『仕組みで稼ぐこと』のメリット、デメリットとは?
当ブログ「中小企業診断士の視点:賢いお金の稼ぎ方その1」のページで「仕組みで稼ぐ」ことを説明し、お勧めしました。今日はその第2弾です。
前回、「仕組みで稼ぐ」ことのメリット、デメリットについてお話することができなかったので、今回はそのことについて書きたいと思います。
前回のページを読んでない方は、「中小企業診断士の視点:賢いお金の稼ぎ方その1」をまずお読みください。
この記事を読むことで、「仕組みで稼ぐ」ことのメリット、デメリット」がわかります。
Contents
中小企業診断士の視点:賢いお金の稼ぎ方その2
記事の内容
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本記事は、中小企業診断士の私が実際に体験したことと、勉強したことを元に書いています。
仕組みで稼ぐことのメリット
①自分が働かなくて良い ②病気になっても稼ぐことができる ③人件費がほとんどかからない |
①自分が働かなくて良い
- 自分が長時間働かなくて良い
自分が、長時間働かなくても良い点が大きなメリットです。「お金を稼ぐ」仕組みが働いてくれるので、自分が長時間働く必要はないのです。
装置型の自販機の設置は、自販機が一日中365日働いてくれます。コインランドリーやコインパーキングも同じです。
ユーチューバーも一回動画を作ってアップロードすれば、あとはユーザーが勝手に動画を見て、広告収入が入ってくるようになります。
ちなみにユーチューブの広告収入は1回再生あたり、0.1円~0.5円程度だそうです。子供向けの動画だと低いレート、大人向けの動画だと高いレートだということです。
ネット販売も、自分が寝ていてもお客様がWEBSHOPを訪問し、購入してくれます。自分が長時間働かなくても良いのです。
②病気になっても稼ぐことができる
- 病気になり、自分が働けなくなっても稼ぐことができます
普通の働き方は自分が動かないと稼げません。「体が資本」なのです。従って、体が動かなくなると稼ぐことはできなくなります。
正社員なら多少休んでも給料は変わりませんが、パートやアルバイトを考えてみてください。病気になって、働けなくなり、会社や店舗に行くことができなくなったら、お金は入ってきません。
ですが、「仕組みで稼ぐ」やり方なら、自分が病気になって働けなくなっても平気です。働くのは機械や装置で、自分ではないからです。
ネット販売などでは、商品を発送する業務などは人手がいりますが、これは難しいことではないので自分がやらなくても誰でもできます。誰かにやってもらうことも簡単にできるでしょう。
③人件費がほとんどかからない
- 人件費で苦労している会社・事業所が多いのが現状です
ビジネスで大きな課題はコストの削減です。そのコストの多くを占めるが人件費です。「仕組みで稼ぐ」方法だと人件費はほとんどかかりません。
機械・装置、ITがあなたに代わって自動的に稼いでくれるからです。機械・装置、ITには人件費がかかりません。
一流企業でも早期退職制度を作って、人減らしをしています。それは世界と戦うためには日本の人件費が高いからで、そこにメスを入れるしか、もう方法が残っていないからです。
人件費がかからない、というのはビジネスで有利なのです。
広大な土地にソーラーパネルを並べて売電するソーラー事業は、完璧な装置事業です。人件費はほととんどかからず、電気の売値もかつては高額で固定でした。こんなにおいしい商売はありません。
初期投資は必要なものの皆が飛びついたのも納得できます。今から参入しても、電気の買取価格が安くなったので、もううまみはないでしょうが。
仕組みで稼ぐことのデメリット
①初期投資が多額な場合がある ②一定の固定費がかかる ③リスクがないとは言えない |
①初期投資が多額な場合がある
- 初期投資でまとまったお金が必要な場合もあります
「稼ぐ仕組み」をつくるには、あらかじめまとまったお金が必要な場合が多いです。コインパーキングやコインランドリーで稼ぐには最初にお金をかけて、その「稼ぐ装置」を作る必要があるからです。
でもその「稼ぐ装置」ができたら、すぐその装置は働いてくれます。
最初にまとまった資金を用意できない方は、別の「稼ぐ装置」を作る方法もあります。代表がユーチューブで広告収入を稼ぐ方法です。初期投資はほとんどかかりません。凝る人は高価な撮影機材を買ったりするので、多少はかかる場合もあります。(動画編集ソフトは必要です。)
ただし、ユーチューブにも欠点はあります。初期段階で稼ぐことはほとんどできません。一日1本動画をアップしても最初の1年間ぐらいはまとまったお金を稼ぐことはできないでしょう。
要するに1年間時間をかけて動画をアップし続けてもほぼ収入はないのです。でも生活費でお金はでていきます。それに耐え続けることができれば良いのですが、成功する保証もありません。
それだったら一日働けば、確実にお金をもらえる普通の働き方がよくなり、「稼ぐ仕組み」の方法をあきらめる方が多いのです。
②一定の固定費がかかる
- 「稼ぐ仕組み」には毎月一定の固定費がかかります
特に機械・装置・設備で稼ぐ方法には、一定の固定費がかかります。それでも人をたくさん雇うよりも費用対効果は高いはずです。
ただし、ユーチューブの「稼ぐ仕組み」には固定費はそれほどかかりません。
人を雇うとリスクになる話
集金業務(ランドリー機器の中に入っているお金を集めて、オーナーに渡すこと)をパートさんに頼んでやってもらっていたら、どうも機器の稼働回数とお金が合わないことに気が付きました。
稼働回数などはコンピューター管理しているのでわかるようになっているそうです。色々調べたところ、そのパートさんが回収したお金をネコババしていたそうです。
人を雇うとこのようなリスクもあるのです。機械や装置は故障したり、壊れることはあっても悪さはしません。人を雇うと面倒くさいことが多々あるのです。その変に気を使うことがないので楽です。 |
③リスクがないとは言えない
- リスクが皆無というわけではありません。
まず、機械・装置・設備を使って稼ぐ方法は、初期投資が必要です。借入でまかなうこともあるでしょう。でも事業が必ず成功するという保証はないのです。
コインパーキングや自動販売機、コインランドリーを設置しても利用する人が少なければ、稼ぐことはできません。採算に合わないこともあるでしょう。
ビジネスは計画通りにはいかないのが普通です。最終的にビジネスはやってみないとわかりません。そのリスクを承知で踏み出すことが成功につながるのです。といっても全員がうまくいくわけではありません。
コインパーキングや自動販売機、コインランドリーを設置しても、集客するのは人間がやるのです。集客はリスクを背負って自分がやるしかないのです。
地震などの災害で「稼ぐ仕組み」が破壊される、というリスクもあります。災害リスクはどんなビジネスでも共通のリスクなのでしようがないですが。
また、ITで稼ぐ代表のユーチューブですが、投稿するのはお金はかかりませんが、リスクはあります。誹謗中傷する人が必ずでてきます。精神面が弱いと継続は難しいのです。出る杭は打たれるのです。
そのリスクを受け止めてやるしかないのです。仮にリスクを承知で挑戦したとしても、これもやはり成功が保証されたものではありません。
ただし、欲張らずお小遣い程度稼げれば良いということであれば、長く継続できればうまく行く可能性は高いと考えます。
まとめ
仕組みで稼ぐことのメリット
自分が、長時間働かなくても良い点が大きなメリットです。「お金を稼ぐ」仕組みがは働いてくれるので、自分が長時間働く必要はないのです。
普通の働き方は自分が動かないと稼げません。「体が資本」なのです。従って、体が動かなくなると稼ぐことはできなくなります。
人件費で苦労している会社・事業所が多いのが現状で、ほとんどかからないのは大きなメリットです。
仕組みで稼ぐことのデメリット
コインパーキングやコインランドリーで稼ぐには最初にお金をかけて、その「稼ぐ装置」を作る必要があるからです。
「稼ぐ仕組み」には毎月一定の固定費がかかります
どんなビジネスもリスクが皆無というわけではありません。 |