勉強癖をつけず、いきなりハードな勉強はきつい
中小企業診断士めざして、これから勉強を開始しようと思っている方もいるでしょう。でもちょっと待ってください。あなたは、常日頃勉強していますか?
十年以上、何の勉強もしないでいきなり中小企業診断士の勉強をしようとしていませんか?
もし、そうならちょっと待ってください。
長期で考えているならともかく、来年の中小企業診断士の試験を受けるために、急に勉強を開始しようとしていませんか。
中小企業診断士の勉強はかなりハードなものとなります。
例えば、一ヵ月で一科目を勉強し、それを何回か回さないといけないような試験です。
勉強していない期間が長い人が、では明日から来年の中小企業診断士の試験に備えて、ハードな勉強をしようとしても、なかなか思うように進まないはずです。
いきなりハードな勉強を始めるのはなく、勉強癖をつけてから中小企業診断士の本格的な勉強を始めることをお勧めします。
今回は、その理由を説明し、具体的な方法を提案します。
少しでも参考にしていただけたら幸いです。
Contents
勉強癖をつけてから本格的に中小企業診断士の勉強を始めよう
記事の内容
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勉強癖をつけてから、中小企業診断士の勉強を開始したほうが良い理由
①頭脳にも準備期間が必要です ②慣れてないと長時間机に座って勉強するのは辛いものです ③いきなりハードな勉強を毎日では、継続できません |
①頭脳にも準備期間が必要です
- 運動と同じで脳にも準備が必要です
運動をするときは、たいてい準備運動をまず行ってから本格的に始めていきます。勉強も同じです。脳にも準備が必要です。
長期間勉強をしていなかった人は特にそうです。体を動かしていないと体はなまります。脳も同じです。勉強のブランクが長かった人は、かなり脳がなまっていると考えられます。
私の例ですが、会社に入って勉強らしい勉強はしていませんでした。そんな状態で中小企業診断士の勉強を始めたのですが、最初は何も頭に入ってこなかったのを覚えています。
あれ、変だな、と感じていました。なかなか調子がでてきませんでした。
特に、ある程度年齢を重ねている人はそう感じると思います。
なまった脳が動くようになるには、準備期間が必要だと、なんとなくわかった出来事でした。
②慣れてないと長時間机に座って勉強するのは辛いものです
- 机に長時間座って勉強するのはきついものです
これも私の例です。
中小企業診断士になろうとして、一念発起して勉強を始めました。でも勉強に慣れていない為、それはきついものでした。さあ、やろうと思っても、まず机の上を片付けてからとか、趣味をやってから、などと始めるのに時間がかかるのです。
また、始めても、長時間は無理なのです。すぐに飽きてしまうのです。
中小企業診断士関連の本の中に、合格体験記もあったのですがそのような、勉強とは全く関係ないとは言えないですが、そっちの方を繰り返し何回も読んだりしていて、勉強は一向にはかどらないということを繰り返していました。
でも、なんとなくそんなことを繰り返しているうちに、だんだんと勉強するようになっていきました。勉強にも助走期間が必要なのです。特にブランクが長期の人は。
③いきなりハードな勉強を毎日では、継続できません
- 勉強癖のない人が、いきなり毎日勉強するのはきついものです。
中小企業診断士になるには、ハードは勉強を毎日継続していくことが必要になります。でも長期間、勉強をしてこなかった人が急にそのような生活に飛び込むのは、かなり無謀です。人間は急激な変化にはついていけないところがあります。
徐々に脳と体を慣らしていくことが必要と思います。
いきなり、そのような生活に転換していくのは無理があります。
私の経験からも徐々に脳と体と慣らしていくことが必要だと考えています。
具体的な方法の提案
①を動かす準備期間として軽めの勉強から始める ②次に頭を使う勉強をする ③本格的に中小企業診断士の勉強を始める |
①脳を動かす準備期間として軽めの勉強から始める
- 中小企業診断士に関わる軽めの勉強から少しずつ始める
いきなり、ハードは中小企業診断士の勉強ではなく、脳を徐々に慣れさせるために中小企業診断士に関連する軽めの勉強をしていきます。
「運営管理」に関連する「販売士」、または「経営情報システム」に関連する「ITパスポート」等が良いと考えます。
また、初めは毎日勉強だと、脳も体もすぐには対応できないので、一日おきとか、二日やったら一日休むとかにした方が良いと考えます。
いきなり、ハードなスケジュールで始めると、脳と体が拒否反応を起こす可能性もあります。最初は無理のないように進めていくのが良いと考えます。
②次に頭を使う勉強をする
- 脳と体が慣れてきたら、頭を使う勉強をします
徐々に慣れてきたら、頭を使う勉強に移っていきます。前段階の「販売士」や「ITパスポート」は言ってみれば、単に知識を覚える科目です。思考力をそれほど必要とする科目ではありません。
この段階では、慣れてきたこともあり脳も動きがよくなってきているはずです。
そこで考えたり、しっかりと理解していかないといけない勉強をしていきます。具体的には簿記や経済学あたりでしょう。
これらの科目は、理解して進めていく科目になります。
学生時代のように頭脳が動いてきたら、頭を使う勉強をしていくのが良いでしょう。
③本格的に中小企業診断士の勉強を始める
- 脳や体が勉強に慣れ、勉強癖がついたら本格的に中小企業診断士の勉強を開始します。
脳や体が勉強することに慣れ、勉強癖がついた段階で、本格的に中小企業診断士の受験勉強に入っていきます。
慣れて勉強癖がつく期間は人によって違います。
勉強のブランクが長かった人は、1年以上かかるかもしれません。
ここからが本当の勝負になります。ここから二次試験突破まで、ほぼ毎日勉強をしていくことになります。
勉強癖が付いた人は、それほどしんどい思いをしないで勉強を進めていくことができます。また、準備期間で、「ITパスポート」、「販売士」、「簿記」などを勉強していれば、基礎ができ中小企業診断士の勉強もはかどるようになります。
中小企業診断士試験は一次試験、二次試験があり、長丁場の戦いになります。そのためには準備期間が必要です。
脳や体を時間をある程度かけて勉強に慣れさせ、勉強癖をつけることが、中小企業診断士の長丁場の勉強を乗り切るポイントだと私は考えています。
まとめ
勉強癖をつけてから、中小企業診断士の勉強を開始したほうが良い理由
運動と同じで脳にも準備が必要です
勉強癖のない人が、いきなり毎日勉強するのはきついものです。
具体的な方法の提案
中小企業診断士に関わる軽めの科目から少しずつ始める
脳と体が慣れてきたら、頭を使う勉強をします
脳や体が勉強に慣れ、勉強癖がついたら本格的に中小企業診断士の勉強を開始します。 |