中小企業診断士の視点:昔と今とではビジネスの常識や価値観は異なっています

昔と今とではビジネスの常識や価値観は異なります

疑問に思う人
仕事の常識や考え方って、昔と今は違うのかな?何か変わってきてるのかな?

なんていうことを思ったことはないでしょうか?

今回はそんな疑問に応えます。

 

昔と今とではビジネスの常識や価値観は異なっています

本記事の内容

  • 営業方法・販売方法の変化
  • スキルが重視されるようになった
  • 仕組み作りがより重要となった

この記事を読むと、昔と今とではビジネスの常識や価値観は異なってきていることがわかります。

  • 本記事の信頼性
  1. この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
  2. KAZUTOYOは家電量販店店員(サラリーマン)として10年以上の経験があります。
  3. 中小企業診断士としての活動歴10年以上の経験があります。

 

営業方法・販売方法の変化

  • 精神論や根性論は通用しなくなりました。

昔は仕事において精神論や根性論がまかり通っていました。

頭を使わず、当たって砕けろ的なやり方を続けていたのです。(KAZUTOYOのいた職場はそうでした)

営業方法の変化

  • 昔のやり方

相手のことを考えず、電話による営業を行っている会社はいまでもあります。また飛び込み営業というのもありました。

やっている人は苦痛に感じるかもしれませんが、とにかくチャレンジし続ければいずれ報われるという考え方です。

とにかく根性で頑張るということです。

相手の都合などを一切考えず電話をかけてくる営業方法は、相手の時間を奪うことになります。今では多くの人が嫌う営業スタイルです。

 

  • 現在のやり方

まず興味のある方を集めて、見込客リストを作ります。そのリストを元にソフトにアプローチしていくやり方が今の主流となっています。

例えば、住宅メーカーが「失敗しない家づくりの方法」等という小冊子を作って、ネットで配布する方法等がそうです。

メールアドレスを取得しておいて、ときおりメールで情報を伝えていって顧客との関係性を少しずつ構築していって、将来的には購入に結びつけていくというやり方をとっています。

 

販売方法の変化

  • 昔のやり方

店にお客が来店したら、即お客様に張り付きなんとか説得して購入してもらう、というやり方がかつてありました。

KAZUTOYOが秋葉原の家電量販店に入社したときは、そのようにして「売れ」と言われていたので、そのようしていました。

お客に嫌がれる接客方法です。

 

  • 現在のやり方

店にお客が来店しても、店員は「いらっしゃいませ」と声はかけますが、すぐにアプローチする店は少なくなりました。

お客から何かのサインがあったら、お客の元に向かうという接客スタイルの店が主流となっています。

お客にとっても店員にとっても好ましい接客方法となっています。

 

スキルが重視されるようになった

  • ノースキルだと通用しない

専門職や技術職はスキルがないと仕事はできません。

ですが、専門職でなくても仕事をする際には、パソコン等の「仕事道具」を使わないと仕事ができないように社会は変化しています。

その「仕事道具」を使いこなすスキルは必須なものとなっています。

中小企業診断士の仕事もパソコンなしでは無理です。当然パソコンを扱うスキルも必要です。

例えば、Excelが使えないと仕事にはなりません。

表計算ソフトがない時代でも中小企業診断士はいたのですが、どんな風に仕事をしていたのか想像できません。

 

パソコンスキルは必須です

中小企業診断士 実務補習の時の話

実務補習のとき、パソコンスキルがないと同じ班のメンバーに迷惑をかけることになります。

実務補習では最終的に診断報告書を完成させ、提出する必要があります。

診断報告書については班のメンバーが役割を分担することになります。

 

その際、班の中で誰か一人でもパソコンがうまく使えない人がいると、その人がボトルネックとなって報告書作成の進捗が遅れます。

 

さすがに今は、そのような人はいないと思いますが、パソコンを使う基本的なスキルがないと皆に迷惑をかけることになるので、得意でない方は事前に練習しておくことが必要です。

 

仕組み作りがより重要となった

  • ビジネスでは仕組が大切

大企業では、昔からビジネスの「儲かる」仕組みを作ってそれを回すことで、売上を上げていました。

例えば、自動車会社では車を作るところから販売(ディーラー)まで、ビジネスの仕組みをしっかり作って販売していました。

一方、中小企業や零細企業では、仕組みらしいものがなくてもなんとか成り立っていました。

ですが、現代のビジネスでは、中小企業といえども何らかの「仕組み」を作らないと難しくなっています。

例えば、集客⇒売上⇒顧客との関係性作り、といった流れを「仕組み」として作っていくことが必須なのです。

 

ただ、小さな企業だと自力で「仕組み」を作っていくのは難しい面があります。

 

そんな時は、すでにある「仕組み」に乗っかることで解決できることもあります。

例えば、ユーチューバーは、ユーチューブが作った「仕組み」にうまく乗っかることで収入を得ています。

また、アマゾンやメルカリのシステムを利用する手もあります。

 

これからは、中小企業や零細企業といえども、何らかのビジネスの「仕組み」を作る、または乗っかっていく必要があると考えます。

 

まとめ

昔と今とではビジネスの常識や価値観は異なっています

  • 営業方法・販売方法の変化

精神論や根性論は通用しなくなりました。

  • スキルが重視されるようになった

現代のビジネスではノースキルはアウトです。

  • 仕組み作りが重要となった

ビジネスでは売上を上げる「仕組み」、利益を上げる「仕組み」が大切です。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。