中小企業診断士の視点:性能が悪くて価格が高い日本製品

性能が悪くて価格が高い日本製品

KAZUTOYOは日本製のスマホを使っています。

性能が悪いのですが、しようがなく使っている面があります。

ニフティを利用している流れでニフモの格安スマホに乗り換えたとき、ニフモでは留守番電話サービスが提供されていないことを後から知ったのです。

最初は海外製のスマホにしたのですが、仕事上留守番電話機能がどうしても必要です。でもニフモが留守番電話サービスを提供していないので、使えません。

それでいろいろ調べたら、日本製のスマホには本体に簡易留守番電話機能があることがわかりました。

そこで、簡易留守番電話機能がある日本製のスマホに乗り換えました。

日本製のスマホは海外製品と比べて、コストパファーマンスは悪いのですが、しようがありません。

ということで、しばらく使ってきましたが、そろそろ乗り換えようと思っています。

他社の格安スマホなら、留守番電話サービスが提供されていることがわかったからです。

※表の出所:https://www.soldi.jp/articles/smartphone_answering_machine/より切り抜き

電話番号もMNP(携帯電話会社を変更した場合に、電話番号はそのままで、変更後の携帯電話会社のサービスをご利用できる制度)を利用すれば、電話番号を変更せずにすみます。ということで、そのうち替えたいと思います。

この記事を読むと、いまや日本以外の国でも高品質、高性能の製品を作ることできるとわかります。

中小企業診断士の視点:性能が悪くて価格が高い日本製品

記事の内容

  • 日本ブランドの工業製品も海外生産が常識に
  • 日本製スマホは魅力がない
  • 今後の製造業の製品作り

この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。

日本ブランドの工業製品も海外生産が常識に

  • 日本ブランドのカメラも海外生産

日本ブランドの一眼カメラも海外製です。

KAZUTOYOは10年ぐらい前に、日本ブランドの一眼カメラを購入しました。その生産国はタイでした。

失礼な話ですが、その時はちょっと驚きました。一眼カメラですから、品質からいって日本製かと思っていたのです。

そのときに一眼カメラのようなある程度高度なイメージのある製品であっても、普通に海外で作ることができるのだと知りました。

去年、また別のメーカーの一眼カメラを購入しました。レンズなしの本体だけで10万円ぐらいのものです。こちらもタイ製でした。

今の時代、もはや工場と製造装置があれば、日本以外の国でも高精度・高品質の製品が作れるということです。

日本ブランドの自動車も海外製

  • トヨタ、日産も海外で生産

日本ブランドの自動車も海外で作られているのは良く知られていることです。

工業製品の製造について、国境は既に関係のない世の中になっているのです。

日本製スマホは魅力がない

  • いつのまにか競争力がなくなっていました

KAZUTOYOは家電量販店に勤めていたことがあり、日本のメーカーには愛着を持っています。頑張って欲しいと思っています。

ですが、現在のスマホ市場を見るとどうしてこうなってしまったのだろうと思ってしまいます。

スマホのコストパフォーマンスは、明らかに海外製のほうが良いのです。

KAZUTOYOが日本製のスマホを使っているのは、唯一伝言メモの機能があるというその一点の理由しかありません。

しかも、もう我慢できずに乗り換えようとしています。

スマホについては、このままでいくと多分5年~10年後には日本製のものは消えているような気がします。

いや、もっと早まるかもしれません。

残念ですが、それが現在の日本の状況を表していると思うのです。

今後の製造業の製品作り

今後の製造業の製造、製品作りについて、大手企業と中小企業に分けて考えてみたいと思います。

大手企業

  • 大手は海外生産が進展

今後、大手メーカーは海外生産がますます進んでいくと考えられます。

一眼カメラにみられるように、品質の良い製品は日本でないと作れないということはないのです。どこの国でも良いとは言えませんが、日本でなくても良いことは確かです。

大手メーカーの海外生産体制はますます進んでいくのではないでしょうか。

大手以外の製造業の方向性

  • 中小は大手が進出しない市場で勝負

中小製造業はアイデアや企画力がポイントとなります。海外市場を視野に入れるのも一つの方法です。

最近はアイリスオーヤマのように、ローテクな技術しかなくても頑張っている例があります。アイリスオーヤマはアイデア、企画力、スピードが優れているようです。

必ずしも独自の技術、他社がまねできない技術がないとダメというわけではないのです。

また、もっと小規模な製造業でも最近は海外市場を相手に頑張っている企業があります。以前テレビで見たのですが、バイオリンの修理などに使用する小さなのこぎりを作っている小規模企業があって、イタリアの楽器修理の職人が買っているのだそうです。

このように、大手以外の製造業であっても国内で生き残る道はあるのです。

いろいろ知恵を出していく必要はあるのですが。

まとめ

  • 日本ブランドの工業製品も海外生産が常識に

一眼カメラも自動車も海外生産が常識

  • 日本製スマホは魅力がない

コストパファーマンスは明らかに海外メーカーと比べて劣勢

  • 今後の製造業の製品作り

知恵を出していけば生き残っていくことは可能です。

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。