中小企業診断士一次試験と二次試験では求められる能力が異なる?

次の中小企業診断士二次試験合格で中小企業診断士!!

さて、中小企業診断士一次試験の合格発表がありました。

合格された方、おめでとうございます。

 

次は二次試験です。

二次試験に合格すれば、ほぼ中小企業診断士になれます。

あともうちょっとです。頑張っていきましょう。

 

ゴールはもうすぐです。

 

そうはいっても、一次がギリギリだった人もいるでしょう。

そのような人は、優秀な人が集まる二次試験合格に自信が持てないかもしれません。

 

でも、大丈夫です。

一次試験と二次試験は違います。

一次試験がギリギリだった人も自信を持って二次試験に臨みましょう。

 

何の根拠もなくいっているわけではありません。

 

KAZUTOYOは一次試験と二次試験は求められる能力が異なっていると考えているからです。

 

今回は、そのことについて書いていきます。

自信がもてなくても大丈夫です。

一次に合格された方には皆平等にチャンスがあります。

中小企業診断士二次試験合格に向けて頑張っていきましょう。

 

中小企業診断士一次試験と二次試験では求められる能力が異なる?

記事の内容

  • 中小企業診断士一次試験に求められる能力
  • 中小企業診断士二次試験に求められる能力
  • 優秀な方でも中小企業診断士二次試験にボロボロ落ちる理由
  • 一次試験ギリギリでも勝てるチャンスは十分

この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが自身の体験を踏まえ書いています。

 

中小企業診断士一次試験に求められる能力

  • 中小企業診断士一次試験で求められるのは理解力と記憶力

KAZUTOYOは一般に試験に求められる能力は、次の3つだと考えています。

  1. 理解力
  2. 記憶力
  3. 思考力

以上の3つです。

 

このうち、中小企業診断士一次試験で求められる能力は、主に理解力と記憶力の2つではないかと考えられます。

理解力が求められる試験の典型が「財務・会計」です。理解していないと、ちょっと難しくなると合格点をとるのが困難となる試験科目です。

 

記憶力が求められる試験科目の典型が「運営管理」です。この科目は記憶しないと点数はとれません。

 

中小企業診断士の一次試験は理解力と記憶力が多く求められていて、思考力というのは理解力・記憶力と比べれば、多く求められていない試験だとKAZUTOYOは考えています。

 

従って、中小企業診断士の一次試験では理解力と記憶力が優れた人で頑張った人は合格できるのです。

 

中小企業診断士二次試験に求められる能力

  • 中小企業診断士二次試験で重要な能力は思考力

中小企業診断士二次試験では、理解力、記憶力、思考力の中で特に求められる能力は思考力だとKAZUTOYOは考えています。

中小企業診断士の試験は一次で理解力と記憶力を試され、二次では思考力を試す、という2つの段階になっていると考えています。

 

中小企業診断士になるには、3つの能力をバランスよく併せ持っていることが要求されるということだと思います。

一次試験で学んだ知識を基に組み合わせ、思考して解答していくという能力が求められているのです。

 

優秀な方でも中小企業診断士二次試験にボロボロ落ちる理由

  • 学業では主に理解力と記憶力が求められていた

学校の成績は理解力と記憶力が良ければ、試験で良い点数を取り、良い成績を残せました。良い成績を残したものが優秀な人だったのです。

思考力というのは、学業の中ではそれほど重要ではなかったと思います。

 

思考力が抜群でも学業では優秀でなかったアインシュタイン

  • 典型的な例はアインシュタインです。

頭の中で、相対性理論を考えたのですから思考力は群を抜いて優れています。

でも1895年、スイスの名門、チューリッヒ連邦工科大学を受験するも総合点が合格基準に足らず失敗するなど誰もが認める超優秀な学生ではなかったようです。(一部の科目だけ優秀だったのでなんとか特別に大学に入学できたとのことです)

 

日本でも事情はそれほど変わらないはずです。

理解力と記憶力がよければ、テストで良い点をとることができ、その基準で優秀さが判断されたからです。

 

中小企業診断士二次試験では思考力が求められる

中小企業診断士二次試験では、理解力や記憶力よりも思考力が求められる試験内容だったことが、いわゆる有名大学出身の優秀な方でもボロボロ落ちる試験になったのだと考えています。

 

もともと求められる能力が違った

勉強して知識を蓄え、それを吐き出す試験では好成績を修めても、知識を材料にして思考して答えを導く試験では好成績を残せなかったのではないかと、KAZUTOYOは考えています。

 

一次試験ギリギリでも勝てるチャンスは十分

  • 求められる能力が異なるのでチャンスは誰にもあります

中小企業診断士の一次試験で求められる能力は理解力と記憶力だと考えています。その2つの能力があり、かつ努力したものが、資格予備校の模試などでも好成績をとり、成績優秀者の多くは本番の一次試験でもほぼ合格を勝ち取っていきました。

 

でも中小企業診断士の二次試験は求められる能力が一次とは違うのです。KAZUTOYOは二次では思考力が求められると考えています。

 

求められる能力がそもそも違うので、一次試験の成績優秀者が二次試験でも優秀者になるかというとそれは一概にそうとは言えないのです。

 

若い方で二次試験の勉強をそれほど積んでいなくてストレート合格を果たしている例もあります。

その方は、もともと思考力は十分あったためではないでしょうか。

 

でないと、一年間二次試験の勉強をしてきたのに二回目の二次試験でも多くの方が涙を呑むという結果には納得できないものがあります。(KAZUTOYOは二次試験3回目でやっと合格です)

 

何を言いたいのかというと、一次試験と二次試験では求められる能力が異なるということです。ですから一次試験ギリギリ合格でも、それは二次試験の点数には関係ないのです。

求められる能力が異なるので、自信をなくす必要もないのです。

 

二次試験まで、あと一ヵ月ちょっとです。

合格を念じて、頑張っていきましょう!!

中小企業診断士試験はトライアスロンか?

ここまで書いてきてふと思いました。

中小企業診断士の試験て言ってみれば、トライアスロンに似ているかもしれないと。

トライアスロンは、水泳、自転車、長距離走で競います。

3つの能力の総合力なのです。

そもそも水泳の能力と走る能力は違います。長距離走が得意な人でも泳げない人はいます。

そんな人はトライアスロンでは勝負になりません。

 

中小企業診断士試験もKAZUTOYOは一次試験が理解力と記憶力、二次試験が思考力と、求められる能力が異なると考えています。

思考力が弱いと、二次試験では失敗するのです。

 

こう考えると、中小企業診断士の試験はトライアスロンと考え方が似ているかもしれない、と思ったのです。

これは、どうでも良い話です。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。