労働の資産化って何?
労働の資産化って何?と疑問に思うか方も多いでしょう。これは私がここで勝手に言ったことで、別に定義化されている言葉ではありません。
具体的にどんな労働が該当するのかというと、ユーチューブに動画を上げている人やブロガーと言われている人達がやっている労働です。
ユーチューバーがユーチューブに上げている動画は、いったんアップすれば、ユーチューブが潰れてしまうまで、自分が削除もしくはユーチューブが削除しない限り、ずっとユーチューブ上に存在していることになります。
広告収入が入ってくる動画だったら、誰かがその動画を検索して視聴したら、お金がその都度入ってくることになります。
要するに、労働によって作られた動画が、ユーチューブ上にアップされることによって、お金を生む資産となったということです。動画が視聴されるたびに、お金が入ってくるようになるのです。
今回は、ユーチューブ動画のような労働の資産化について、話していきたいと思います。
これからの働きかたの一つのヒントとなると私は考えています。参考にしていただければ、幸いです。
Contents
中小企業診断士の視点:労働を資産化しましょう
記事の内容
資産化できる労働の具体例 労働を資産化するメリット(3つあります) 労働を資産化するデメリット(3つあります) |
この記事を読むと、労働の資産化についてわかるようになります。今後の働き方のヒントになる可能性もあります。
資産化できる労働の具体例
- 誰もが知っているユーチューブ動画やブログです
ユーチューブ動画やブログは労働を資産化できます。例えば、動画を作って、ユーチューブにアップすれば、それはユーチューブ上に削除しない限り(されない限り)ずっと存在し、内容に価値があれば、長期にわたって視聴され続けてお金を生むからです。
これはブログでも同じです。ブログを作って、Googleアドセンスなどの広告を貼れば、多くの人が読むような価値あるブログなら、お金が 入ってくるようになります。
動画もブログも作るのは労働といえます。でもいったん作ったものはインターネット上で資産となり、継続的にお金を生み出してくれるようになるのです。
労働を資産化するメリット
①初期投資がほとんどいらない ②長期に亘ってお金を稼いでくれる ③資産が増えるほど、儲けが多くなる |
①初期投資がほとんどいらない
- 初期投資がほとんどいらないので、損はしない
動画作成については、簡単に始めることもできます。スマホで動画を撮影したらユーチューブにアップロードできます。手持ちの機器でできるので、全くお金をかけず始めることもできます。
凝ろうとする人は、専用のカメラを買い、専用のマイク、照明機器、動画編集ソフトなどを購入しますが、別に機材に凝っても、価値ある物が作れるとは限りません。
ブログ作成についても、独自ドメインで始めようとすれば、ドメイン料金やレンタルサーバー代が多少かかります。ただし、無料ブログもあり、それを利用すれば、0円からできます。
極端に言えば、お金を全くかけなくてもできるのです。「やるぞ」と決めた瞬間から始められます。
仮に途中で嫌になってやめても、金銭面でのリスクはほとんどありません。
ただし、インターネットが使える環境であることが必要ですが。
他の事業だったら、始める際にはかなりの初期投資が必要です。ですが、動画やブログは0円から始められ、失敗してもほとんど損はしないのです。
②長期に亘ってお金を稼いでくれる
- いったん作れば、長期に亘ってお金を稼いでくれます
動画やブログは、いったん作ってインターネット上にアップすれば「価値ある内容」であれば、長期に亘ってお金を稼いでくれることになります。
インターネット上にずっと存在し続けてくれるからです。
私も、ユーチューブ動画を見ますが、何年も前にアップされたものも結構あります。何年か前に誰かがアップした動画を、私が視聴することによって、今その動画がお金を稼いだことになります。
ブログも同じです。何か調べたいことがあって、検索して読む記事は、誰かがずっと以前に書いたものであることも多いのです。
動画やブロブなどインターネット上に存在するものは、だれかが呼び出せばずっと利用され続けられるのです。
③資産が増えるほど、儲けが多くなる
- 動画1本、ブログ1記事の積み重ねが大切
動画1本、ブログ1記事が資産です。これを日々積み重ね、資産が増えていけば、儲けが多くなっていきます。
一つの動画が1日一回しか見られなくても、1年では365回見られることになります。動画が100本あれば、合計で36,500回見られていることになります。こつこつと積み重ねていくことが大切です。
ヒカキンさんのような有名人になると、あとからファンになって、過去の動画も後追いで見られることにもなります。
過去の動画も資産なのです。
ブログもそうです。記事数が多ければ検索にかかる記事も増えるので読まれる回数も増えます。読まれる回数が増えれば、それだけ多く稼ぐことができることになります。
動画もブログも労働で数多く作って、インターネット上にアップしていくことが儲けのポイントです。ただし、「価値ある内容」でないと、ダメです。
労働を資産化するデメリット
①初期にはほとんど儲からない ②成功する保証はどこにもない ③環境変化のリスクがある |
①初期にはほとんど儲からない
- 始めてしばらくは我慢の期間が続きます
ユーチューブ動画でもブログでも始めたばかりのときには、儲けはほとんどありません。特にユーチューブは1000人超の登録者がいることが広告収入を受けとる基準となったことで、参入するハードルが高くなりました。
もともと有名人なら、1000人以上の登録者を確保するのは容易かもしれませんが、一般人だとなかなかすぐには難しい人数です。1000人以上の登録者を確保するのにも時間がかかりそうです。
ブログの場合は、私の例ですが、当ブログ「【祝】当ブログ100記事投稿達成」でも書いていますが、Googleアドセンスでの広告収入は100記事(期間110日)で166円という結果でした。
ほとんど儲かっていないことになります。
どちらもほとんど初期の段階で稼ぐことは難しいと言えます。
②成功する保証はどこにもない
- 他の事業と同様、成功する保証はありません
ユーチューブ動画でもブログでも、成功する保証はどこにもありません。
ユーチューブで見る価値のないような動画をアップしても、視聴する人は少ないでしょう。最初は見られるかもしれませんが、一度見てつまらなければ、もう見られることはありません。人気がない動画はユーチューブでも上位に表示してくることはありません。
ブログも同じです。面白くもなく、役に立たない記事が集まったようなブログは読まれず、検索結果でも上位表示されることはありません。
Googleは価値のあるコンテンツの動画・記事を重視しているのです。(ユーチューブもGoogleの傘下ですから考え方は同じだと推察できます)
ようするに、内容が勝負です。ですが、価値があるかどうか決めるのは情報発信する側ではないのです。
成功する保証もないのです。
③環境変化のリスクがある
- 事業環境は変化するので、リスクがあります
どんなビジネスでもリスクはあります。動画やブログでもそこから収入を得るにあたってもリスクはあります。
ユーチューブ動画でも、最近は動画の内容によって広告収入が入らないようになってきています。
例えば何かの記事をパクって、テキストが時間の経過とともに流れるように作った動画コンテンツには、広告が掲載されないようになりました。
この結果、いままで、そのような動画を量産して広告収入を稼いでいたユーチューバーは収入源を絶たれることになり、撤退するようになっています。
動画そのものの削除はされていないようなので、現在でも視聴することはできます。でもそれで生計を立てていた方は、多分撤退しているだろうと思います。
ユーチューブがダメだと言えばダメなのです。ユーチューブ動画はユーチューブ(Google)次第なので、リスクがあるのです。
ブログも同じでGoogleアドセンスもGoogle次第なのでリスクがあります。
例えば、現在は広告がクリックされていなくても広告表示されるだけで、広告収入が入ってきています。ですが、他のアフィリエイトと同じようにクリックして実売にならないと広告収入を払いません、という方式に変更になる可能性もなくはないのです。こちらもGoogle次第というわけです。
どんなビジネスでもそうですが、収入源を一つの会社に依存するというのはリスクがあるのです。収入源は分散化しておくのが望ましいのです。
まとめ
資産化できる労働の具体例 誰もが知っているユーチューブ動画やブログは労働を資産化できます 労働を資産化するメリット
初期投資がほとんどいらないので、損はしない
いったん作れば、長期に亘ってお金を稼いでくれます
動画1本、ブログ1記事の積み重ねが大切で、増えれば増えるほど収入源が増えることになります
労働を資産化するデメリット
始めてしばらくは儲かりません。我慢の期間が続きます
他の事業と同様、成功する保証はありません。実力と運が命運を握ります。
事業環境は変化するので、リスクがあります。特にGoogleの影響が多大です。 |