時間はかかっても中小企業診断士になりたい方いませんか?
中小企業診断士を目指す方は、だいたい最初は「自分はストレート合格だ!!」という意気込みで勉強を開始すると思います。長期にわたることは考えていません。
でもストレート合格できる方はほんの一部です。
2年で合格できた人も合格率から客観的にみれば、少ないはずです。
これは事実だと思います。
それでも、中小企業診断士になりたい方は、結局長年かけてようやく中小企業診断士に合格するということになります。私も2次は3回目で合格しました。
そんな方にお提案するのは、「3年、4年かけて合格する中小企業診断士勉強法」です。
もともと中小企業診断士を目指す方で馬鹿はいません。私が見てきた方はほとんど優秀でした。(日東駒専大学出の私はたぶん下の方だったと思います)
私は、二次試験対策で資格予備校に通っていましたが、聞きはしませんでしたが、多分、一流大学、今で言うマーチ、早慶クラスでないと就職できないような企業に勤めている方がごろごろいました。(私は家電量販店出身 (T_T))
なんで中小企業診断士を狙うんだ、弁護士とか会計士を狙ってくれ、中小企業診断士は譲ってくれ、と思っていました。彼らと競うことになるのだから、当然です。
そのような優秀な方が試験を受けに来るのです。競争は厳しく、合格するのは困難となります。
合格できなかった人も、多くが優秀です。不合格の理由は勉強する時間がとれなったことや勉強法等に問題があったと思っています。
優秀な人達がみんな、「自分はストレート合格だ!!」と挑んでも、試験の性格上、合格者の人数はある程度決まっています。優秀でも不合格になるのです。
ということで、客観的な事実を認め、少しでも自分の合格率を高める方法にチャレンジしても良いと思います。
自分の経験を踏まえても、最初はストレート合格と意気込んだものの、結局長期戦になってしまったので、あらかじめ長期間で突破するように考えてみても良いと思います。
そこで私が提案するのは、先ほども書きましたが、「3年、4年かけて合格する中小企業診断士勉強法」です。
この記事を読むと、「3年、4年かけて合格する中小企業診断士勉強法」がわかります。
時間をかけても、どうしても中小企業診断士になりたい方は、参考にしていただければ幸いです。
Contents
3年、4年かけて合格する中小企業診断士勉強法
記事の内容
- 短期間に詰め込むと頭が飽和する
- 知識を応用できるまでには時間がかかる
- 3年、4年かけて合格する中小企業診断士勉強法もあり
- 一次試験に関連する資格を勉強していく
- 最もお勧めな資格は何
- その他のお勧めの資格は何
- 二次試験対策はどうする
短期間に詰め込むと頭が飽和する
- 詰め込むと頭が飽和します
中小企業診断士受験を思い立ち、勉強を開始します。普通一次試験の勉強をする期間は約1年~1.5年です。資格予備校のカリキュラムもそうなっていることが多いと思います。
1回勉強しただけだと忘れてしまうので、7科目を数回繰り返し勉強することになります。すると1科目1回あたりの勉強期間は約2~3週間です。これはよく言われていることです。
ですが、中小企業診断士の科目の中には、財務・会計のように暗記だけでは対応できない試験科目もあります。これを短期間でマスターしようとするのは、そもそも困難です。
1年~1.5年で7科目をやっていくので、一次受験を迎えるころには、頭がパンパンと思うほど、飽和してしまいます。余力もなくなります。私はそんな感じでした。
とにかく1次を突破しないと、次の段階までいけないのです。中小企業診断士を受験する人は皆優秀だとわかっていたので、1次までで力を使いきってしまいました。頭もパンパン。余力はない、という感じでした。
二次は当然、不合格でした。
知識を応用できるまでには時間がかかる
- 知識を応用するには時間がかかる
科学的に証明されているかはわかりませんが、脳は「知識を応用するには時間の経過が必要」ではないかと考えています。
短期間で知識を詰め込み、頭が飽和したパンパンな状態では、その覚えた知識を応用するのは困難だと思います。
飽和状態の頭では、例えば、「マズローの欲求階層説とは何か?」という問題があったら、それに解答するのが精いっぱいで、それを使って応用するというか、それを元に何かを考えていくというのはできないような気がします。
ある程度、時間をおいてその知識が頭の中でこなれてこないと応用するのは難しいのかな、と思います。
繰り返しになりますが、このように知識を応用するのは、ある程度時間の経過が必要なのではないかと思っています。
脳に余裕がない頭の状態だと、難しいような気がします。
3年、4年かけて合格する中小企業診断士勉強法もあり
- 3年、4年の長期計画で中小企業診断士合格を考えても良いのでは
中小企業診断士の一次試験対策は普通1年~1.5年という短期間で7科目を勉強します。一次試験を受ける頃には頭が飽和している状態です。この状態では覚えた知識を応用して考えることは難しいかなと思っています。
初めて一次合格をした方は、ほぼその状態で2次を受けるのですから、二次合格はやはり困難となります。
そこで、あらかじめ試験に関連する資格の勉強をしておくことで、中小企業診断士の1次試験の勉強の負担を少なくすることを考えます。
こうすれば、頭が飽和状態にならず、まだ余力のある状態を残して二次試験を迎えることができます。
運がよければ、2年~3年で中小企業診断士の二次試験に合格することができます。
一次試験に関連する資格を勉強していく
- 1年~2年かけて中小企業診断士1次試験に関連する資格を取得していく
中小企業診断士一次試験に関連する資格試験を調べてみました。
この中から、1年~2年かけて3つから4つの資格取得を目指して勉強していきます。こうするとその後中小企業診断士一次試験の勉強に余裕を持って臨めるようになります。また復習になるので、知識もさらに定着していきます。
お勧めの検定試験を表にしてみました。参考にしてください。(クリックすると拡大します。)
最もお勧めな資格は何
- 日商簿記検定がお勧め
中小企業診断士一次試験では、財務・会計を苦手とする方が多いようです。私はその原因は、簿記を習うことなく、財務・会計の勉強に入っていくからだと考えています。
簿記は財務・会計の土台です。基礎を作らず、家を建てるようなものです。土台がない状態で、土台を前提とする知識を身に着けようとしても無理なのです。
理解できないのに、無理に知識をつけようとしたら、嫌になり、苦手になります。
私は、簿記の勉強をあらかじめしていたため、財務を苦手科目にせずに済みました。
また、日商簿記検定の2級をとっておくと、中小企業診断士になってから簿記も自信をもって教えられます。講師の仕事も回ってくることがあります。ぜひあらかじめ勉強しておくことをお勧めします。
簿記検定は日商簿記以外にもいくつか種類がありますが、最も有名で権威もある日商簿記が良いと思います。
その他のお勧めの資格は何
- ITパスポート、販売士をお勧め
ITパスポートは国家資格です。中小企業診断士になったあと、独立した場合、いろいろな機関に専門家登録する機会もあるかと思います。その際にも保有資格として書くことが出きます。
また、試験は. CBT(Computer Based Testing)方式となっていて、自分の都合に合わせて都合の良い日に、都合の良い会場で受験できます。(近くのパソコン教室を開催しているような会社・店舗で受験する方式です)
スケジュール的にとりやすい資格だと思います。
販売士も日本商工会議所が窓口となっていて、公的な試験で有名な資格です。
他には、ビジネス実務法務試験も、割と有名な資格だと思います。
その他の資格試験については、自分の都合に合わせてチャンレンジすることをお勧めします。
二次試験対策はどうする
- 二次試験対策は資格予備校に行くことをお勧め
二次試験は、この解答しかない、という試験ではありません。ですから、優秀な方でも不合格になるのです。やはり、毎年の試験問題を研究している資格予備校に通って、合格できる回答の書き方のコツをつかむのが、2次合格の近道と考えます。
資格予備校では、受験仲間もいます。自分と他の人との考え方の違いを知って、それから教えられることもあります。
一人で頑張るよりも、受験仲間がいたほうが、刺激にもなりますし、モチベーションも上がり、私も頑張ろうとなります。
よろしかったら、当ブログ「中小企業診断士に合格する勉強法」のページも併せてご覧ください。
まとめ
短期間に無理やり詰め込むと頭が飽和し、1次で頭がパンクします。
一次試験に関連する資格をあらかじめ勉強していく方法です。
日商簿記です
ITパスポート、販売士、ビジネス実務法務検定
資格予備校に通って、合格答案の書き方のコツをつかみます。 |