中小企業診断士の視点:後発組も不利ではない

後発組も有利な面があります

市場への参入等を考える場合、先行の者が先行者利益を得られるので有利と言われます。

そのような面も確かにあると考えます。

先行したほうが早く市場シェアを獲得できるからです。

また、知名度が浸透し、世間的にも認知度が高まることや人々のマインドシェアを高めることも期待できます。

ですが、先行組が有利で後発組が不利だとは必ずしもいえません。

今回は、その件について書いていきます。

この記事を読むと、後発組が必ずしも不利ではなく有利な面があることもわかります。

中小企業診断士の視点:後発組も不利ではない

記事の内容

  • ユーチューバー業界、ブロガー業界への参入
  • 中小企業診断士の資格を取って経営コンサル業界に参入

この記事は、中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。

ユーチューバー業界、ブロガー業界への参入

  • 今でも参入OKです

ユーチューバー業界への参入

中小企業診断士の視点:ブログはオワコン、動画の時代」のブログでも書きましたが、現在企業がビジネスの一環としてユーチューバー業界に参入してきています。いままでは、個人の方が頑張っていましたが、そのような時代になったのです。

ユーチューバーはビジネスとして考えられるようになってきたのです。

このような状況を見て、企業が参入してきたのだから、もう個人は勝負できる時代でない。今から参入するのは手遅れ、という声もあります。

ですが、KAZUTOYOはその通りだと思いますが、でも逆に参入しやすくなっていることも事実だと考えます。

使っている機材や動画の編集ソフト、編集方法なども、ユーチューバーが親切に解説している動画もあります。人の動画を見て勉強すればやり方は分かってくるのです。

また作り手の立場になって動画を見ていると、いろいろわかってくるものです。参考になる勉強材料は豊富にあるのです。

先人たちがいろいろ工夫して作ってきたノウハウを無料で手に入れることがきるのです。

ですから、その意味では参入しやすくなった、と考えることもできるのです。

最初は、誰かの真似から初めていけば良いのではないでしょうか。

特に、ビジネス系の動画はまだ少ないのが現状です。中小企業診断士はビジネス系の動画で参入しても面白いかもしれません。

ブロガー業界への参入

業界といえるかどうかわかりませんが、ブロガーも、まだ大丈夫だと信じたいところです。

ブログはオワコンと言われています。KAZUTOYOもそう思います。KAZUTOYO自身、他の人のブログよりもユーチューブ動画を見るほうが圧倒的に多くなっています。

といいつつ、自分はこうしてブログを書いているのは矛盾しています。

ただ、動画は自分にとってハードルが高いのです。

今の自分だったら、10分程度の動画でもアップするのに多分2日間ぐらいかかると思います。

それに比べたら、ブログは楽なのです。

さて、ブログはオワコンと言われていますが、良い面もあります。まずブログの作り方や稼ぎ方などのノウハウはネットにあふれています。しかも無料で手にはいります。

やり方を誰かに教えてもらわなくても、勝手に自分で学んでいけます。

あとから参入する利点

後から参入したほうが有利な点があります。

例えば、KAZUTOYOのブログはSSL化されています。

SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上におけるウェブブラウザとウェブサーバ間でのデータの通信を暗号化し、送受信させる仕組みのことです。SSL化されているのはホームページのアドレスを見ればわかります。SSL対策されているホームページはhttps://となっていて、httpのあとにsが付いています。sがついていないのは、SSL対策がされていないホームページやブログです。

GoogleはSSL対策の有無をホームページやブログの評価基準として取り入れています。

今後、SSL対策がされていないものは、検索エンジン上不利になってくると考えられます。

それで、このSSL化ですが、SSL対策をせずにいったんブログを始めてしまって、数年たち記事も多くなってしまって、後からSSL化しようとするとかなり大変です。

かなり面倒な作業をすることになり、素人では無理です。

たぶん業者に依頼しないといけないと思います。

ですが、これからブログを始める場合は、ブログの立ち上げ段階でSSL化をすることができ、この場合は素人にちょっと毛の生えたような人(KAZUTOYOのような)でも比較的簡単に自分でSSL対策をすることができます。

また、当然ですが有名なブロガーのブログを読んで、作り方などを学ぶことができます。

ですから、後から参入したほうが良い面も多々あるのです。

中小企業診断士の資格を取って経営コンサル業界に参入

  • まだまだ有望

これから中小企業診断士の資格を取って経営コンサル業界に参入したいと思っている方も多いと思います。

この分野は、まだ十分可能だと考えます。

中小企業でも税理士とは顧問契約を結んでいるのは常識といえますが、中小企業診断士と顧問契約を結んでいるのはあまり聞きません。全然常識ではないのです。

実力があれば、参入することは十分可能です。

ただ専門分野を持つことは重要かと思います。

次にKAZUTOYOがこれから有望と考えるコンサルの分野をいくつか挙げます。

補助金申請代行コンサル

  • 補助金申請を代行するコンサルです

中小企業には、国から補助金を受ける制度がいろいろあります。

中には、1000万円以上の補助金もあります。そのような補助金の申請を代行するコンサルが考えられます。

補助金は申請すれば、必ず受理されるとは限りません。書類審査があり、例えば「モノづくり補助金」という補助金は申請が通る率は30%~50%ということです。そしてその書類は素人が短時間でできるものではないのです。

プロが作った申請書類を見せてもらったことがあるのですが、 中小企業診断士のKAZUTOYOが見ても「凄い」と感じるような出来でした。ものすごく説得力のあるものでした。写真、図、絵、グラフなども駆使し、まさにプロと言われる仕事だと感じました。KAZUTOYOの力では無理だと思いました。

逆にそのような書類でないと、審査に通ることは難しいということです。

会社のプレゼンなどで、資料作成が得意な中小企業診断士であればこの分野で勝負できるのではないでしょうか。

成功報酬で、補助金額の1割~3割程度を受け取ることも可能です。1000万円の1割でも100万円です。

動画マーケティング支援コンサル

  • 動画マーケティングを推進するコンサルです

大企業でも最近はユーチューブ上でCMを流している時代です。中小企業も動画を自社のマーケティングに生かしていくようにすると経営面でかなり効果があると考えています。

でも、こうした支援ができる中小企業診断士は少ないのです。

ですから動画を活用したマーケティング面でも支援ができる中小企業診断士になって、他の中小企業診断士と差別化を図ります。今後活躍できる市場は大きいものと考えます。

副業コンサル

  • 副業を紹介し、支援を行うコンサルです

いま、副業ブームです。副業にはいろいろあると思いますが、いろいろありすぎてどれを選んだらよいか良いかわからないのが現状ではないでしょうか。

また、どんな副業があるのか知らない人もまだまだ多いと考えます。

副業コンサルは、お客に合った副業を紹介し、中小企業診断士の知識を生かしてあわせてコンサル業務を行っていきます。

実際に自分がやってみて、うまくいった副業があるとやりやすなります。自分が経験した副業を紹介し、コンサルしていくのがやりやすいかなと、思います。

まとめ

後発組も不利ではない

  • ユーチューバー業界、ブロガー業界への参入

今でも参入OKです

  • 中小企業診断士の資格を取って経営コンサル業界に参入

やり方次第で、まだまだ有望だと考えます。

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。