中小企業診断士の視点:今、eラーニングとWeb会議室が熱い

今、eラーニングとWeb会議室が熱い

4月になったせいか、最近学習塾の新聞折り込みチラシがよくはいっています。

日本が大変なこの時期に、生徒が集まるのかなーと思ってしまいます。

密閉、密室、密接は危険と叫ばれているのです。そんな状況で、わが子をわざわざリスクがある中に送り込む親がいるのかなと思います。

学習塾は集客に苦労しているのではないかと思います。

考えてみれば、普通の学習塾は昔と同じビジネスのやり方をとっています。

そろそろ変化が起きても良い頃です。

例えば、物販ではコンビニがいつのまにか全国に広がっているように。

また、最近ではネット通販が勢いを増し、百貨店等は昔の勢いはすっかり消え元気をなくしているように。

昔電車でリアルな本を読んでいた人が、今はスマホの画面で読書をしているように世の中は変化し、その光景も変化しています。

地域の学習塾もそろそろ変化していく時期かもしれません。

ということで前置きが長くなりましたが、今回はこれから伸びていくであろうと考えられるeラーニングとWeb会議について書くことにします。

 

この記事を読むと、ITやテクノロジーの進化とともに、学習スタイルや仕事スタイルがより便利なものにだんだんと変化していくことがわかります。

 

今、eラーニングとWeb会議が熱い

記事の内容

  • eラーニングとは(3つあります)
  • Web会議とは何か(3つあります)
  • eラーニングと電子会議を融合

この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが自分の経験も踏まえて書いています。

 

eラーニングとは

  1. eラーニングとは何か
  2. eラーニングのメリット
  3. eラーニングのデメリット

①eラーニングとは何か

  • インターネットを利用した学習形態のこと

eラーニングはインターネットを利用し、パソコンやタブレット端末、スマホなどを使った学習形態のことです。

 

最近はeラーニングでの学習スタイルが一般に受け入れられるようになってきたと感じます。

KAZUTOYOもeラーニングで勉強したことがあります。

何年か前、アマチュア無線2級をeラーニングで取得したのです。終了試験は地元のパソコン教室で受けました。CBT(Computer Based Testing)方式というのだそうです。

アマチュア無線は国家資格ですが、eラーニングの終了試験は地元のパソコン教室で受けられるのです。時代は変わったものです。

 

アマチュア無線2級の通常試験は、大都市でしか開催しません。KAZUTOYOは田舎に住んでいるので、会場には新幹線を含む電車を乗り継いでいく必要があります。もしかしたら前泊しないといけないかもしれません。

また、eラーニングでは終了段階までたどり着けば、終了試験はほぼ受かるのですが、通常試験の合率は40%から50%です。仮に1回落ちて2回受験するとなると、交通費・宿泊費を考えるとeラーニングより損です。

それなら、eラーニングにしようということです。また、アマチュア無線のeラーニングのシステムを経験したかったのです。(単なる好奇心です)

 

話は変わりますが、中小企業診断士の試験と相性の良いITパスポートもCBT(Computer Based Testing)利用により、近くのパソコン教室で受験できます。

 

②eラーニングのメリット

  • どこでもいつでも勉強できます。

eラーニングのメリットはどこでもいつでも自分の都合の良い時に、都合の良い場所で勉強できることです。インターネット回線が利用できることが条件ですが。

自分のペースで勉強を進めることも良い点です。

普通の集合学習だと、理解の速い人遅い人などがいて、遅い人はついていけなくなってしまいますが、そのようなこともありません。

 

家でも勉強できるので、外出しなくても良いですし、交通費もかかりません。当然通学時間も0です。

暑さ、寒さも関係なく、雨でもOKです。汗だくになることもないのです。

いうことありません。

 

外出しなくて済むので、密閉、密室、密接も避けられます。

 

また、教育ビジネスを考えている人に朗報なのですが、eラーニングはすでに出来合いのものがシステムとしてあるので、そのようなシステムを利用すればコストはそれほどかかりません。

「eラーニングシステム」と検索すると、いろいろできてきます。

 

利用する費用も月数万~となっています。

ITのことが良くわからなくても、このようなシステムを導入して使えば良いのです。

既に、eラーニングシステムでビジネスを展開している会社は、今の状況をチャンスと捉えているかもしれません。(不謹慎かもしれませんが)

 

③eラーニングのデメリット

  • リアル感がなく孤独な学習スタイル

eラーニングのデメリットはリアル感がなく孤独な学習スタイルだということです。

でも、最近のeラーニングは良くできていて、動画でも学習できるようになっているものもあるし、質問もできるようになっているものが大半です。

受講者の掲示版なども用意されていることが多く、受講者同士のコミュニケーションも取れるようになっています。

一人での勉強はモチベーションの維持が課題なのですが、最近のeラーニングはモチベーションを高められるようにいろいろ工夫がされています。

 

Web会議とは

  1. Web会議とは何か?
  2. Web会議のメリット
  3. Web会議のデメリット

①Web会議とは何か?

  • Webを利用した新しいコミュニケーション方法

Web会議とは、資料やソフトウェアを共有するための機能に音声や映像、チャットなどのコミュニケーション機能を統合させた、共同作業を行うための新しいコミュニケーション方法です。Webブラウザを利用するため、「Web会議」と呼ばれます。

 

またWeb会議の特徴の一つとして様々な資料を大きく表示して、全員で見る機能があることが挙げられます。この辺が昔のテレビ会議と異なる点です。

 

KAZUTOYOはちょっと前のブログで、ZOOMなどのWeb会議システムを「電子会議室」と表現していました。間違っていました。よくある電子掲示板を利用した会議が電子会議室なのだそうです。

この場を借りてお詫びし、訂正いたします。

 

Web会議は最近、密閉、密室、密接を避ける仕事の手段として、注目されています。

ちなみにWeb会議システムのZOOMは、株価が急上昇しているようです。

 

②Web会議のメリット

  • 料金も比較的安く、移動しなくて良い

Web会議の最大のメリットは、移動しなくても顔を見て会議や研修が開催できることです。

会社側にとっては、交通費の削減もできるし、生産性の向上にもつながります。

料金ですが、ZOOMというWeb会議システムの月の料金は数千円と低料金でとても使いやすくなっています。

チャット機能もあります。

資料を皆に見せながら会議を進めていくことも簡単にできます。

しゃべっている人は枠の色が変わるなど、使い勝手もかなり良くなっています。

利用する側にとって、かなり良く考えられています。

 

最近のノートパソコンにはカメラとマイクが上部についているので、何も用意しなくても利用できるのも良いところです。

 

Web会議は昔のテレビ会議と同じように考えていましたが、かなり違います。全然よくなっています。

 

③Web会議のデメリット

  • リアル感に欠ける

Web会議は、実際に顔を合わせるわけではないので、どうしてもリアル感に欠けるのはいたしかたありません。

Web会議はインターネット回線を使うため、どうしても時間の「ラグ」がありました。それがリアル感の足を引っ張っている一つの要因となっていました。

でも、今年から5Gの通信環境が徐々に整備されていくはずなので、近い将来その「ラグ」も気にならなくなるはずです。

そうなると、Web会議はもっとリアル感が増すと思います。

 

eラーニングとWeb会議室を融合

  • 学習塾はeラーニングとWeb会議の融合でおもしろい

本ブログの最初のところで、最近学習塾の新聞折り込みチラシがはいっていると書きました。今の時期、生徒が集まるのだろうかとも書きましたが、今後学習塾を経営する方はeラーニングについても研究したらどうか、と思います。

eラーニングは既に出来合いのシステムが比較的安価に提供されています。Web会議もZOOMなら格安です。eラーニングとWeb会議室を融合すれば、将来性がある学習塾のシステムができるのではないかと思います。

また、固定費も安く抑えることもできるはずです。

今の子供だったら、そんな学習スタイルにも抵抗はないはずです。

昔からの固定観念に縛られていると、この先どうなるかわかりません。

中小企業診断士KAZUTOYOからの提案でした。

 

まとめ

今、eラーニングとWeb会議室が熱い

eラーニングとは

  • eラーニングとは何か

インターネットを利用した学習形態のこと

  • eラーニングのメリット

どこでもいつでも勉強できます。密閉、密室、密接も避けられます。

  • eラーニングのデメリット

リアル感がなく孤独な学習スタイル

Web会議とは

  • Web会議とは何か?

Webを利用した新しいコミュニケーション方法のことです。

  • Web会議のメリット

料金も比較的安く、移動しなくて良いことです

  • Web会議のデメリット

リアル感に欠けます

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。