高齢（70歳以上）でも中小企業診断士に合格できる?

昨日、2020年中小企業診断士一次試験の合格発表がありました。

合格率が高く合格者数が多かったことは、昨日のブログ「中小企業診断士の視点：2020年中小企業診断士一次試験の合格発表」に書きました。

興味のある方はお読みください。

さて、昨日のブログを書く際に、中小企業診断協会が発表した資料を見ていたら、年代別の受験者数と合格者数も記載されていました。

それを見ていて、結構な年齢の方でも中小企業診断士一次試験に挑戦し、合格していることがわかりした。

そのことを知り、じゃあ二次試験はどうなのだろうと思って、昨年の結果を調べたら高齢の方でも二次試験を突破している（失礼な言い方だったらすみません）ことがわかりました。

ひょっとしたら、今頃は実務補習も終了し、中小企業診断士として活躍されているかもしれません。

ということで、今回は高齢の方でも中小企業診断士に挑戦し、合格を果たしている方がいるという話です。

高齢（70歳以上）でも中小企業診断士に合格できるのか？

本記事の内容

• この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。

1. KAZUTOYOは家電量販店店員（サラリーマン）として10年以上の経験があります。
2. 中小企業診断士としての活動歴は10年以上です。

高齢（70歳以上）でも中小企業診断士一次に合格

• 2020年は高齢者20名が一次試験合格

今年の中小企業診断士一次試験はコロナの影響で、試験申し込み者約2万人のうち約9千人が受験を取り止めています。

コロナ感染のリスクを回避するためだったと考えられます。

そんな社会環境の中、高齢者（70歳以上）の方が一次試験にチャレンジし、合格者も多くいることがわかりました。

2020年一次試験　世代別の申込者数と合格者数

※中小企業診断協会の資料　https://www.j-smeca.jp/attach/test/r02/r02_1ji_toukei.pdfより

コロナは高齢者ほどリスクがあります。中小企業診断士一次試験は2日間みっちり行われますから、普通に考えれば、感染のリスクも高まるはずです。

もちろん中小企業診協会は万全な対策をとっていたと思いますが、リスクは0ではなかったはずです。

そんな中、若い方でも受験をあきらめた方が多いのというのに、高齢でリスクがあっても試験にチャレンジし、合格者がいたということには感心します。しかも20人です。

幸いなことに中小企業診断士一次試験を受験して、コロナに感染したというニュースはなかったはずです。

考えてみれば、それはそれで凄いことです。2日間1万人以上人を集めて、一人も感染者を出さなかったのですから。

中小企業診断協会の事前準備と対策がよかったということでしょう。

2019年の高齢者の2次試験合格者は？

• 2名合格

では、高齢者で二次試験に合格した方はいるのでしょうか。

2019年の中小企業診断協会の資料を調べてみました。

2019年年代別　二次試験申込者数と合格者数

※中小企業診断協会の資料　https://www.j-smeca.jp/attach/test/h31/h31_2ji_toukei.pdfより

70歳以上の高齢者が2名合格を果たしています。

そのうちの一人は74歳ということです。

自分が70歳になった頃、中小企業診断士に挑戦できるかといったら難しいような気がします。

受かったお二人の方は凄いな、と思います。

人間は年齢だけでは計れないものがある

• 気持ちが大切なのです。

KAZUTOYOが中小企業診断士になったのは40歳頃です。

この頃の年代で合格できて本当によかったと思います。

もし、60歳以上で一から挑戦できるかといったら、自分だったらなかなか難しいと思います。

まして、70歳以上だとしたら、多分もう何もチャレンジせず余生を過ごすという生き方になっているような気がします。

二次合格者の最高齢は74歳ということですが、この方のチャレンジ精神、積極的な生き方には感服します。

多分、エネルギーに満ち溢れている方のような気がします。

人間は年齢だけでは計れないものがあると、つくづく思います。

まとめ