長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法

長くかかっても中小企業診断士になりたい方

中小企業診断士に2年以内になれる人は超優秀です。でも長期戦を強いられている方も多く存在します。

私もそうでした。

中小企業診断士はそうそう簡単になれる資格ではないのです。

 

短期で合格したいという気持ちはわかりますが、長期的視点で中小企業診断士を目指すのもありではないでしょうか。

 

そんな考えに納得できる方にお勧めする勉強法です。

この記事を読むと、長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法についてわかるようになります。

 

長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法

記事の内容

  • 「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」はこんな方にお勧めです
  • 「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」のコンセプト
  • 「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」はこんな効果が期待できます。
  • 「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」の具体的な方法
  • 「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」の具体的な計画例
  •  ノートを作って覚えましょう

 

この記事は私の経験も含めて書いています。

 

「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」はこんな方にお勧めです

①勉強が嫌いでない方  

②地道にコツコツ努力ができる人

③自分ではそれほど頭がよくないと自分で思っている人

①勉強が嫌いではない人

長期間勉強を続けることになるので、勉強が嫌いな人には向いていません。勉強が好きな人、少なくとも嫌いではないことが必要です。

 

②地道にコツコツ努力ができる人

勉強は毎日の積み重ねが重要です。長期に亘って勉強していくのでコツコツした努力を継続できる人でないと、難しいかもしれません。

陸上競技の長距離選手のように、全力ではなく、一定のペースでたんたんと勉強を継続できることが必要です。

 

③自分ではそれほど頭がよくないと自分で思っている人

合格体験記等を読んで、そんな人はもともと優秀なんだろう、などと思ってしまうような、いまいち自分の頭脳に自信を持てない人。「継続は力なり」です。努力が継続できれば難関突破も現実になります。(私が良い例です)

 

「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」のコンセプト

考え方は中小企業診断士の関連資格・関連検定を2年間程度勉強してから、中小企業診断士の勉強を始めるというものです。

次の2年程度で中小企業診断士合格を目指すというものです。

全体では4年~5年程度かけて、ゆっくり実力をつけつつ中小企業診断士合格を目指すというものです。

 

「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」ではこんな効果が期待できます。

①自分に自信がつきます  

②中小企業診断士科目の基礎知識が身につきます

③中小企業診断士の勉強にすんなり入れます

①自分に自信がつきます

関連資格・関連検定の試験を受け、合格という現実を手にすると、自分に自信が持てるようになります。今まで自分に自信がなかった人も徐々に自信がつくようになります。

 

②中小企業診断士科目の基礎知識が身につきます

中小企業診断士の一次試験の関連資格・関連検定の勉強をすることで、一次試験を臨む上での基礎的な知識を身に着けることができます。

これにより、後日一次試験の勉強がはかどることになります。

 

③中小企業診断士の勉強にすんなり入れます

中小企業診断士一次試験の関連資格・関連検定の勉強をすることで、いざ本格的に中小企業診断士一次試験の受験勉強を始めたときに、すんなり勉強に入っていくことができます。同じようなことを一度勉強しているからです。戸惑うことなく勉強を進めていくことができます。

 

「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」の具体的方法

中小企業診断士一次試験の関連資格・関連検定を2年程度で勉強していくのですが、関連資格には次のようなものがあります。

 他にもありますが、知名度の高いものや単体でも後日役に立ちそうな資格を選びました。

中小企業診断士一次試験に関連する資格試験・検定試験

一日目の試験科目

  • 経済学・経済政策――経済学検定EREミクロ・マクロ  目標Aランク以上(7段階評価:Aは上から3つめ)

経済学検定EREミクロ・マクロの勉強には適当な書籍が見当たりません。また検定自体も合否を決めるものではなく、検定自体のブランドも高いとは判断できないため、あえて積極的には受験をお勧めしません。

  • 財務・会計――日商簿記検定 目標 2級合格
  • 企業経営理論――経営学検定 目標 中級合格
  • 運営管理――販売士検定 目標 2級合格

 

2日目の試験科目

  • 経営法務――ビジネス実務法務検定  目標2級合格
  • 経営情報システム――ITパスポート
  • 中小企業経営・中小企業政策――該当なし

 

表にまとめると以下のようになります。

 

「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」の具体的な計画例

  • 具体的な長期計画例

初年度は難易度の高くない資格試験・検定資格の勉強をします。2年目は勉強に慣れてきたこともあり、ボリュームもあり難易度が高いと考えられる資格試験・検定資格の勉強をして合格を目指します

不合格の場合でもあまり気にしないようにします。目的はあくまで中小企業診断士になることですから。

1年目

  1. まず、ITパスポートを勉強し、3月または4月に試験(随時実施している)を受けます
  2. 次に、ビジネス実務法務検定を勉強します。9月試験の合格を目指します。
  3. 次は、販売士2級を勉強します。12月の試験合格を目指します。

2年目

  1. 簿記を勉強します。6月の試験合格を目指します。2級と3級は時間帯をかえて同日に実施されます。両方受験できます。私は両方受験して運よく2級と3級の両方合格できました。簿記は財務・会計の基礎です。あらかじめ勉強しておくことを強くお勧めします。
  2. 経営学検定を勉強します。12月の試験合格を目指します。

3年目

  1. 4年目でストレート合格できるように、早めに中小企業診断士の勉強を始めます。
  2. 勉強する際には、最初はあとの勉強の効率を高めるために、科目ごとに専用のノートを作っていきます。ノートを作るのは時間がかかり大変ですが、2回目の復習からは主にまとめたノートでの勉強になります。短時間で復習ができるようになります。(ノートの作り方は、後半に書いてあります。参考にしてください。)
  3. 2回転から3回転ぐらいしたら、二次の勉強も全体の1割から2割程度の力で少しずつ始めます。二次の勉強を少ししていくのは、4年目で1次に合格しても、二次の勉強をしていないと、たった一ヵ月ちょっとでは、なかなか二次合格は難しいと体験的に感じたからです。

4年目

  1. この年、ストレート合格を目指し、中小企業診断士の勉強をしていきます。
  2. 3年目と同様、一次合格に備え、二次の勉強も1割から2割程度の力でやっていきます。一次には何が何でも合格できるようにします。

5年目

  1. 万が一、一次に不合格・一次が合格でも二次に合格できなかったことを視野に入れておきます。
  2. 一次に不合格の場合でも、科目合格は何科目かしているはずです。余裕はあるはずなので、この年こそ一次二次とも一挙に両方合格を狙います。
  3. 一次合格、二次に不合格の方は、二次合格を目指します。時間的に余裕がある方は、日商簿記1級、販売士1級を勉強すると、中小企業診断士の資格を取った時にも役立ちます。具体的には、資格予備等で簿記講師、販売士講師などができるようになります。ただ日商簿記1級はかなり難しいと思います。また、取りこぼしをした資格・検定に再挑戦するのも良いでしょう。

計画例を表にしてみました。参考にしてください。

 

ノートを作って覚えましょう

  • ノートを作って復習する

中小企業診断士の試験科目は多く、出題は広範囲です。科目ごとに専用のノートを作り、自分が重要だと思う点やポイントとなる点をまとめていって、復習はノートを見返していくようすると良いです。

 

ノートは自分の言葉で書いていくので、他人の言葉よりも覚えやすくなります。また、書くことによって覚えるという効果もあります。

ノートには自分がまとめたポイントが書かれているので、テキストを読み返すよりも短い時間で復習できるようになります。

ノートを何度もくり返し読み返すことで、頭に知識が定着していきます。「皿回し学習法」で数多く回転させることが大切です。

 ノートの作り方

ノートは科目ごとに作ります。普通のノートではなくルーズリーフノートにすることをお勧めします。

そしてノートを開いたとときの左半分にテキストや参考書のまとめ、または自分が重要だと思ったことなどを書いていきます。

中小企業診断士の勉強ノート

中小企業診断士の勉強ノート

 

右半分はとりあえず、白紙のままにしておきます。なお、テキストの見出しやページ数を書く欄を各ページ左に設けておきます。また、ちょっと左右の端が切れてしまって見にくいですが、章ごとにインデックスを貼り付けています。こうすると、あとから復習がしやすくなります。インデックスは文房具店に売っています。

 

ルーズリーフノートを使う理由はあとからページを増やせることです。普通のノートだとあとから付け足すことはできません。

 

ノートの右半分を白紙にする理由は、後から問題練習などをやった時に関連するページに気が付いたことを加えたり、補足事項を書いたり、書き足したいことがあった場合に記入するためです

 

「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」のまとめ

「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」はこんな方にお勧めです

  • 勉強が嫌いでない方
  • 地道にコツコツ努力ができる人
  • 自分ではそれほど頭がよくないと自分で思っている人

 

「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」のコンセプト

考え方は中小企業診断士の関連資格・関連検定を2年間程度勉強してから、中小企業診断士の勉強を始めるというものです

「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」ではこんな効果が期待できます。

  • 自分に自信がつきます
  • 中小企業診断士科目の基礎知識が身につきます
  • 中小企業診断士の勉強にすんなり入れます

 

「長期計画で無理なく中小企業診断士に合格する勉強法」の具体的な方法

中小企業診断士一次試験に関連する資格試験・検定試験の合格を目指して勉強をしていきます。

 

ノートを作って覚えましょう

中小企業診断士の試験科目は多く、出題は広範囲です。科目ごとに専用のノートを作り、自分が重要だと思う点やポイントとなる点をまとめていって、復習はノートを見返していくようすると良いです。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。