中小企業診断士の視点:今こそ、ピンチはチャンスの時、変化を受けいれ対応しましょう

今、日本はピンチです

日本は大きなピンチに直面しています。

去年の消費増税で景気が落ち込む中、新型コロナウィルスによる肺炎が猛威を振るい、経済活動を停滞させ、さらに景気が冷え込むことが予想されています。

人が集まるイベント、コンサートなどが相次いで中止になり、春の選抜高校野球も無観客開催が結局中止になりました。

3月14日現在、東京オリンピックも中止になるような雰囲気となっています。

オリンピック特需が期待されていましたが、それもどうなるかわからない状況です。

もし、中止がはっきり決まれば、日本の景気は更に悪くなるでしょう。

GDPも大きく減少することになります。

でも、そんな時だからこそやることはあります。

ちょっと立ち止まって環境の変化や時代の流れを客観的に眺め、今後のやり方を考える良い機会なのです。

ということで、ちょっと考えてみました。

この記事を読むと、環境はどんどん変化していくので、それに合わせて自分の商売・働き方や生き方も変化させていく必要があるとわかります。

 

今こそ、ピンチはチャンスの時、変化を受けいれ対応しましょう

記事の内容

  • 環境の変化、時代の変化
  • 今後の対応策

この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。

環境の変化、時代の変化

  1. インターネットの加速度的普及
  2. アウトソーシングが当たり前に
  3. サブスクリプション型商売の増加
  4. 雇用環境の変化

①インターネットの加速度的普及

  • インターネットの社会です

インターネットが普及し、皆が利用している社会です。

多くのビジネスがインターネットの上に出来上がっています。KAZUTOYOがよく利用する通販もネット通販がほとんどです。

本日、大きな書店が閉店したというニュースを耳にしました。インターネット上の仮想店舗アマゾンの影響でしょう。でも、考えてみればこんなことはやる前から予測できたはずです。

一企業が、環境の変化、時代の変化に逆らうことなどできないのです。

むしろそれに乗っかるという考え方でないとうまくいかないということです。

 

②アウトソーシングが当たり前に

  • 自分で全て行う必要はありません。

アウトソーシングというと大きなメーカーをイメージしますが、中小企業でもその仕組みでビジネスを展開している例はあります。

KAZUTOYOが利用しているオーダースーツのチェーン店も縫製は、他県の縫製工場に依頼しています。店自体縫製工場を持っているわけではないのです。工場がないので、工員を雇うこともありません。無駄な資産を持つもこともなく、リスクの少ないやり方です。

うまく仕組みを作って、ビジネスをやっています。

 

③サブスクリプション型商売の増加

  • サブスクリプションが流行っています

サブスクリプションはサブスクともいわれます。モノやサービスを提供し、月単位もしくは年単位でお金をもらう商売のやり方です。典型的なのは、MicrosoftのWordやExcelなどのオフィスソフトでしょう。

昔はソフトは購入という形しかありませんでしたが、今は年単位でお金を払っていくサブスクも平行しておこなっています。力を入れているのはあきらかにサブスクタイプです。

また、音楽や映画の配信サービスでもよく利用されているビジネスの仕組みです。

KAZUTOYOも利用しています。

月々の料金はそれほど高額ではないので、なんとなく継続しているという感じです。

インターネットとサブスクの仕組みは親和性が高いので、今後もサブスクビジネスの勢いは続くと考えられます。

 

④雇用環境の変化

  • 終身雇用はなくなりました

働く人にとって一番大きな出来事は、雇用環境の変化です。

昨年の2019年はその意味でも、節目となる年でした。

トヨタ社長や経団連会長も、もはや終身雇用は守れなくなった、とはっきり言いました。

昔は、一流企業や大企業なら安定していて終身雇用だと信じて就職した人がほとんどだったはずです。

だから、多くの人は良い企業に入ろうとしたのです。そのためには一流大学に入る必要があったので、大学の受験も厳しくなったのです。

でも、その図式はもはや崩れたのです。

 

最近は終身雇用どころか、大企業であってもいつ倒産するかわからないような時代です。

雇用環境は大きく変化しているのです。

 

今後の対応策

  1. インターネット社会への対応
  2. アウトソーシングへの対応
  3. サブスクリプションのビジネスにチャレンジ
  4. 会社を辞めても良いように準備しておきましょう

①インターネット社会への対応

  • ネットに乗っかる

これからはますますネット社会になっていきます。通信速度が速くなった5G通信網が徐々に整備されていきます。5Gのスマホも今春発売が予定されています。

通信速度が速くなることにより、それを利用したビジネスも表れてくるはずです。

典型的なのは、自動運転の車です。いままでは通信速度の制約で開発が進まなかった部分があると聞きます。

5Gの普及で本格的な自動運転の車の登場が近い将来現実のものとなるでしょう。

やはり、このような社会の変化に素早く対応していくのが賢い生き方だと思います。

今、ユーチューブ動画の投稿に個人ではなく、組織として参入してくる例が多くなっています。これも先を見越して今の内に参入してノウハウを蓄積しておきたいということだと考えます。

まだ、ネットをうまく活用していない企業や個人は早めに対応していくことが生き残りの道だと思います。

 

②アウトソーシングへの対応

  • ネットで利用できるアウトソーシングもあります

アウトソーシングというと、なんとなく工場に人員を派遣することや、何かの業務を他社に任せるようなことと思ってしまいますが、そんな大げさなものだけではありません。

ユーチューバーが動画編集を、それを得意な人に依頼している例がありますが、それもアウトソーシングです。

最近は、ネット上で仕事を依頼することができるサイトもあります。

そのようなサイトを利用して、自分でできない仕事をアウトソースできるのです。自分はビジネスのアイデアや仕組みを考えて、それを形にする具体的な作業はアウトソースするというように考えると良いでしょう。

 

③サブスクリプションのビジネスにチャレンジ

  • 小規模でもできることがあります

例えば、ホリエモンなどは有料のメルマガを発行しています。毎月お金を払う方式ですが、額は大きくないので続けやすいと思います。サブスクのビジネスです。

KAZUTOYOもあるサイトの会員になっていて、毎月1000円払っています。ホームページで会員のページを別に作っておくなどというのは良いサブスクのやり方だと思います。

それほど負担になる金額ではないので継続しているのです。

小さな会社、小さな企業だから無理ということはないのです。小さい金額でも毎月お金が入ってくるような仕組みを作っていくと、経営は安定します。頭を使って知恵を出すことが大切なのです。

 

④会社を辞めても良いように準備しておきましょう

  • 自分の身は自分で守る

もはや終身雇用はなくなりました。年功序列制の賃金も今後あてになりません。

会社は個人を守ってくれる存在ではなくなったのです。

厳しいようですが、今後は自分の身は自分で守るほか、方法はありません。

いつ会社を辞めても(もしくは会社が倒産しても)良いように、準備をしておく必要があります。

どこの会社でも通用する資格やスキルを身に着けておかないと、いざというとき困ります。

何もしないで、ぽけーっとしていると、今は良くてもいずれ困る時がきます。

KAZUTOYOもそうでした。

今のうちに何か武器になるものを身につけておくことをお勧めします。

 

まとめ

ピンチはチャンスの時、変化を受けいれ対応しましょう

環境の変化、時代の変化

  • インターネットの加速度的普及

今はインターネットが普及し、皆が利用しているインターネット社会です。

  • アウトソーシングが当たり前に

自分で全て行う必要はない社会です。

  • サブスクリプション型商売の増加

月単位もしくは年単位でお金をもらう商売のやり方(サブスク)が流行っています

  • 雇用環境の変化

終身雇用はなくなりました

今後の対応策

  • インターネット社会への対応

ネットに乗っかっていきましょう。

  • アウトソーシングへの対応

ネットで利用できるアウトソーシングもあります

  • サブスクリプションのビジネスにチャレンジ

小規模でもできることがあります

  • 会社を辞めても良いように準備しておきましょう

自分の身は自分で守ようにしましょう。武器を身につけましょう

   

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。