中小企業診断士に合格するには、メンタル的な強さも必要です
中小企業診断士に合格するには、メンタル的な強さも必要です。なぜかといえば、中小企業診断士に試験でなるには、一次試験を突破し、かつ二次試験に合格しないといけないからです。単純に考えると一次二次通しての合格率は4%~5%です。
合格率を見ても厳しいのはわかりますが、受験する母集団もツワモノが多いのです。
特に二次試験を受験する層は、一次試験を突破してきた人たちで皆優秀な人ばかりです。
私は資格予備校の二次受験講座に通ったことがありますが、そこにいた人達は皆優秀でした。このような人達と試験で競わなければいけないのか、と自信をなくしたことを覚えています。
そんな中で、凡人が試験で中小企業診断士になるのは相当厳しいのです。
相当な覚悟と強い気持ちが必要になります。
最終的期には気持ちの強さがものを言います。
今日は、中小企業診断士試験に挑戦するにあたり、主にメンタル面から話をしていきたいと思います。
この記事を読むと、厳しい中小企業診断士試験を突破するにはメンタル面がいかに重要なのかわかります。
Contents
凡人が中小企業診断士に合格するのに大切なこと
記事の内容
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この記事は、現在中小企業診断士の私の体験も含めて書いています。
メンタル面が弱いとこうなります
①中小企業診断士の勉強のモチベーションの維持が難しい ②中小企業診断士の勉強ができない言い訳をするようになる ③中小企業診断士になること自体に背をむけるようになる |
①中小企業診断士の勉強のモチベーションの維持が難しい
- やる気は長期間継続しません
中小企業診断士になるのを決め、当初はやる気満々で中小企業診断士の勉強をしていきます。でもそのやる気は長く継続しません。それが凡人です。
中小企業診断士の勉強期間は1ヵ月とか2ヵ月といった短期間ではありません。ストレート合格するような優秀な人でも1年以上は継続して、やっと合格できる長丁場の試験なのです。
最初は張り切って勉強していても、モチベ―チョンは徐々に低下していきます。
あとは、自分自身との闘いになっていきます。
気持ちが弱いと、ここで自分自身との闘いに負け、戦線を離脱していくことになります。
そのような人は多くいます。
②中小企業診断士の勉強ができない言い訳をするようになる
- 自分に言い訳をするようになります
モチベーションが下がって、中小企業診断士の勉強をできないようになってくると自分自身に言い訳をするようになります。
情けない弱い自分を認めたくないからです。
「仕事が忙しかった」、「時間がなかった」、「疲れていた」、「病気になったから」、などいろいろ自分に理由をつけて勉強しなかった言い訳を自分にするようになります。
凡人だから仕方ありません。私もそうでした。
やればできるはずと思っていても、結局やらないのです。それが凡人です。ですが、凡人でもここで気持ちを強く持って、勉強を継続していけば中小企業診断士試験合格につながるのです。
それを忘れないことが大切です。
③中小企業診断士の勉強から背をむけるようになる
- 中小企業診断士という言葉を耳にしたくないようになります
中小企業診断士になろうと思って勉強しても次第にモチベーションが下がり、勉強しないようになっていきます。
そして、自分に勉強しない言い訳をするようになります。
次の段階は、中小企業診断士という言葉から逃げるようになります。
背をむけるようになります。
こんな例があります。私は、中小企業診断士の一次試験対策として資格予備校に通っていました。ですが、途中で来なくなる人がいるのです。高額な受講料を払っているから、ずいぶんもったいない話です。
でも気持ちはわかります。彼らは中小企業診断士の勉強をあきらめたのです。本心ではあきらめたくはなかったでしょうが、戦線から離脱したのです。
中小企業診断士になりたくて一念発起し、高額な受講料を払って勉強することを選んだのに、結局勉強をやめ、あきらめるという道を選んだのです。自分のふがいなさを感じていると思います。自分自身に負けた、とも思っているでしょう。
ですから、しばらくは「中小企業診断士」という言葉を聞きたくないのだと思います。その気持ちはなんとなくわかりました。
メンタル面を強化する方法
①なぜ、中小企業診断士になりたいのか自分に問いかけ理由を明確にする
②どうなりたいのか、なった自分の姿を想像する ③そのために何をするのか明確にする |
①なぜ、中小企業診断士になりたいのか自分に問いかけ理由を明確にする
- 中小企業診断士になりたい理由を明確にする
中小企業診断士になるのを途中でやめてしまう人は、ある意味現状の生活や仕事にそれほど不満を抱えていない人が多いはずです。
中小企業診断士になれなくても、現状の生活や仕事を維持継続できる人は、別に中小企業診断士になれなくてもいいや、と思ってしまうからです。
もともと、中小企業診断士になれば箔がつくとか、同僚と差別化できるとか、そのような考えで中小企業診断士になろうとしたとも考えられます。つまり、動機が強固ではないのです。ですからあきらめられるのです。
途中で簡単にあきらめないようにするためには、中小企業診断士になりたい理由をはっきりさせて、自分自身に納得させることが重要です。
このような理由で絶対中小企業診断士になるのだという理由を明確にし、自分自身に納得させてから勉強を進めていくようにします。勉強途中でモチベーションが下がったら、このことを思いだし、自分自身の心にやる気の炎を再点火していくことが大切です。
②どうなりたいのか、なった自分の姿を想像する
- 引き寄せの法則を利用する
人間には、いつも想像しているとその想像通りの現実が訪れるという力があるようです。これは引き寄せの法則と言います。
かつてはアポレオン・ヒルが同様のことを「思考は現実化する」という表現で言っていました。
ようするに、中小企業診断士になった自分の姿や日常の行動を想像する、ということです。いつも考えているとそれが現実になるということです。
非科学的かもしれませんが、そのような思いの強さは現実にも少なからず影響を及ぼすのではないかと、経験上考えています。証明はできませんが。
③そのために何をするのか明確にする
- やることを明確にして、計画を立てます
やることを明確にすると、気持ちも定まります。
やらなければいけない、という意識も生まれます。
目標が定まることで、メンタル面も強化されます。
ただし、やることは頭にあるだけはでだめで、紙などに書くことによって、それは初めて目に見える明確なものとなります。実際に書いてみることが大切です。
これを細かく表したものが計画です。
中小企業診断士になるためには、勉強しないといけません。でもただ闇雲に勉強を開始しても合格は難しくなります。
やることを明確にして、計画的に勉強をすすめていく必要があります。
まずは、合格者の体験談等を読み、合格者がどのように勉強していったのかを研究してみると良いです。
- 受験体験記・受験体験談の研究
いろいろ体験談を読み、どのような勉強法が自分に合っているか考えて、自分に適した方法を採用します。
体験談を読んでいると、なんとなく合格するのに必要な勉強時間もわかってきます。勉強方法などもわかってきます。
これらを元にして、具体的な中小企業診断士勉強計画を作っていきます。
- 勉強計画の策定
受験体験記・受験体験談の研究が終わった段階で、自分自身の勉強計画を作っていきます。ギチギチの計画だと何かあった時修正できません。ある程度余裕を持った計画を作って勉強していくのが良いでしょう。
計画実施チェック表なども作成し、計画の実行具合をチェックするのをお勧めします。
まとめ
メンタル面が弱いとこうなります
やる気は長期間継続しません
中小企業診断士という言葉を耳にしたくないようになります メンタル面を強化する方法
中小企業診断士になりたい理由を明確にする
引き寄せの法則を利用する
頭にあるだけではだめで、紙などに書くことによって、それは初めて目に見える明確なものとなります。 |