起動の遅いパソコンを高速化する方法

起動の遅いパソコンにいらいらしませんか?

私は、出先でパソコンを使うことが多いのですが、昔は起動の遅いパソコンを使っていて出先でいらいらしていました。

起動に1分以上かかっていると、さすがに「早くしろよ」と、パソコンに言いたくなります。

 

これを読んでいる方で、同じような思いをしている方もいるかもしれません。

でも、古くて起動の遅いパソコンを高速化する方法があります。

 

ポイントは内部記憶装置をHDDからSSDに載せ替えることです。

起動の遅いパソコンの多くは内部記憶装置にハードディスク(HDD)を使っていることが、大きな理由だからです。

 

内部記憶装置にSSDを搭載しているパソコンをお使いの方は、起動が遅いと感じているか方はほとんどいないはずです。

 

それほど、SSDの効果は大きいのです。

 

今回は、内部記憶装置にHDDを使っているパソコンをSSDに載せ替え、起動を高速化する方法について書いていきます。

起動の遅いパソコンを高速化する方法

記事の内容

  • SSDとは
  • HDDからSSDに載せ替えるポイント
  • HDDをSSDにした効果

SSDとは

  • SSDSSDはソリッドステートドライブのこと

SSDはソリッドステートドライブ(英語: Solid State Drive, SSD)のことで、半導体メモリをディスクドライブのように扱える補助記憶装置の一種です。

シリコンドライブ、半導体ドライブ、メモリドライブ、擬似ディスクドライブなどとも呼ばれます。容量の大きなUSBメモリのようなものです。HDDのように、物理的な動きがなくアクセス速度が速いことが大きな特徴となっています。

以前はHDDと比較して、容量の割に価格が高価でしたが、最近は安くなってきました。

そのため、最近のパソコンには当初からSSDが内部記憶装置に採用されることが多くなっています。

 

HDDからSSDに載せ替えるポイント

ポイントは4つあります。

①今使っているHDD容量以上の容量のSSDを使う

②アダプタ類が必要となります。

③クローン化という方法を採用します

④クローンソフトは無償のソフトをインストールして使います

⑤参考動画の紹介

①今使っているHDD容量以上の容量のSSDを使う

  • SSDは内蔵HDD以上の容量を選択

使用するSSDは現在使っている内蔵HDD以上の容量のものを選びます。

丸ごとコピー(クローン化)するので、容量が少ないとコピーできないからです。

 

KAZUTOYOの例

KAZUTOYOは、2018年2月に古いパソコン(パナソニックレッツノート)の内部記憶装置をHDDからSSDに載せ替えました。

もともとのHDDの容量は500GBでした。

購入したのは、クルーシャルの1TBのSSDです。価格は34980円でした。それが今は12101円になっています。66%も安くなっています。

安くなって、買いやすくなりました。

KAZUTOYOが購入したSSD

 

②アダプタ類が必要となります。

  • 接続ケーブル(接続アダプタ)が必要です。

USB端子からケーブル(アダプタ)を使って、SSDに接続してクローン化(コピー)します。

パソコンのUSB端子にはUSB3.0やUSB2.0があります。USB3.0端子がパソコンにある場合、USB3.0端子を使った方が転送独度が早く、作業が早く進みます。その場合はUSB3.0に適応したケーブル(アダプタ)を使う必要があります。

KAZUTOYOが購入した商品

 

③クローン化という方法を採用します

クローン化は今使っているHDDと同じものを作る方法です。(圧倒的にそのほうが作業が楽です)

SSDをクローン化(HDDと内容を丸ごとコピー)して、HDDと同じものを作ります。

難しいことをやると、失敗することもあります。

単純に、HDDと同じ中身にするクローン化で対応します。

そのほうが作業も楽になります。

 

④SSDのクローン化は無償のソフトをインストールして使います

「EaseUS Todo Backup」というソフトです。以下のURLから無償でダウンロードできます。

https://jp.easeus.com/backup-software/free.html

 

⑤参考動画の紹介

  • 参考動画を見て、作り方の流れをつかみます

具体的なやり方は、親切な方がユーチューブに動画としてアップしてくれています。

この動画が参考になります。(音声注意)

POINT

最初にSSDをパソコンに接続したときパソコンはSSDを認識しません。

私は、ここで焦りました。「あれ、接続しているのに認識しない」と。

 

まず、コンピュータの管理から入って「新しいシンプルボリューム」作成という作業をしていく必要があります。

ご注意ください。動画でも説明しています。

 

HDDをSSDにした効果

  • 起動時間がかなり短縮

内部記憶装置をHDDからSSDに載せ替えると、起動時間はかなり短縮されます。

私がいまでもサブ機として使っているパナソニックのレッツノートは、年数が経つにつれ、起動時間が遅くなってきていました。

いろいろなプログラムをインストールしたのが積み重なった結果だと思います。

最終的には起動時間が1分30秒ぐらいはかかっていました。

それが、SSDに載せ替えたら、パソコンが使えるようになるまで30秒から35秒程度になり、1分ほど短縮されました。

また、ソフトの立ち上がりもかなり速くなりました。

それまでは、ワードやエクセルなどもクリックしてから実際に入力できるようになるまで、かなり時間がかかっていましたが、そのような待ち時間も短縮されました。

また、実際に体感できるほどファイルの保存や読み出しも早くなりました。

 

パソコンの起動時間も短縮され、ソフトの立ち上がりも早くなり、ファイルの保存や読び出しも早くなり、いいことずくめです。

その結果、いまでもサブ機として利用しているのです。

もっと早く載せ替えておけばよかったと思っています。

 

まとめ

パソコンの内部記憶装置をHDDからSSDに載せ替えると、かなり早くなります。実際に体感できるほどの効果が期待できます。

パソコンの内部記憶装置がHDDの方は、自己責任でSSDに載せ替えると、遅すぎて捨ててしまおうと思っていたパソコンがまだまだ現役で使えるパソコンになる可能性があります。

SSDの価格もかなり安くなっています。チャレンジしても良いかなと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。