パソコン関連でブログ読者様から頂いたお問い合わせへの回答
当ブログ記事「中小企業診断士のための失敗しないノートパソコン(PC)の選び方」の読者様からパソコン関連に関してお問い合わせをいただきました。
パナソニックレッツノート購入に関しての内容です。
要旨は2020年レッツノートSVの最新夏モデルを選ぶべきか、春モデルで良いのか、というものです。
このブログに書くことで、返信の代わりとさせていただきたいと思います。
KAZUTOYOがわかる範囲で答えさせていただきます。
Contents
2020年パナソニックレッツノートSV購入に際しての質問
本記事の内容
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この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
- KAZUTOYOは家電量販店店員(パソコン売り場も担当)として10年以上の経験があります。
- 中小企業診断士として10年以上の中小企業支援の経験があります。
レッツノートSV購入を検討中
- CPUがi7のレッツノートSVを検討中
質問者様は、CPUがi7のレッツノートSV購入を検討中とのことです。
最新夏モデルを選んだほうが良いのか、それとも春モデルでもよいのかという質問です。
質問者様のパソコン利用状況と悩み
- 現在のパソコン利用状況
ネット検索、オンライン会議、オフィスソフト等での利用が多い
- 将来のパソコン利用
WordPressでのWEB制作、動画編集も視野に入れている。
パソコン選択での悩み
- 最新夏モデルか春モデルか?
レッツノートSVの2020年最新夏モデル i7:6コアモデルを選ぶべきか、2020年春モデルi7-4コアモデルでもよいのかで悩まれているとのこと。
価格差が35000円と大きいため、無理もありません。
Secured-core PCの問題
もう一点、Secured-core PC のオプションをつけるかどうかです。
(Secured-core PCはMicrosoft社が提唱した、ファームウェア攻撃からPCを守る新しいデバイスセキュリティ要件ということですが、KAZUTOYOには詳しいことはわかりません)
オプションで3000円ということですが、
- 購入時のみしか付けられないこと、
- つけたらあとかから外すことはできないこと、
- つけることで処理スピード等、なんらかの影響があるかもしれないこと
ということで悩まれているようです。
CPUの客観的な性能差を見る
- 6コアCPUと4コアCPUの性能差
2020年春と夏のレッツノートSVの搭載CPUについて調べてみました。
春モデルに搭載されているCPUはi7-10510Uで4コア8スレッドの構成です。
夏モデルに搭載されているCPUはi7-10710Uでこちらは6コア12スレッドの構成となっています。
(スレッドとは同時に処理できる作業単位のことです。)
スレッド数はタスクマネージャーのパフォーマンスで確認できます。
8スレッドの例(KAZUTOYOのノートPCです)
8スレッド表示の例です。8個四角が並んでいることがわかります。
12スレッドだとこの四角が12個並ぶことになります。
12の作業を同時に処理できるので、他の条件があまり変わらなければ8スレッドのCPUより処理速度は速くなります。
次にCPU-i7-10510UとCPU-i7-10710Uの仕様の表を見つけましたので貼っておきます。
CPU-i7-10510UとCPU-i7-10710U仕様
出典:https://thehikaku.net/pc/other/corei7-10710u.htmlより
コア数とスレッド数だけでなく、キャッシュ容量にも差があることがわかります。
キャッシュ容量は処理速度にも影響すると考えられます。
CPU-i7-10510UとCPU-i7-10710Uのベンチマークスコアを検討
- 想像以上に差がありました
何か両者のCPUについてベンチマークのようなものがないかと探してみたら、このようなグラフを見つけました。
Core i7-10710UとCore i7-10510Uのベンチマーク
出典:https://little-beans.net/exposition/corei7-10510u/より
Core i7-10710UはCore i7-10510Uよりも25%程度よい結果となっています。
同じ世代のCPUですが、かなり差があると思いました。
KAZUTOYOの意見
- 6コアCPUと4コアCPUの性能差は大きい
調べると同世代のi7-CPUですが、6コアと4コアではかなり差があると感じました。
25%も差があると、KAZUTOYOだったら価格がかなり高くなりますが6コアを選ぶと思います。
通常の使い方だと、4コアi7で十分すぎるほどですが、将来動画もやるとなると話は変わってきます。
動画の場合、編集したあと書き出しをすることになりますが、書き出しにはCPUの性能が相当影響します。
KAZUTOYOも興味本位でパワーディレクターという動画ソフトを購入して動画をちょっと編集したことがありますが、10分程度の動画でも書き出しには10分以上かかりました。(第8世代i7、4コア8スレッドのノートPCです)
書き出し時には、CPUが100%稼働状態になり、パソコンに余裕はなく他の作業はできなくなります。
ですから書き出し時間は、短いほど良いのです。
ベンチマークの結果が25%違うということは、書き出し時間もその程度違ってくる可能性もあると考えられます。
今後5年程度は使うこと、動画作成のことを考えると、6コアCPUの最新モデルを選んだほうが良いでしょう。
Secured-core PCの件
Secured-core PCについては、まだ情報が少ないためなんとも言えません。
ただ、KAZUTOYOだったら3000円払ってSecured-core PCをつけてもらうと思います。
理由は
- 3000円とそれほど高額ではないこと
- 購入時にしかつけられないこと
- あとから外すことはできないことよりリスク対応を重視し、安心感を得たいため
- 処理速度などに影響がでるかもしれないという不安もありますが、多少は許容できること。
以上です。
使ってみないとわからない点
- 音と熱
ノートパソコンは使ってみないとわからないことがあります。
例えばファンの音や発熱です。
ファンの音が大きいと、静かな場や会議などで利用しづらいこともあります。また筐体がかなり熱をもつこともあります。
できれば購入する前に展示しているショップなどでチェックしておくと良いでしょう。
まとめ
2020年パナソニックレッツノートSV購入に際しての質問
質問者様は、CPUがi7のレッツノートSV購入を検討中とのことです。最新モデルを選んだほうが良いのかと言うご質問です。
価格差も考慮の上、レッツノートSVの2020年最新夏モデル i7:6コアモデルを選ぶか、2020年春モデルi7:4コアモデルのどちらを選んだら良いのか また、Secured-core PC のオプションをつけるのかどうか
同世代のi7-CPUですが、6コアと4コアではかなり差があると感じました。
性能差が意外に大きいため、KAZUTOYOだったら最新モデルを選択します。 3000円払ってSecured-core PCをつけてもらいます。 |