東芝ダイナブックもついに日本メーカーではなくなった
東芝は、ノートパソコンを手掛けるダイナブック株式会社の株式をシャープに売却したと発表しました。
シャープはすでに2016年に台湾の鴻海(ホンハイ)に買収されていて、日本のメーカーではありません。
これで、もともと日本ではノートPCの先駆けとなってかなり売れていたダイナブックPCは、完全に日本メーカーではなくなったということです。
今回は、東芝ダイナブックPCもついに日本製ではなくなるという話です。
東芝ダイナブックもついに日本メーカーではなくなった
本記事の内容
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- この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
- KAZUTOYOは家電量販店店員(サラリーマン)として10年以上の経験があります。
- 中小企業診断士としての活動歴は10年以上です。
東芝がダイナブック株式会社の事業株をシャープに売却
- シャープ(既に台湾企業です)の完全子会社に
東芝は8月4日に、ノートパソコンを製造するダイナブック株式会社(東京)の株式19.9%をシャープ(台湾)に売却したと発表しました。
シャープは2016年に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収されていて、既に台湾の企業です。
シャープはこれまでダイナブック株式会社の株式を80.1%取得していて、今回の追加取得により100%取得したことになります。
これで、ダイナブック株式会社はシャープ(台湾)の完全子会社となったというわけです。
家電量販店で長年働いてきた経験のあるKAZUTOYOにとって、日本のメーカーがどんどん外資に買収されていくのは、なんともいえない気持ちです。
東芝ダイナブックパソコンとは
- ダイナブックは世界で初めてのノートPCです
東芝は1985年に世界で初めてノートPCを発売しています。一時は世界シェアトップにもなっています。
その後、中国勢などの台頭で価格競争が激しくなり、競争力が低下して現在に至っています。
KAZUTOYOは家電量販店のパソコン売り場での勤務経験があり、東芝ダイナブックも数多く実際に自分が販売してきました。
発売当初のダイナブックは現在のようなカラー液晶画面ではなく、モノトーンの液晶でした。オレンジやグリーンで文字やグラフィックが表示されていたのです。
当時ノートPCでは最も多く売れていたのが東芝ダイナブックでした。
ダイナブックはノートPCでは老舗ブランドです。それも外資のものになってしまったのです。
寂しいものです。
なお、シャープはダイナブック株式会社の上場に向けて動いているとのことです。
まとめ
東芝ダイナブックもついに日本メーカー製ではなくなった
シャープ(既に台湾企業です)の完全子会社になりました
東芝ダイナブックは世界で初めてのノートPCです |