やり方はひとつとは限らない
うまくいく方法はいくつもあるのです。
富士山に登るには、静岡県側から登っても良いし、山梨県側から登っても良いのと同じです。どちらからでも頂上にたどり着きます。
でも、一つの道しかないと思っている人もいます。
ビジネスの世界も同じです。
うまくいく道は一つではなく複数の道があることを知っておくと良いでしょう。
今回はそんなことを思って、この記事を書いていきます。
この記事を読むと、うまくいく方法は一つではないことがわかります。
Contents
中小企業診断士の視点:うまくいくやり方は一つではない
記事の内容
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この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが自らの経験を元に書いています。
うまくいく店の陳列方法は一つではない
- ドン・キホーテの陳列方法は教科書には載っていません
最近、うまくいっていると思われる小売業にドン・キホーテがあります。各地にあるのでほとんどの人はドン・キホーテのことは知っていると思います。
ドン・キホーテの陳列方法は圧縮陳列と呼ばれます。圧縮陳列は商品を天井に届きそうなくらい高くして、かつ、ぎちぎちに詰め込んで高密度に陳列する手法です。
この陳列方法は、従来の大型量販店にはない陳列方法です。
KAZUTOYOは一級販売士で小売業の勉強もしていますが、販売士ではそのような陳列方法は勉強していません。従来の好ましい陳列要素の考え方は以下のようなものでした。
- 見やすいこと
- 選びやすいこと
- わかりやすいこと
- 迫力ある陳列
ドン・キホーテの陳列は上の三つ(見やすいこと、選びやすいこと、わかりやすいこと)には当てはまっていません。ですから従来のセオリーには当てはまっていないことになります。
迫力はあると思いますが。
でも、その陳列方法がよくて成功したのです。
つまり、うまくいく方法は一つではない、ということです。
実は、このやり方に似たような陳列方法は、以前から行われていました。
ドン・キホーテよりずっと前からKAZUTOYOが昔いた家電販売店でも似たような陳列をしていました。
ですから、KAZUTOYOからすると特に目新しい陳列方法ではなかったのです。
売上を向上させる方法や利益を上げる方法は一つではない
- 売上を向上させる方法や利益を上げる方法もいくつもあるのです
店舗で売上を向上させる方法もいろいろあります。マーケティングの考え方に沿っていけば、
- 品揃えを工夫して売上を向上させる
- ドン・キホーテのように売り場を賑やかにしていく
- 接客を工夫していく
- ネット販売を始める
- リピーターを増やしていく
などいろいろあるのです。
やり方は一つではないということです。
利益を向上させる方法も一つではないのです。
粗利益率を高めても良いし、コストを削減しても良いのです。
粗利益を高める方法も一つではないし、コスト削減する方法も一つではないのです。
やり方は一つではないのです。
このように、ビジネスの世界ではうまくいく方法や成功に至る道ややり方は一つではないのです。
とくにきまりはないので何をやっても良いということになります。
例えば、売上を向上させる方法で、例えばネットについて詳しい人はネット販売に挑戦するなど得意なところにチャレンジすれば良いのです。
問題解決方法も複数ある
- 問題解決する道筋はいくつもあります。一つではありません。
売上や業績を上げる方法というのは、一つではないのです。いくつもあります。ですが、たいていの場合複数のことを同時にやっていくことは困難です。ですから、最も効果が出る方法を考えていきます。
最も効果的なのは、ボトルネックとなっている部分を発見し、それを改善・解決していくことです。
そこが詰まっているので、それをなんとかすれば良いのです。
また、人間にはできること、できないことがあります。またすぐにはできないこと、時間を要するものもあります。問題を解決するのに多額の資金が必要な場合もあります。
KAZUTOYOは、企業規模にもよりますが、お金もかからず、比較的容易にすぐにできることから提案するようにしています。
いずれにしても、相手のことを理解し、相手の真のニーズを把握することが前提となります。それをすっ飛ばしてしまうと独善的なものになってしまい、うまくいきません。
相手のペースに合わせてこちらも進んでいくようにしています。
まとめ
例えば、ドン・キホーテの陳列方法は教科書には載っていません
売上を向上させる方法や利益を上げる方法もいくつもあるのです
問題解決する道筋はいくつもあります。一つではありません。 |