仕事をやめたいと悩んでいる方
現在、会社に勤めて仕事をしているが、辞めたいと思っている方もいるでしょう。
でも我慢してやめないで踏ん張っている方も多いと思います。
サラリーマン時代のかつての私もよく仕事を辞めたいと思っていました。だからその気持ちはわかります。
ふと、そんなことを思い出し、今の人はどうなんだろうと考えました。
Googleで「仕事やめたい」と検索したら、トップにマイナビのページが表示されました。
なるほど、トップに表示されるだけあって、内容も充実していて感心します。
読み進めていくと、ちょっと伝えたいと思うことがあったので書いていくことにします。
この記事を読むと、仕事を選択する上での考え方のヒントがわかります。
Contents
中小企業診断士の視点:仕事をやめたいときどうする
記事の内容
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この記事は長年勤めた家電販売店員の仕事をやめ、現在フリーランスの中小企業診断士として活動しているKAZUTOYOが自身の経験を踏まえて書いています。
仕事をやめたい理由
- 7つの理由があります。
仕事をやめたい理由はマイナビでは7つに分けています。
以下になります。
- 仕事辞めたい理由は「お金」
- 仕事辞めたい理由は「人間関係」
- 仕事辞めたい理由は「仕事内容」
- 仕事辞めたい理由は「労働時間」
- 仕事辞めたい理由は「社風」
- 仕事辞めたい理由は「評価」
- ただただ、働きたくない
以上の7つです。
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/yametaiを参照のこと
仕事そのものが嫌でやめたいのではない
- 辞めたい理由の5つは、仕事が嫌というわけではない
7つの「仕事を辞めたい理由」のうち、
1.の「お金」、2の「人間関係」、4の「労働時間」、5の「社風」、6の「評価」の5つは仕事そのものが嫌い・嫌というわけではないようです。
ですから、同じ内容の仕事であっても職場環境が変われば嫌でなくなるかもしれません。
単純に会社を辞めて、職場環境が良好な会社に転職(内容的には転社)すれば、やめたいという気持ちがなくなることが考えられます。
このようなケースは仕事そのものが苦痛ではないのです。ですから解決策も難しいものではありません。同業他社で職場環境が良くブラックでない会社を見つけて転職(転社)すれば良いのです。
その職場を見つけるのは結構大変そうですが。
仕事そのものがいやな時は問題
- 仕事そのものが嫌な時に考えること
仕事内容で「辞めたい」といった方の中には以下のような声がありました。
- 財務に興味がない(財務/25歳男性)
- 高所恐怖症なのに高いところに上らないといけない(とび職/28歳男性)
財務に興味がないのにその仕事をやっているのは苦痛だと思います。また、とび職なのに高所恐怖症というのは驚きました。なぜそのような職業を選んでしまったのしょうか。毎日、怖くてしようがないと思います。
「働きたくない」、という理由で会社をやめたいと答えた方の中には次のような声がありました。
- 仕事のことを考えるとじんましんが出る(エンジニア/34歳男性)
- 出勤中、業務時間中、帰宅中。常に辞めたい……(SE/27歳男性)
エンジニアの方は、エンジニアの仕事はその人に向いていないのではないでようか。
出勤中、業務時間中、帰宅中、常に辞めたいと答えたSEの方も、仕事そのものが向いていないと思われます。
ですが、「働きたくない」という理由には現在の職種では働きたくないというものと、とにかくどんな仕事でもとにかく働くのが嫌という、根本的なものとがあると考えます。
現在の職種では働きたくないのであれば、異なる職種に転職してみるのも一つの方法です。
どんな仕事でもとにかく働くのが嫌ということだと、かなりやっかいです。
働かず生活保護で暮らすことになるのでしょうか。
やめずに我慢して続けていても、花が咲くとは限らない
- 間違っている古い価値観もあります
私は昔から言われている言葉で「若い時の苦労は買ってでもせよ」などは、必ずしも正解だとは思っていません。
その苦労が本人にとって苦痛のときは考えたほうが良いと思います。
イチロー選手は子供の時、毎日バッティングセンターに通って打撃練習を繰り返していました。でもそれは本人にとって苦痛ではなかったはずです。別にやれといわれて強制的にやらされていたわけでもありません。好きでやっていたのです。好きだから継続できたのです。
嫌なことを耐えに耐え、その先に明るい未来があるとか、苦労をしないと成功はない、などというのは必ずしも正解ではないと私は考えています。
江戸時代の多くのお百姓さんは、ずっと苦労を続け、苦労の末、苦労だけで一生を終えたのです。苦労の先に明るい未来は来なかったのです。
それに引き換え大名や将軍様は、苦労の末大名や将軍様になったのではありません。
苦労することと、明るい未来や成功などはいかにも因果関係がありそうですが、私は以上のような理由からその関係は疑っています。
昔の古い価値観に縛られることはないと思っています。
ではどうするのか
好きなことを仕事にしていく。嫌でないことを仕事にしていく
好きなことを仕事にするのが理想
- 一番良いのは、趣味の延長が仕事になることです。
スポーツ選手が良い例です。野球が好きで続けていった結果、プロになったというのが理想です。
音楽が好きで、学生時代から続けていたらプロになった、というのもそうです。
これらは、実際に起こっていることです。
でも、いくら好きでも才能がないと残念ながらプロにはなれません。
嫌でないことを仕事にする
- 仕事選びには次の段階もあります。
特に好きではないけど、嫌いでないことを仕事にすることです。嫌いでなければ苦痛にはなりません。それだったら継続できるのです。
高所恐怖症なのに高いところに上らないといけないとび職の方は、毎日苦痛だと思います。苦痛をずっと我慢していると、体や精神に拒否反応が生まれ、放っておくと多分病気になります。
ですから、健全な状態で生きていくためには、少なくとも嫌いでないこと・苦痛でないことを仕事にすることが大切です。
やりたいことが特になければ、最近はやりのユーチューバーになるのもありだと思います。
動画撮影やパソコン操作、動画編集作業が苦痛でない人ならできるはずです。
何か趣味のことを動画にして、ユーチューブにアップするのならそれほど難しくはないと思います。
猫や犬などペットものの動画も好きな人が多いので、良く見られると思います。
まとめ
嫌なことを耐えに耐え、その先に明るい未来があるとか、苦労をしないと成功はない、などというのは必ずしも正解ではないと考えます。
理想は好きなことを仕事にしていくこと。次点は嫌でないことを仕事にしていくことだと考えます。 |