中小企業診断士の視点:コロナの影響で店舗の売上・来客が激減【百貨店・レストラン】

コロナの影響で店舗の売上・来客が激減

新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、店舗への営業停止要請や人々の外出自粛により店舗ビジネスの業績が悪化しています。

今回は、百貨店とレストランの業績悪化状況が具体的な数値として、地元新聞に掲載されていたのでそれをシェアさせていただきたいと思います。

この記事を読むと、百貨店とレストランがどのような状況になっているのかわかります。

 

コロナの影響で店舗の売上・来客が激減

記事の内容

  • 百貨店の売上状況
  • レストランの来店件数

この記事は一級販売士で中小企業診断士のKAZUTOYOが地元新聞の記事を参考に書いています。

百貨店の売上状況

4月の売上状況

  • 4月1日~16日では、前年同月比65%減少

日本百貨店協会は24日、4月1日~4月16日の主要百貨店の売上高前年同月比約65%減だったと発表しました。

4月末までには、更に売上は落ち込む見込みとなっています。

国の緊急事態宣言が全国に拡大し、休業する店舗が広がっているからです。

全国百貨店の売上高は月間としては、過去最大の減少率になることが確定的となっています。

 

3月の売上状況

  • 3月は、前年同月比33%減少

3月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比33.4%減少となり、この減少率は過去最大だった1998年3月の20.8%減少を大きく上回る結果となっています。

4月の売上はさらに悪化することは確実としています。

 

地域別で見た売上高

  • 札幌が最も減少率が大きく、46.1%減

3月の売上実績を減少率の大きい順から地域別に見ていくと、ワーストベスト3は以下のようになります。

  1. 札幌(46.1%減)
  2. 大阪(42.2%減)
  3. 東京(34.6%減)

主要都市全体では、36.2%減ということです。

 

商品別で見た売上高

  • 衣料品が最も減少率が大きく、39.9%減

百貨店の商品別で見た売上高の減少率は以下のようになります。

  1. 衣料品(39.9%減)
  2. 雑貨[化粧品や貴金属を含む](34.6%減)
  3. 食料品(23.9%減)

また、3月の訪日外国人による免税売上高は85.7%減少と大きくマイナスとなっています。

 

レストランの来店件数

  • 4月の来店客数は前年同月比89.2%減少

飲食店の予約サービスを手掛ける東京のテーブルチェックの調べによると、4月の1店舗当たりの来店件数は前年同月比89.2%の減少になることがわかりました。

予約システムをとっている店舗に限定されるデータなので、飲食店といってもある程度の高級感のあるレストランのようなタイプの飲食店の話であると、推察できます。(同社は全国4千店の飲食店のデータを持っているとのことです。)

新型コロナウィルスの感染拡大が、飲食店に対していかに大きな打撃を与えているかがわかります。

1店舗当たりの来店件数

  • 1日13件が1日1件に激減

同社のデータでは、2019年4月では飲食店舗1日平均13.0件の来店があったのに対し、2020年4月は1.4件となっています。1年前の4月には1日13組のお客様が、今年の4月は1日たった1組しか来店しなくなったということです。いかに厳しい状況になってしまったのかわかります。

 

ちょっと関係ないけど良い話

テーブルチェック社の社是に感動

テーブルチェックのことは、ほとんど知らなかったので同社のホームページを「チェック」したところトップページに社是(経営理念ともいいます)が書かれていました。

項目だけ上げると次のようになっています。

  1. 明日はないものと思うこと
  2. 損して得取ること
  3. 美醜を意識すること
  4. 誤解を恐れないこと
  5. 心の平穏を保つこと
  6. ローマは1日にしてならず
  7. 妥協せず、慢心せず、謙虚であること
  8. よっしゃ、ここらで遊び心

ホームページには項目ごとの説明もちゃんと書かれています。

読んで、感動しました。

素晴らしいと思いました。

 

素晴らしい社是ができた理由

なぜ、こんな素晴らしい社是ができたのだろうと思います。

株主・アドバイザーに有名企業や元ソニー社長、会長を務めた出井伸之氏も名を連ねていることから、テーブルチェック社は単なるぽっと出のIT系のベンチャー企業ではないことがわかりました。

(KAZUTOYOは家電量販店の店員だったこともあり、ソニーには親しみがあります。最近もα6400というソニー製の一眼カメラも購入しています。)

興味がある方は同社のホームページのトップページに書かれていますから、ご覧ください。(下の画像をクリックすると同社ホームページに飛びます)

 

社是が現実の経営姿勢に反映されている

ホームページの「お知らせ」を見ると、コロナ対策についても詳しく書かれています。

また、直近の「お知らせ」では「テイクアウト・デリバリー受付・前売り応援プラン 3つの新機能すべて「無償」提供ということも行っています。

 

行動原理が社是にあることがわかります。

中小企業診断士の勉強にも通じるものです。

非常に良い会社であると思いました。

 

まとめ

コロナの影響で店舗の売上・来客が激減

  • 百貨店の売上状況

4月1日~16日では、前年同月比65%減少

  • 飲食店(レストラン系)の来店件数

4月の来店客数は前年同月比89.2%減少

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。