではまだ売っているようです。

中古本もあり、安く購入できます。

本を速く読みたい人、本を読むのが遅くて速く読む方法を知りたい方は、一度読んでみても良いかなと思います。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。