クラスター分析とは?
新型コロナウイルス感染症関連のニュースで最近「クラスター」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。
新型コロナウイルス感染症での「クラスター」は「感染者の集団」を意味するようですが、「クラスター」という言葉は聞いた覚えがありました。
そういえば、中小企業診断士の勉強で「クラスター分析」というのがあったな、と思い出しました。
ということで、今回は「クラスター分析」の話です。
この記事を読むと「クラスター分析」について分かるようになります。
(KAZUTOYOもこの記事を書くにあたって、クラスター分析について復習しました。)
クラスター分析とは?
本記事の内容
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- この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
- KAZUTOYOは家電量販店店員(サラリーマン)として10年以上の経験があります。
- 中小企業診断士としての活動歴は10年以上です。
クラスター分析とは?
- 標本を分類する統計手法の総称
クラスター分析は、個々の標本データが持つ特性の類似性や距離(類似していない程度)に基づいて、標本データを分析する統計手法の総称です。集落分析とも呼ばれます。
クラスター分析の目的
- いくつかに分類して分類ごとの特徴を把握すること
クラスター分析の目的は、標本データを全体として観察しても、あるいは個々に観察しても理解できない特性をいくつかのグループ(クラスター)に分類することにより、クラスターごとの特徴を把握することです。
クラスター分析は唯一の統計的方法の名称ではなく、様々な方法の総称です。
マーケティングでのクラスター分析
- 製品のコンセプト作りなどに使われます
マーケティング面でのクラスター分析は、イメージや好みなどにより特徴の似かよったグループ(クラスター)に分類して分析する手法と考えることができます。
人間や製品などの対象をクラスター分析により、グルーピングするのです。
例えば、クラスター分析は市場を細分化して、標的市場とする消費者のグループをつくるために利用されています。
かつて、ある家電メーカーは、製品のコンセプトをづくりのために消費者を7つのグループに分けて、ターゲットマップを 作成していました。
そのグループ分けにクラスター分析の手法を用いて、市場の適切な細分化に生かしたのです。
まとめ
標本データの特性をいくつかのグループ(クラスター)に分類することにより、クラスターごとの特徴を把握する方法で標本を分類する統計手法の総称です。特定のやり方を指すのではありません。
メーカーの製品コンセプト作りなどでも使われます |