問題意識を持ちましょう
特に仕事面ですが、問題意識をもってあたるよう言われることがあります。
KAZUTOYOもサラリーマンをしていたとき漫然と仕事をするのではなく、考えて仕事をするようによく言われていました。
でもなぜ、問題意識を持って仕事をすることが大切なのでしょうか。
今日は、そのことについて書いていきたいと思います。
この記事を読むと、問題意識を持つことの大切さと、問題意識を持つには環境が整っていることが条件であることがわかります。
Contents
中小企業診断士の視点:なぜ問題意識を持たないといけないのか?
記事の内容
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この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが自分の体験も踏まえて書いています。
なぜ、問題意識を持つことが大切なのか
- 世の中は常に変化しているから
問題意識を持つことがなぜ必要かというと、それは世の中が常に変化しているからです。それに対応するには問題意識を持って考えつつ仕事をするなり、生きることが必要なからです。
漫然と生きていては、世の中の変化に対応できないことになりかねません。結果的にどうなるかと言えば、個人であれば会社でいらない人間になって、リストラされる可能性がでてきます。企業でいえばそれは廃業・倒産の道につながることになります。
人間でも、企業でも世の中の変化、環境の変化に対応できないと、それは生き残っていけなくなるのです。
下駄屋の問題意識
生き残っていくためには、問題意識を持って仕事をする、問題意識を持って生きることが必須となるのです。
KAZUTOYOは当ブログで下駄屋の例をよく出しますが、ここでも話をわかりやすくするため、また下駄屋さんに登場してもらいます。
昔下駄屋さんがありました。でもの世の中が洋風化され、多くの人が靴を履くようになります。それは下駄の売上減少につながります。
下駄屋の店主に問題意識がないと、単に「なんか下駄が売れないなあ。景気がわるくなったのか。でもそのうち売れるだろう」などと言っているうちに、店を閉めなくてはならない状態になるのです。
でも問題意識があれば、下駄の売上減少の理由をあれこれ考えることになります。
理由が思いつかないと原因を探るために町にでていって人々のようすを観察します。すると下駄ではなく、靴を履いている人が多くなっているのに気が付くのです。
それで、うちも下駄だけでなく靴も扱うようにしよう、という案が思い浮かぶのです。
問題意識があったから、そうなるのです。
ただ、漫然と何も考えず、下駄を店に並べてお客を待っているだけだと環境の変化に気がつかないことがあるのです。
町の印刷屋さんはどうなる?
この話は極端だと思うかもしれませんが、似たようなことは起きているのです。
例えば、町の印刷屋さんです。今、印刷屋さんで今生き残っているところは、なんらかの特徴があるところだけでしょう。
私が関与した小売業は、チラシの作成はネットで注文できる会社に切り替えていました。コストもずっと低くなり、今後もネット業者に依頼するそうです。
その傾向は今後もますます強まり、町の印刷屋さんは、どんどん苦しくなっていくのは目に見えています。
そのような変化に気が付き、早め早めに対応していかないと生き残っていけないのです。それには問題意識を持つことがポイントなのです。
改善・向上は一生続きます
- 改善・向上はこれで終わりということはありません。
個人でも企業でも問題意識をもって、環境変化に対応し、常に改善・向上する気持ちを持っていないといけません。
これで良い、もう完璧。もう改善・向上の余地はないということはないのです。
改善・向上はずっと永久に続くのです。
家電製品は毎年新製品がでます。
改善、向上については、特に工業製品を見ているとそう感じます。KAZUTOYOは家電量販店に勤務していましたが、家電製品などは特にそう感じます。
凄い製品が開発され、「これはもう完璧だな。これ以上のものはないな。」と思っていても、翌年にはもっと良いものを当然のようにメーカーは出してくるのです。
毎年、毎年、より良い物がでてくるのです。
家電製品を作っている人たちは、常に問題意識をもって「もっと良い物、もっと便利なものを作ろう」と思って、仕事をしているように感じます。
KAZUTOYOだったら、「もう、このへんで十分じゃん」と思ってしまいますが、彼らの向上心には感心します。
でも、結局それが生き残りの秘訣なのです。
止まってしまったらダメなのです。それは後退を意味します。
問題意識を持つには環境も大切
- 忙しすぎると難しい
問題意識をもつことは大切ですが、その意識を持つにはある程度環境が整っていることが必要です。
常に極度の緊張を強いられる職場や、常に頭を回転させないといけない職場、忙しすぎる職場、では難しいかもしれません。
長時間労働で、一日の仕事が終わると疲れ切ってしまい、何も考えられないというような職場も難しいかもしれません。
ある程度余裕を持って、働けるような職場でないと問題意識をもって仕事をすることは難しいかもしれません。
KAZUTOYOが家電量販店に勤務していたときの例
KAZUTOYOが家電量販店の店員だったときには、次から次にいろいろ対応しないといけないことが発生し、その処理に追われていて、精神的に余裕がない日々が続いていました。
こうした職場だと、問題意識を持つことはなかなか難しいと思います。常に処理しないといけないことが複数あり、それらの対応をどうするか考えていて余裕がなく、いっぱいいっぱいだったからです。
ではそのような人はどうしたらよいのでしょう。
備えあれば憂いなし
- 将来を考えて準備しておく
会社や企業があなたを守ってくれることは、もはや期待できない時代となっています。
自分のことは自分で守る時代になったのです。自分で自分の身を守るためにはどうしたらよいのか。簡単に言うと自分の価値を高めておくのです。
そのためには、早いうちにどこに行っても通用するスキルを身に着けておくことが必要です。ある程度年齢が上の人はマネジメント力もつけておくようにします。
いつ会社を辞めても、困らないように準備しておくことが必要です。
これからは自分に力をつけておくことが必要なのです。
副業で事情のノウハウをつかんでおく
また、なんらかの副業をして、その事業のノウハウを蓄積しておくのも良いでしょう。
いざというときに、勤めている会社以外からの収入があると安心できるからです。
まとめ
世の中は常に変化しているから。それについていくため。
改善・向上はこれで終わりということはありません。
忙しすぎると難しい
将来を考えて準備しておく |