コロナによる旅行業への影響の大きさ
新型コロナウィルスの影響は、世の中に大きな影響を与えています。
特に旅行業界に大きな影響を与えていることは、誰でも知っていることと思います。
本日、地元新聞に新型コロナウィルス感染症が旅行業界に与えている影響について、具体的な数値をもとにした記事が掲載されていました。
それをシェアしたいと思います。
新聞記事では、日本旅行業協会、定期航空協会(国内の航空会社が集まる協会)、日本ホテル協会(約240のホテルが加盟)の3つの協会について、それぞれの影響について書かれています。
この記事を読むと、新型コロナウィルスは旅行業に大きな影響を与えたこと、今後も与え続けていくことがわかります。
Contents
コロナによる旅行業の影響の大きさはどのくらい?
記事の内容
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この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
日本旅行業協会の報告
- 前年同月比69%減少
日本旅行業協会は17日、新型コロナウィルス感染症の影響により、主要業者が3月に取り扱う国内・海外旅行の金額は前年同月比69%減少の1441億円になるとの予測をまとめました。
前年同月比69%減少の1441億円ということは、1年前の3月は4648億円だったということです。激減と言っても良いでしょう。
相当厳しい経営に陥っているのです。
なお、同協会では今年の4月も同程度の減収になると予測をしています。
定期航空協会の報告
- 3月の予約客数、国際便は前年比60%減少
定期航空協会は、国内の航空会社が集まる協会です。
同協会では国際線の運休・減便が拡大し、国内線の減便の動きも急激に拡大していると報告しています。
3月の予約客数は国際便が前年の60%減、国内線は45%減の水準になっているとのこと。
定期航空協会は2月末時点では、新型コロナウィルス感染症による影響で3ヵ月の減収を約1000億円と推測していたのですが、3月13日には3倍の3000億円の減収になると変更しました。
こちらも当初の予想をはるかに超えて、売上が激減していることがわかります。
日本ホテル協会の報告
- 3月の客室稼働率は前年同月比44%減の32%
日本ホテル協会は約240のホテルが加盟する団体です。
同協会によると、2月の客室稼働率は前年同月比16%減の58%で、3月は44%減の32%に低下とのことです。
宴会部門もキャンセルが急増し、売上が大幅に減っていて「悲惨な状況」になっているとしています。
政府への支援要請
- 旅行業界は政府に支援を要請
上で見てきたように新型コロナウィルス感染症による影響で、旅行業界は経営的に厳しい状態に置かれています。
そのため、旅行業界では政府に支援を求めています。
日本旅行業協会は、雇用調整助成金の拡充などを求め、航空業界は空港使用料や航空機燃料税の支払い猶予、減免を求めたとのことです。
まとめ
コロナによる旅行業の影響の大きさはどのくらい?
3月に取り扱う国内・海外旅行の金額は前年同月比69%減少すると予測しています。
3月の予約客数、国際便は前年比60%減少です。
3月の客室稼働率は前年同月比44%減の32%です。
経営的に厳しい旅行業界は政府に支援を要請しています。 |