中小企業診断士試験に合格する方法

中小企業診断士試験に合格したい!

今年の中小企業診断士一次試験も終了し、合格者の発表もありました。

中小企業診断士一次試験に合格された方は、二次試験に向けて勉強中のことと思います。

また、残念ながら合格できなかった方も来年に向けて決意を新たにしていることだと思います。

 

今回は、中小企業診断士試験合格に向けて、その方法を考えていきたいと思います。

中小企業診断士試験は二次までを考えれば、ある程度合格者数が定められている競争試験です。

その定められている合格者数の中に入ることが絶対条件となります。

 

まわりは敵だらけの競争試験なのです。

いってみれば中小企業診断士の試験は戦いといえます。

今日は、中小企業診断士試験を戦いと捉えて、いかにして戦いに勝っていくのかという視点で書いていきます。

 

中小企業診断士試験に合格する方法

記事の内容

  • 敵を知ること
  • 己を知ること
  • 戦場を知ること

この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが自らの経験と考えに基づいて書いています。

 

孫子の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」というのがあります。

彼というのは敵のことです。この言葉は戦いに負けないために考えておくべきを示しています。

僭越ですが、私はこの言葉に加えて「戦場を知る」ことも重要だと考えています。戦場の地形などによって適した戦い方も変わってくるからです。

 

記事の3つのポイント「敵を知ること、己を知ること、戦場を知ること」というのは、孫子の言葉に戦場を加えたものです。

 

敵を知ること

  • 中小企業診断士試験に挑戦する人を知る

「敵を知る」ということは、中小企業診断士を受験する人達を知ることです。

中小企業診断士試験を受験する人たちは、一般的に優秀な方が多いです。もともと受験者層は民間企業勤務や金融機関勤務の人が多いのですが、民間企業といっても中小企業ではなく大企業勤務の方が多いことは経験上知っています。

金融機関や大企業勤務の方は、一般的に言えば勉強ができ試験でも良い成績がとれたのでそのような組織に就職できたのです。賢くて優秀な方が多いのです。

ようするに、そのような方が中小企業診断士試験で戦う敵となるのです。

試験でもともと強い人が中小企業診断士試験を受験しにくるのです。強いもの同士が戦う戦場といえます。

 

己を知ること

  • 自分の能力を客観的に把握します

敵を知った次は、自分を知ることが必要です。

自分の能力を客観的に把握することが重要になります。

KAZUTOYOは試験や勉強の力は次の3つの能力の分解できると考えています。(KAZUTOYOが自分の経験をもとに考えた能力で、学説などにあったものではありません)

試験や勉強の3つの力

  1. 記憶力
  2. 理解力
  3. 思考力

 

記憶力について

  • 基本となる能力です

記憶力は基本です。勉強や試験では記憶する力が不足すると、良い成績はとれません。中小企業診断士試験でも記憶することが多いため重要な能力となります。理解力や思考力も記憶していることを材料にするのが基本なのです。

 

理解力

  • 理解が早い人、遅い人がいます。

人には理解が早い人、遅い人がいます。また、「1を知って10を知る」ことができるような人もいます。

勉強する上で、理解する力がないとテキストを読んでいてもチンプンカンプンとなります。

理解できないと、当然ながら試験で良い成績はとれません。

また、理解できないことを無理やり続けることは苦痛になり、勉強を継続できません。

KAZUTOYOは難しい本を読むと理解できずに、そのうち嫌になったり、眠くなってやめてしまったこともよくありました。

 

思考力

  • 思考力は持ち通り考える力です。

中小企業診断士の一次試験には、思考力がたいしてなくても合格点がとれる試験科目があります。でも二次試験は思考力が問われます。

中小企業診断士試験でストレート合格できる人は、もともと思考力が備わっている人だとKAZUTOYOは考えています。

 

戦場を知ること

  • 戦場とは中小企業診断士試験のことです

戦場のことを知らずに勝てるわけはありません。

過去問も戦場のことを知るためにあるのです。

過去問で戦場を疑似体験しておくことが、戦いを有利に進める練習になるのです。

 

中小企業診断士一次試験の戦場の特徴

  • 中小企業診断士一次試験は記憶力と理解力が試される試験です

学校の勉強で成績が良かった人は、たいてい記憶力と理解力に優れています。

(KAZUTOYOは記憶力に弱点があり、学生時代は暗記科目が苦手でした。)

学校の勉強で成績が良かった人は、中小企業診断士一次試験でもその力は発揮できるはずです。必死にならなくても合格できるのではないでしょうか。

 

中小企業診断士二次試験の特徴

  • 中小企業診断士二次試験では思考力が試されます

中小企業診断士二次試験では思考力が試されますが、それを身に着けるのは結構大変です。資格予備校では問題を解く上での思考のフレームを与えて、そのフレームに沿って考えていくように勧めることもあります。

 

また、試験出題者の思考に沿った回答ができるように、試験出題者を見つけて、その人の本を読んで勉強する方法もあります。

いずれにしても、実際のコンサルティングでもそうですが、問題解決する手段が一つだけとは限らないので、あれこれ考えることになるのです。

それが結構大変なのです。

学校の試験では正答は一つだけだったので、大きな違いです。

でも、二次試験では一般に論理的思考と回答の一貫性は大切だと考えられています。

KAZUTOYOもそう思います。

 

試験の出題者が考えている正答でなくても、その解答に論理性と一貫性があれば合格点がとれるのでは、と考えられます。

回答のヒントは説得力です。KAZUTOYOが昔通っていた資格予備校では二次試験合格者の再現解答を見る機会がありましした。

 

合格者の回答は、なるほどと思わせるようなものが多かったことを覚えています。いずれの回答も説得力があったのです。

 

二次試験合格のヒントはそのあたりにあるような気がします。

 

まとめ

中小企業診断士試験に合格する方法

  • 敵を知ること

試験でもともと強い人が中小企業診断士試験を受験しにくるのです。強いもの同士が戦う戦場といえます。

  • 己を知ること

自分の記憶力、理解力、思考力を把握するようにします

  • 戦場を知ること

一次試験は、記憶力と理解力が試される戦場

一般に学校の成績が良かった人は、比較的合格できる戦場です。

二次試験は、思考力が試される戦場

二次試験に勝つには、論理的思考と回答の一貫性は大切です。説得力がある回答が書けると合格する可能性が高いと考えられます。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。