楽して生産性を高めるパワードスーツ
最近、パワードスーツがいくつかの産業分野で使われ始めているようです。
パワードスーツを利用すれば、いままできつかった仕事も楽にできるようになります。
また、仕事の生産性も高まります。
「中小企業診断士の視点:成功するには時間がかかる話」のブログページで、空調服のことを書きましたが、パワードスーツも今度、徐々に使われるようになっていくと考えられます。
ということで、今回はパワードスーツの話です。
この記事を読むと、パワードスーツのことがわかるようになります。
Contents
中小企業診断士の視点:楽して生産性を高めるパワードスーツ
記事の内容
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この記事は、中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
パワードスーツとは何か
- パワードスーツは筋力をアシストする装着器具のこと
パワードスーツは人体に装着する器具で、電動や圧縮空気により人間の筋力をアシストする骨格型、あるいは衣服型の装置のことです。
パワードスーツという言葉は、もともとSF作品から生まれたものです。
パワードスーツ以外の呼び方として、ロボットスーツ、パワーアシストスーツ、マッスルスーツなどという名称も使われています。
主に、人間の腰の動きをアシストするものが多いのですが、腕の動きをアシストするものなどもあります。
パワードスーツのメリット・デメリット
- 仕事が楽になり体を傷めないが高価格
パワードスーツのメリットはいくつかあります。次に述べていきます。
きつい仕事が楽にできる
いままでは、重いものを持ったり運んだりする仕事は体に負担がかかりました。腰を痛める原因ともなり、同じ仕事を長期間継続するのが困難なこともありました。
でも、そのようなきつい仕事も楽にできるようになります。体への負担も少なくてすみ、仕事が長続きできるようになります。
従業員を集めやすくなる
きつい仕事をやりたい人はそうはいません。仕事を探している人も、仕事内容で選んでいる場合も多いのです。
ですが、きつく思えるような仕事であっても、「当社ではこのようなパワードスーツを使っていますから、楽に仕事ができます」というような文面で仕事を紹介すれば、従来よりも従業員を集めやすくなります。
従業員の定着率が良くなる
たとえ、きつい仕事を覚悟して働きはじめても、体がついていかなくなれば、仕事を辞めざるをえません。そして辞めたらまた補充ということをしても、仕事のやりかたに変化がなければ、同じことを繰り返すことになります。
授業員の定着率は高まりません。
ですが、パワードスーツを仕事に利用すれば、肉体的な消耗はある程度緩和されるので、体がついていかず仕事を辞めるということはある程度防止できると考えられます。それによって従業員の定着率が良くなることが期待できます。
パワードスーツのデメリット
- 高価なこと、見た目はよくないこと
パワードスーツ採用のデメリットは、まず価格が高いことです。
ある程度ちゃんとしたものだと、安いものでも10万円以上はするようです。
大企業はまだしも、中小企業でまとまった数を取り入れるのは難しいかもしれません。
あとは、見た目が良いというわけではありません。また物にもよりますが、ある程度の重さもあります。
パワードスーツの活躍分野
介護、農業、製造業等
様々な分野で利用できるようです。高齢になってもパワードスーツがあると仕事ができる場合もあるようです。
建築現場や工場内での重量物運搬、移動作業
写真出所:https://www.hitachi-systems.com/ind/robotics/robots/other/musclesuit/
農場現場での農作物運搬
写真出所:https://www.hitachi-systems.com/ind/robotics/robots/other/musclesuit/
果樹栽培農家(ブドウの栽培の作業用)
写真出所:https://agri.mynavi.jp/2018_10_06_42353/
要介護者への介護作業
写真出所:https://www.hitachi-systems.com/ind/robotics/robots/other/musclesuit/
まとめ
筋力をアシストする装着器具
仕事が楽になり体を傷めないが高価格
介護、農業、製造業等で採用されています。高齢者でもパワードスーツがあれば働ける場合もあります。 |