中小企業診断士の視点:副業オーナーにはリストラはない

副業オーナーにはリストラはない

最近はどんな大企業であっても安泰ではありません。

いつリストラにあっても不思議ではなくなりました。

しかも若いうちにリストラをされることはなく、これからお金がかかるというときにリストラされるのが一般的になっています。

つまり45歳ぐらいで、リストラにあってしまうのです。これは最近のニュースを見ていれば明らかです。

そのような世の中になってしまったのです。

これは自分一人がいくらあがこうが変化することはありません。

ではどうすればよいのか。

その答えの一つが副業をすることです。

今回は副業について書くことにします。これを読むと、副業の大切さがわかるようになります。

中小企業診断士の視点:副業オーナーにはリストラはない

記事の内容

  • 副業オーナーにはリストラはない
  • 本業でリストラされても副業があれば安心
  • 経営の視点でも副業はセオリーに合っています
  • 副業も複数もつと安心できます

この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが体験を含めて書いています。

副業オーナーにはリストラはない

  • オーナーになればリストラはない

リストラにあうのは、雇われているからです。自分が事業のオーナーになればリストラにあうことはありません。

ですから、副業でオーナーになれば良いのです。

副業といってもバイトではオーナーではないので、ダメです。バイトではいつバイト先をクビになるのかわかりません。

オーナーになることが重要なのです。とはいってもあまり手広くやると失敗のリスクがあります。

小規模で、人を雇うのではなく助けが必要なときは外注するのが良いでしょう。

自分がオーナーになれば、儲けがあろうがなかろうが、クビになることはありません。辞めるのは自分次第です。自分があきらめたときが辞めるときなのです。

本業でリストラされても副業があれば安心

  • 副業で安心

サラリーマンなどで、リストラされて一番痛いのは収入源が絶たれることです。しかもサラリーマンは収入源がひとつしかないのです。でも副業でもう一本収入の柱があれば、安心できます。

これはいってみれば、製造業で親企業に依存している下請け企業と同じような関係です。親会社がいらないと判断されればすぐに切り捨てられてしまいます。だから無理難題を言ってきても従うしかなくなってしまうのです。

ですから、現在下請け企業は一社に依存するのではなく、複数の企業と取引をするようにしてリスク分散を図っています。

また、中小の製造業であっても、下請ではなくメーカー的な立場になろうと頑張っている企業もあります。

ようするに、サラリーマンも同じで収入源が一つしかないと、今後生きていく上で大きなリスクを抱えていることになります。

下請け企業が複数の取引先を確保してリスク分散を図るように、今後はサラリーマンも副業で、収入源を複数にしないと安心できない時代となったのです。

逆に副業である程度稼げるようになれば、経済的にも精神的にも余裕が持てるようになります。

経営の視点でも副業はセオリーに合っています

  • 収入源を複数持つことは経営的にも正解です

企業経営では、収入源を複数持つことは理にかなっています。

一つの事業に限っても、お得意さんは一社(一人)だけでなく、複数のお得意さん(納入先)があったほうが良いのです。

また、中小企業であっても本業だけではく不動産収入がある会社というのも結構あります。

本業は、景気の波で業績が左右されることがあり、経営が不安定になることもあります。ですが不動産収入は安定した収益が得られるので、本業プラス不動産事業で経営的にはかなり安定しています。

このように、企業経営では複数の事業を行う(分散化する)ことは、そう珍しいわけではありません。

理にかなっていて、経営的には良策といえます。

これはサラリーマンに置き換えても、同じことがいえると考えます。

今の時代、一つの会社からの収入だけに依存していては危ないのです。いつリストラされるかわからないからです。

自分の身は自分で守る必要があります。

そのやり方の一つが副業なのです。

副業も複数もつと安心できます

  • 副業も一つではない

副業は一つだけとは限りません。複数持つのが望ましいといえます。

どんな商売でも、いつ終焉がくるのか予測するのは困難です。

例えば、リスクが少なく資本が少なくてもできる副業として、最近ユーチューブに参入する企業・個人が増えています。

でも、つい最近ユーチューブ側で子供向けの内容だと判断された動画には、ユーチューバーの収集源となる広告に制限が課せられるという事態になり、収入が激減したユーチューバーもいたようでした。

と、このようにどんなビジネスであってもリスクはあるのです。

そのリスクを回避するには、副業も分散したほうが良いということです。副業も複数持つほうが良いということです。

前にも書きましたが、いずれの副業もオーナーの立場になることがポイントです。

副業を持ち、そのうちサラリーマンの収入に魅力がなくなる時が来るかもしれません。その時は、自身の経営判断で、サラリーマンを辞めて、その時間をまた別の副業にあてるという選択もあるかもしれません。

これから先の世の中は、会社はもうあてにはなりません。自分の人生は自分で切り開いていく時代になったと強く感じます。

まとめ

  • 副業オーナーにはリストラはない

リストラにあうのは、雇われているからです。自分が事業のオーナーになればリストラにあうことはありません。

  • 本業でリストラされても副業があれば安心

サラリーマンは収入源がひとつしかありません。でも副業でもう一本収入の柱があれば、安心できます。

  • 経営の視点でも副業はセオリーに合っています

収入源を複数持つことは経営的にも正解です

  • 副業も複数もつと安心できます

副業は一つだけとは限りません。複数持つのが望ましいといえます。

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。