NTTドコモが「FOMA」、「iモード」を終了
昨日は5Gを推進する取組についての話でしたが、今回はそれとは真逆の話です。
古い方式、古いサービスが終了するという話です。
NTTドコモは第3世代移動通信方式の「FOMA」と携帯電話からインターネットやメールを利用できるサービス「iモード」を終了すると発表しました。
この記事を読むと「FOMA」、「iモード」とは何だったのかということと、それらが終了することがわかります。
新しいものやサービスが生まれる一方で、古いものやサービスがなくなっていくことが分かります。
これも時代の流れですね。
NTTドコモが「FOMA」、「iモード」を終了
記事の内容
|
この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
1.FOMAとは何か
写真出所:https://ja.wikipedia.org/wiki/FOMAより
- FOMAは3Gの携帯サービスのこと
「FOMA」は、2001年10月にNTTドコモが開始した第3世代移動通信サービスのことです。
384kbpsの通信速度を実現し、より大容量な動画やゲームなどを楽しむことができました。2011年には約5700万契約を突破したとのことです。
ちなみに4Gの通信速度は50Mbps、5Gは1Gbpsとなっています。ただし、通信速度は理論上の数値と考えられます。5Gはわかりませんが、4Gでは経験上そんなに出たことはないですし。
今年9月末時点のFOMAの契約数はの自動販売機といった機器などの設置台数も含めて2066万1千件とのことです。
2.iモードとは何か?
- 携帯電話のインターネット接続サービスのこと
iモードはメールの送受信やウェブページ閲覧などができる世界初の携帯電話インターネット接続サービスのことです。1999年1月25日に発表され、同年2月にサービス開始しています。
携帯電話から9600bps(1999年当時)の通信速度でWEB画面を見ることができ、またキャリアメールが使えるといったことが受けて、大ヒットしました。
今では信じられませんが、それまでは携帯でWEB画面を見ることができなかったのです。
通信はパケット方式で行われ、今の方式とは異なっています。そのため通信料金は通信時間単位ではなく通信データ量(パケット量)に応じた課金システムとなっていたのが特徴です。
今年9月末時点のiモードの契約者数は763万8千件とのことです。
3.終了時期はいつ?
- FOMAもiモードも2026年3月31日(火曜)に終了
FOMAもiモードも2026年3月31日(火曜)に終了するとのことです。
ドコモは今後、利用者には現在の主流の4Gや来年春から本格的なサービスが開始される予定の高速大容量・多接続を実現する5Gへの移行を勧めていくこととしています。
まとめ
NTTドコモが「FOMA」、「iモード」を終了
FOMAは3Gの携帯サービスのこと
携帯電話のインターネット接続サービスのこと
「FOMA」も「iモード」も2026年3月31日(火曜)に終了 |