資格をとって独立開業したいが、その先が不安な方
資格をとるのがはいいが、その後どうすればよいのか全く見当がつかない。
資格取得後の不安が解消されないので、勉強に身が入らない。
また、情報発信について、考え方を知りたい方。
そんな方の悩みにお応えします。
Contents
独立開業での情報発信で知っておくこととは?
記事の内容
- 独立開業で情報発信が必要な理由(3つあります)
- 情報発信に必要なこと
私は中小企業診断士で、自作のHPを公開し、情報を発信してきました。その結果現実にHPを介しての仕事の依頼も多くあります。(数は数えてはいませんが)
また出版社からコンタクトがあり、本の出版や業界専門誌への記事掲載なども実現しています。
独立開業で情報発信が必要な理由
当事者と将来お客になるかもしれない人との間には次のような3段階の壁があることを覚えておきましょう。
①知らないの壁 ②欲しくないの壁 ③あなたから買う理由、あなたに頼む理由がないの壁 |
①知らないの壁
あなたの存在を知らなければ、誰もあなたからものを買ったり、サービスを依頼することはありません。
情報発信によって、それを解決できるのです。
何の事業でもそうですが、始めたばかりのときは誰もあなたが事業を始めたことは知りません。(身内やごく親しい人を除き) 知っているのは自分を含めごく少数です。
そんなかで、あなたからものを買ったり、あなたのサービスを受けたいという人が出てくることはありません。
あなたの存在を知らないのですから。
まずは、多くの人にあなたが事業を始めたということを知ってもらう必要があります。そこからスタートです。
多くの人にあなたが事業を始めた、ということを知ってもらうことが最初です。このことであなたは「知らないの壁」を突破していくことができるのです。
やり方は広告を打つ、営業を行うなど、いろいろです。ホームページを作って配る名刺にはそのアドレスを書いておくことも必要です。
スマホで情報を得ることが圧倒的に多くなった今では、ホームページがないということはその事業所は存在しない、ということと同じです。
私も当初、関連機関に開業したことを知ってもらうために、挨拶にいったりしました。また勉強してホームページを自作して、公開するなど、「知らないの壁」を突破する活動を少しずつおこなっていきました。
そのときは自分が今、「知らないの壁」を突破する活動をしているという自覚はありませんでしたが。
②欲しくないの壁
「知らないの壁」を突破したとしても、次に「欲しくないの壁」が立ちはだかっています。あなたの存在がわかってもあなたの扱う商品やサービスを欲しいと思ってくれなければ、購入や申し込みに至るわけはないからです。
そこで、欲しいと思うようにもしくは必要だと思ってもらうようにすることが必要になってきます。
具体的には、この商品を使えば、もしくはサービスを利用すればこんなよいことがありますよ、などとPRすれば、使ってみようかということになるかもしれません。そのような取り組みをしていくことが必要になるのです。
こうして「欲しくないの壁」を突破していくのです。
試供品の無償提供などが良い例です。とりあえず使ってもらうのです。気に入れば、また使いたい、欲しい、ということになるのです。使わないと良さが理解してもらえない商品はよくこの方法を利用しています。
③あなたから買う理由、あなたに頼む理由がないの壁
次に待ち構えているのが、「あなたから買う、あなたに頼む理由がない」という壁です。
あなたの扱う商品、サービスが唯一無二のもので、あなたからしか手に入らないなら良いのですが、たいていはそうではないはずです。同じようよう商品・サービスはどこにでもあるのが今日の日本です。
例えば家電製品を考えてください。お客様はどの店でも同じものが買えるのです。その際に、購入してもらう理由を作らないとその店では買ってくれません。
もう常識になってしまいましたが、どこかの店が「5年保証」というやり方で、購入してもらう理由を作って販売を始めました。それまでは1年保証が普通だったので、「5年保証」は、その店で購入してもらう理由になったのです。
このようにあなたから買う理由、あなたに頼む理由を作って、はじめてお客様はあなたから購入、もしくはあなたのサービスを利用する、という流れになるのです。
以上の三つの壁を突破できるようにしていくことが、どんなビジネス(士業でも)であっても必要なことなのです。
情報発信に必要なこと
①まずは勉強 ②ITスキル ③得意分野、独自性をもつこと |
①まずは勉強
自分が来てほしいお客さんに喜んでもらえるような情報、欲しいと思っている情報、必要としている情報は何か考えて、それに対応した情報発信をしていくようにします。
それを知るには勉強が必要となります。業界誌を見たり、インターネットで調べたり、とにかく勉強して、わかったことを情報発信していくのです。
例えば士業であれば、関連省庁のホームページに新たな補助金制度が加わったとします。それを読んで理解した上で、「新しい補助金があるので申し込みませんか、お手伝いします」。また「制度が変わるので対応しておく必要があります。当事務所で支援できます」と、いうようにです。
釣り具店(いきなり唐突ですが)だとしたら、商品のことを勉強して、購入してもらえるような方法をいろいろ考えたり、アンテナを高くして釣り関連の情報をつかんで、タイミングよく情報を提供していくのです。
常に何か新しい情報をゲットして、情報発信をしていくのが大切ですが、そのためには学びの気持ちが大切です。
どんなビジネスでも環境変化に応じて、自分も変わっていく必要があります。環境に対応できないと、やがて衰退します。そのためには常に勉強していく必要があるのです。
極端な例ですが、士業でも昔の人はパソコンの操作ができない人がいました。でも環境が変わって、今では書類を作るのはほとんどパソコンです。
パソコンは苦手だからと言ってそのままできない状態だったら、誰からも及びがかからなくなるのは明白です。メールで書類をやり取りすることも多くあり、「文書が打てない、メールもできない」では仕事にならないからです。
②ITスキル
インターネットが普及する前は、事業を始めるときは必ず電話帳に事業所名と電話番号を載せておくというのが普通でした。
人々が何か業者に頼みたいときには、NTTの電話帳で調べてから依頼の電話を掛けたのです。出前なども同じです。そばが食べたかったら、そば屋も電話帳で調べてから、注文をしたのです。
しかし時代も変化し、今では多くの方はスマートホンで情報を得るようになっています。
電話帳で調べる人はほとんどいないでしょう。電話帳を持っている人も少なくなっているはずです。スマートホンでチャチャっと検索して調べるのです。
そんな時代になったのです。
電話帳で業者を調べていた時代は終わりました。インターネットなどIT利用に変化したのです。ですから、今の時代ITスキルは必須なのです。
変化はピンチですが、チャンスにする方法もあります。
私が知っている店の例です。昔の商店街の店なのですが、シャッター通りになっていてお客が来ないのです。どこにでもある商店街に見かけるような本当に小さな店舗です。
普通はあきらめてしまうのですが、その店の店主はインターネッでの情報発信にとどまらず、ネット通販に乗り出して、今では地元住民の売上よりネット通販での売り上げのほうが多くなっているのです。
ITを勉強してチェレンジした結果です。今の世の中業種を問わずITのスキルは必要だということです。
③得意分野、独自性をもつこと
どんな事業でも同業者はいます。
ですが、得意分野、独自性を持つと、複数ある同業者の中から選んでもらいやすくなります。
同じ事業を行っている事業者が複数いても、この分野ならこの事業者にお願いしようということになります。
1の③に「あなたかから買う理由、あなたに頼む理由がない」を解決する方法について書きましたが、この得意分野、独自性を持つこと、というのはその解決方法の中の一つといえます。
ただ、異なるのは、1の③で解決方法の1つとして書いた「5年保証」というのは、真似するのは簡単です。明日からでもできます。案の定みんな真似をして、「5年保証」などというのは今では珍しくなくなっています。
ですが、例えば、「店員全員が家電の修理をできる店」、という独自性と特徴を持っている店があったとします。多分その店を選ぶお客がかなりいるはずです。
このような独自性を持つことはすぐにはできません。真似されにくいのです。得意分野、独自性があれば、同業者が複数あっても選んでもらいやすくなります。
どんな事業であっても得意分野、独自性をもつことは大切ということです。
まとめ
独立開業で情報発信が必要な理由
情報発信に必要なこと
|
おまけ
ネットショップでの開業は資本もそれほどかからず、気軽に始められます。
ユーチューブ動画やSNS、ホームページやブログで自分のショップサイトに集客できるようになると、お金を稼げるようになります。
ネットショップ大手の会社ではセミナーもやっているようです。
やる気になったら参加しみてはいかがでしょうか。
また、すぐにでも始めたい方は、こちらへどうぞ。