中小企業診断士の視点:珈琲ショップを勝手に診断

珈琲ショップを勝手に診断

勝手に診断とはいっても、押しかけていって無理やり診断したのではありません。お客として行って、勝手に頭の中で診断してみたというだけの話です。

友達と山の中にある珈琲ショップにいってきたのです。

今回はその話です。

1ヵ月ほど前のことで、まだコロナの件で騒がしくなかった時の話です。

この記事を読むと、こんな人生もなかなか良いものだと思うかもしれません。

 

コーヒーショップを勝手に診断

記事の内容

  • 珈琲ショップの立地
  • 店舗の入りやすさ
  • 店舗の外観・店内の印象
  • 接客対応とメニュー
  • 音楽ファンから見た印象
  • 売上・利益診断
  • 感想

この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが体験を元に書いています。

珈琲ショップの立地

  • 田舎にあり、街中からは遠い

今回、行った珈琲ショップは山の中の田舎にあります。街中からは車で50分ぐらいかかります。

距離にして30キロぐらい離れたところにあります。

立地がいいわけではありません。

KAZUTOYOも友達に誘われたから一緒にいったので、一人では行くことはないでしょう。珈琲を飲みに車で50分もかけて行くのは、まあ、ないでしょう。

 

店舗の入りやすさ

  • 小型車でないと難しい

山の中の田舎にあるといえ、店舗までの道は舗装がされているので普通の車であれば何の問題もありません。

ですが、肝心の店舗は道沿いにあるのではなく、脇道を上ったところにあります。

脇道はかなり狭く、大型の車だと曲がれないのではないかという急カーブもあります。

また、店の駐車スペースもかなり狭く、同伴者がうまく誘導しないと駐車するのも困難なほどです。

KAZUTOYO一人だったら、もう行かないと思います。

 

店舗の外観・店内の印象

  • 古民家風の外観、店主が自分でリフォーム

店舗の外観は、古民家を少し手直ししたような外観です。

店内は店主が10か月近くかけて自分でリフォームしたという内装になっています。天井も高く、古いながら雰囲気はなかなか良い印象です。

座席数は16で、それほど大きな店というわけではありません。

友達の誘いに乗った理由は、高級オーディオを備えていて音楽を良い音で聴けるからなのですが、確かに大きなスピーカーが設置されていました。

店内にはジャズが静かに流れていて、雰囲気は良いなと思いました。

 

接客対応とメニュー

  • 接客対応はあまりよくないが、珈琲はいろいろな種類があり、おいしい

店内に入ると、すでに3人ほどのお客がいました。

店舗は年配の男性店主が一人で運営しているようですが、店に入ってもすぐに店主がでてくることはありませんでした。

しばらくは放置状態です。

かなり時間が経過した頃、やっと店主が注文を取りにきました。

KAZUTOYOは覚えられない名前の珈琲とツナトーストを注文。本当はピザトーストが良かったのですが、売り切れとのこと。

12時30頃だったのに、もう売りきれとは変だな、お客様もそれほどいないのに。ひょっとして初めから用意がなかったのでは、と思いました。

それからかなり待ちましたが、注文した珈琲とツナトーストを店主が持ってきました。

珈琲とツナトーストはかなりおいしかったです。珈琲はかつて飲んだことのないような味でした。

価格は珈琲とあわせて1000円ですが、おいしかったので高いとは思いませんでした。

 

音楽ファンから感じた印象

  • 音量が小さくよくわからない

高級オーディオを備えていて音楽を良い音で聴けるというので期待していのですが、音量が小さいためか、KAZUTOYOの耳が遠くなったのか、音についてはよくわかりませんでした。

会話に支障がないように、わざと音を小さくしているのかもしれませんが、ちょっと残念でした。

 

売上・利益診断

  • 食べていくには十分かな、という印象

先ほども書きましたが、店内に入ると、すでに3人ほどのお客がいました。

また、我々が店を出る頃に3人組お客が入店してきました。

行ったのは平日ですが、以上の感じからすると多分一日に最低でも10人程度のお客は来店するように思います。

とすると、客単価平均1000円とすると一日の売上は最低でも1万円はあるはずです。原価率は30%程度だと思いますから、一日の粗利益は最低7000円あると思います。

週一休みで、月に25日営業と考えると、一月の売上は最低でも25万円、粗利益175000円程度は確保できるはずです。

店主一人でやっているので、一月175000円の粗利益なら諸経費引いてもやっていけるのだと思います。

ひょっとしたら、20万円以上の粗利益をとっている可能性もあります。

店は、田舎の古民家を自分でリフォームしているということから、買い取り物件のはずです。賃貸ではないので家賃を払っているわけでないのです。

これなら、店をつぶさずにやっていくこともできます。

店ができてからもうすぐ3年ということがそれを証明しています。

 

感想

  • 店主は良い人生を過ごしていると感じました

珈琲とトーストはおいしかったので、行ってみて失敗したとは感じませんでした。

リピーターがいる理由がわかりました。音楽ファンが集う店というより、雰囲気と美味しいコーヒーが魅力の店だと感じました。

店舗の経営面では諸経費を引いても月に15万円程度の収入は得られていると思います。

あと、店主は年金をもらっているはずですから、生活するのに不自由はないはずです。

店でかかっている音楽は店主が過去に自分で集めたもので、趣味が実益になっているような気がします。

このような人生も良いものだと思ってしまいました。

 

まとめ

珈琲ショップを勝手に診断

  • 珈琲ショップの立地

田舎にあり、街中からは遠いので不便

  • 店舗の入りやすさ

脇道に入っていく必要があり、小型車でないと難しい

  • 店舗の外観・店内の印象

古民家風の外観で、内装は店主が自分で時間をかけてリフォーム

  • 接客対応とメニュー

接客対応はあまりよくないが、珈琲はいろいろな種類があり、おいしい

  • 音楽ファンから見た印象

音量が小さくよくわかりませんでした。

  • 売上・利益診断

食べていくには十分かな、という印象でした。

  • 感想

店主は良い人生を過ごしていると感じました

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。