中小企業診断士が行う研修の実際

中小企業診断士が行う研修の実際

中小企業診断士には、企業の研修やセミナーの仕事があります。

でも、実際はどんなふうにやっているのかわからない方が多いのではないでしょうか。

先日、KAZUTOYOは中小企業に「事業継続力強化計画」に関しての研修を行ってきました。

今回、その話を書くことにします。

この記事を読むと、中小企業診断士が行う研修についての流れや様子などがわかるようになります。

興味のある方はご覧ください。

 

中小企業診断士が行う研修の実際

本記事の内容

  • 研修の準備(3つあります)
  • 企業訪問(3つあります)
  • 研修の様子(3つあります)
  • この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
  1. KAZUTOYOは家電量販店店員(パソコン売り場も担当)として10年以上の経験があります。
  2. パソコン売り場にいたこともあり、IT関連の知識も多少あります。
  3. 中小企業診断士としての活動歴も10年以上です。

 

研修の準備

  1. 資料作成
  2. 資料を中小企業支援機関に送付
  3. 機器の準備

①資料作成

  • パワーポイントで資料を作成

先日の「事業継続力強化計画」の研修は中小企業支援機関からの依頼を請けて行ったものです。

研修やセミナーではパワーポイントで資料を作成します。研修ではそれをプロジェクターで映して進めていきます。

 

ですから、まず資料を作成するのが第1段階です。

研修時間よりも資料作成のほうが何倍も多く時間がかかります。そんなものです。

ほとんどの中小企業診断士はパワーポイントで資料を作成しているように思います。

ですから、中小企業診断士でパワーポイントを使えない人はKAZUTOYOの回りには一人もいません。

 

②資料を中小企業支援機関に送付

  • 資料を送付します

資料ができあがったら、中小企業支援機関の担当者にメール添付という形で送付します。

研修日の3日~4日前までには送付するようにしています。

資料は研修参加者にも配布してもらいますが、それは中小企業支援機関の担当者がやってくれます。

 

パワーポイントの資料は容量が重くなってしまうことがあります。

その場合は、無料で大容量の資料を送付できる「ギガファイル便」などを使うこともあります。まあ、KAZUTOYOが作る資料には秘匿事項もないですし、流出しても別にかまわないのであまり気にせず使っています。

 

③機器の準備

  • プロジェクターやモバイルルーターも準備

訪問先は中小企業なので、プロジェクターなどがない場合もあります。

ですから中小企業診断士は、自前でプロジェクターを持っている必要があります。

研修にはパソコンだけでなくプロジェクターも持っていきます。

 

また、研修中にはインターネットにつなげて画面を見てもらうこともあります。

ですからモバイルルーターも必要になります。

 

KAZUTOYOのモバイルルーターは充電式なので、事前にバッテリー残量の確認をしておきます。

 

企業訪問

  1. 自動車での移動がほとんど
  2. 遅刻は厳禁
  3. ストリートビューで確認

①自動車での移動がほとんど

  • 田舎の中小企業診断士は車移動

KAZUTOYOは地方の中小企業診断士です。訪問先には公共交通機関が利用できない地域も多いのです。

ですので企業訪問にはほとんど車でむかいます。

プロジェクターも持参することが多いので、荷物になります。

このため電車で行けるところでも自動車を利用することが大半です。

 

田舎の中小企業診断士は車の免許も持っていることが必要です。車の運転ができないと仕事になりません。

 

②遅刻は厳禁

  • 30分前までには到着するようにしています。

当然ですが、遅刻は厳禁です。

KAZUTOYOは約束の30分前までには相手企業に到着するようにしています。

例えばAM10時に約束していたら、AM9:30には到着するようにしています。

 

一度だけ大幅に遅刻したことがあります。

焦りました。

もうあの時のような思いはしたくないので、遅刻だけはしないように気をつけています。

 

③ストリートビューで確認

  • 建物の外観を確認

企業を訪問する際には、あらかじめGoogleストリートビューで建物の外観を確認してから向かうようにしています。

ナビに住所をいれていても、通りすぎてしまうことがあるからです。

訪問する中小企業が店舗などの場合はすぐにわかりますが、業種によっては、自宅が事務所になっている場合があるのです。

その場合通り過ぎてしまうことがあるのです。

 

建物の外観を画像として頭に入れておくと、すぐにわかるので便利です。

 

研修の様子

  1. 顔合わせ
  2. 研修の実施
  3. 次回開催日を決定

①顔合わせ

  • 名刺交換や中小企業支援機関担当者の話

今回の研修の参加者は5名です。中小企業支援機関の方が1名いるので、全員で6名ということになります。

比較的小規模な研修ということができます。

参加者が入室してきたら名刺交換を行います。

研修の開始時刻となり、まずは中小企業支援機関の担当者が研修の目的や進め方などについての説明があります。

 

②研修の実施

  • 研修部屋の都合でパソコンやプロジェクターが利用できない事態に

訪問先の企業で用意してもらった部屋は狭くて、プロジェクターは利用できないようでした。

ですので、プロジェクターを利用せずに進めていくことになりました。

このようなアクシデントは時々あります。

パワーポイントで作った資料をプロジェクターに映して進めていこうと思っていたので、少々やり方を変更しないといけなくなりました。映像が使えない分、言葉でわかりやすく説明しないといけないのです。

ただ、ある程度場数を踏んでくると臨機応変に対応できるようになります。

 

今回のテーマは「事業継続力強化計画」です。

BCPに近い内容となります。BCPについてKAZUTOYOは以前から取り組んでいるので多少知識の蓄えはあるので、なんとか対応ができました。

 

③次回開催日を決定

  • 参加者のスケジュールを調整します

「事業継続力強化計画」の研修のゴールは、申請書を完成し、経済産業省に提出し認定を受けることです。

今回の研修は複数回に亘って行われることになります。

研修の最後には、参加者のスケジュールを調整し次回開催日を決定します。

それまでに、申請書について記入できるところは記入しておいてもらうことになりました。

ということで、今回の研修は終了です。大体2時間ぐらいの研修時間でした。

(休憩時間はありませんでした。)

 

まとめ

中小企業診断士が行う研修の実際

研修の準備

  • 資料作成

パワーポイントで資料を作成

  • 資料を中小企業支援機関に送付

資料を送付します

  • 機器の準備

プロジェクターやモバイルルーターも準備

 

企業訪問

  • 自動車での移動がほとんど

田舎の中小企業診断士は車移動

  • 遅刻は厳禁

30分前までには到着するようにしています。

  • ストリートビューで確認

訪問先建物の外観を確認

 

研修の様子

  • 顔合わせ

名刺交換や中小企業支援機関担当者の話

  • 研修の実施

研修部屋の都合でパソコンやプロジェクターが利用できない事態に

  • 次回開催日を決定

参加者のスケジュールを調整します

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。